CGにこだわらないアクションシーンがすごい!
「ミッション:インポッシブル」の注目するべきポイントは、映画の予告動画やポスターでもおなじみの、トム・クルーズさんのスタントなしで挑んだアクションシーン。空を飛ぶ軍用飛行機のドア外部に張り付き、そこから内部へ侵入しようとするシーンは、監督のクリストファー・マッカーリーさんが冗談でトムさんに持ちかけたアイデアであり、それを気に入った彼が実行に移したという意外な誕生秘話を背景としている。
標高が300メートル上昇するごとに気温が3度下がるという過酷な寒さの中、スーツ姿で挑戦したトムさんの迫力満点のシーンは、彼のプロ意識とこだわりを感じること間違いなし。
また、潜水シーンを撮影するために、トムさんはダイビングのスペシャリストの指導のもと、3分間潜水できるまでトレーニングを重ね、編集なしのロングテイクの潜水シーンにも挑んだという。
シリーズ全作、各国が舞台となる撮影現場にも注目!
本シリーズは、作品ごとにさまざまな舞台を撮影のロケーションとしている。1作目、2作目では、カリフォルニア州・ロサンゼルスやユタ州のデッド・ホース・ポイント・ステイト・パークといったアメリカ国内を主な撮影地としてきたが、3作目からはアメリカ国内にとどまらず、イタリアのローマ、中国の上海、ドイツのベルリン、バチカン市国など、舞台を世界へと広げていった。
4作目での有名なシーンでもある、アラブ首長国連邦・ドバイの世界で最も高いビル「ブルジュ・ハリファ」でソロクライミングをする、トムさんのスタントなしのシーンは必見だ。
今回の5作目は、オーストリア・ウィーンの地下鉄、ウィーンのステートオペラハウスでのスタント・シーン、そしてモロッコ・ラバットでのアクションシーンや、カサブランカでのレースシーンなど、ヨーロッパやアフリカ北部を中心に撮影された。
本作の注目の的となっている飛行機のアクションシーンは、イギリス・ロンドンの王室空軍訓練場で撮影されたものである。
すでに6作目の制作も発表
1996年からスタートした本シリーズは、トム・クルーズさんが初めてプロデュースをつとめた作品でもあり、個人的な思い入れが強いという。世界各国を舞台とし、その国の人や文化を知る素晴らしい機会を与えてくれるものであるという彼の熱意のこもった本作は、今後も目を離せないシリーズとなるだろう。
さらに、すでに6作目の撮影も発表されている。6作目には、主要キャストとしてジェレミー・レナーさん、サイモン・ペッグさんやポーラ・パトンさんといったこれまでのシリーズ作品の出演者も名を連ねており、主人公のイーサン・ハント率いるチーム全員のカムバックが期待される。
執筆者:たぶちゆう
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