魔夜峰央の埼玉dis漫画『翔んで埼玉』復刊 「東京に行くには通行手形がいる」

魔夜峰央の埼玉dis漫画『翔んで埼玉』復刊  「東京に行くには通行手形がいる」
魔夜峰央の埼玉dis漫画『翔んで埼玉』復刊  「東京に行くには通行手形がいる」

『翔んで埼玉』/画像はすべてAmazon.comより

パタリロ!』などの作品で知られる漫画家・魔夜峰央さんによるギャグ漫画「翔んで埼玉」が、12月17日(木)宝島社のこのマンガがすごい!Comicsより新装版となって復刊される。

本作は、埼玉県民が完膚なきまでに迫害される架空の東京を舞台に、容姿端麗な主人公・麗麻実が差別を撤廃するため、埼玉解放テロ組織に身を投じていくという物語。

新装版の特典として、新規描き下ろしのあとがき漫画も収録予定となっている。

幻の名作漫画が奇跡の復刊!

「翔んで埼玉」は、1986年に刊行された短編集『やおい君の日常的でない生活』に収録されている作品。執筆当時、埼玉県在住だった魔夜峰央さんの実体験がたっぷりと詰まった自虐系ギャグ漫画だ。

作中では「埼玉から東京に行くには通行手形がいる」「一生に一度は三越に行くのが埼玉県民の夢」「埼玉県民にはそこらへんの草を食わせておけ!」といった痛烈な埼玉ディスが幾度となく登場。ネット上では幻の名作としてたびたび脚光を浴びていた。 11月2日には、アイドルグループ・関ジャニ∞の村上信五さんとタレントのマツコ・デラックスさんが司会をつとめるバラエティ番組「月曜から夜ふかし」でも紹介されるなど、大きな注目をあつめた。 埼玉県を舞台にした漫画といえば「埼玉県ってなに!? そんなところ知らない!」という衝撃のセリフからはじまる「まんがでよくわかる」シリーズ収録の作品『埼玉県のひみつ』が、7月に一般書籍として刊行された。

何かとイジられがちな埼玉県。名作かつ迷作との呼び声も高い『翔んで埼玉』の復刊とあって、ファンのみならずともチェックしたいところだ。
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