シークレットゲスト!? BiSH登場!
シークレットゲスト登場のアナウンスがかかるも、もはや会場にいるほとんどの観客が正体を知っており、矢継ぎ早にメンバーの名前を叫んでいるという状態に。そしてついにBiSHの面々が登場すると、ファンが一気にステージの方へ詰めかける。
1曲目の「SCHOOL GIRLS, BANG BANG」では、初ライブでのパフォーマンスにもかかわらず、ファンも即座に順応し、BiS現場がそうであったようにフロア前方への圧縮、リフト(肩車)で推しメンへの指差しなど、特有の狂乱っぷりを見せていた。さすが元・研究員たちといったところだ。 メンバー4人の自己紹介が終わると、BiSHファンの新たな呼称を発表。「研究員」ならぬ「清掃員」の名が与えられた!
「クソアイドル」だから「クソを掃除していく」といった意味合いなのだろうか? 清掃員たちには、ぜひともクリーンな現場をつくり上げていただきたい。 BiSH現場では、ライブ時の写真撮影は可能だが、「録画・録音は、運営がその場でカメラを叩き壊す」など冗談まじりに忠告。
4月28日にクソまみれMVが公開され話題になった楽曲「BiSH-星が瞬く夜に-」や、ロックチューン「サラバかな」、メタル調なナンバー「ぴらぴろ」、BiS時代からの仕掛け人兼マネージャー・渡辺淳之介さんの仮歌バージョンも話題になった「スパーク」の4曲を立て続けに披露。 これらの楽曲は、音源配信/音楽情報発信サイトのototoyにて期間限定でフリーダウンロードできたため、すでに楽曲を聴き込んでいるファンたちのテンションが一気に爆発! 凄まじく熱を帯びた彼女たちの初ライブは、一瞬の出来事のように過ぎ去っていった。
なお、この日は、はじめてのチェキ会も実施。限定9枚のみ用意されていたので、清掃員たちは物販に走ったに違いない!
彼女たちの初のワンマンライブは、早くも5月31日(日)に中野・heavy sick ZEROにて開催される。チケットは5月2日(土)に発売となるので、要チェックだ!
BiSH/BiSH-星が瞬く夜に- [OFFICIAL VIDEO]
90年代にタイムスリップなセットリストのDJゆうたむ
続いてDJブースに舞い降りたのは、2008年以来、7年の活動期間を経て2015年4月にAV女優を引退した並木優さん。「元・AV女優の並木優です」と自己紹介すると、「お世話になってましたー!」と声があがる場面も。
かねてからDTM、DJ分野で活躍してきた彼女の選曲は、globeにTRF、TVアニメ『幽遊白書』のオープニングテーマ「微笑みの爆弾」、そしてスキャットマン・ジョンに「恋のマイアヒ」、DJ OZMAさんの「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」、ゴールデンボンバーの「女々しくて」など、90年代から00年代に一世を風靡した楽曲を中心としたチャラめのセットリストで、ステージで転換作業をしていたNDGのメンバーたちも騒ぐほどに会場全体を沸かせていた。
ぐっちゃぐちゃのわっちゃわちゃ! メガネも吹っ飛ぶNDGの乱痴気騒ぎ!!
イベントのトリを飾るのは、「東京で一番面白いバンド」「面白いだけのバンド」と巷で評されるカオティックバンド・NDG!パンクやハードコアのエッセンスをレイブに落とし込んだ楽曲を展開し、元・落語家、ダンサー、漫画家など、異色の経歴の持ち主で構成された10人ほどいるメンバーのほとんどが楽器を持たず、ラップや歌唱、奇想天外なパフォーマンスの数々を行う。 彼らのライブにおいて、客席へのダイブなどはもはや通常モード。盛り上がった男性客と男性メンバーがディープキスをするなど、お祭り騒ぎを超えた軽い暴動のような空間に。
それでもメンバーたちは「盛り上がり、足りなくね?」と奮い立たせ、沸き立つフロアをさらに煽っていく。 現場を撮影していても風圧を感じるような具合で、どこから人やモノが降ってくるかわからない。実際、筆者のメガネは、どこかのタイミングであさっての方向に吹き飛ばされ、モッシュの海の藻屑となったのだった……。 基本的にはピースフルなライブなのだが、この乱痴気騒ぎに足を運ぶ際には、こういう事態もあるかもしれないので、その辺にご注意いただきたい!
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