『仮面ライダーディケイド』などで知られる俳優の井上正大さんが、ソーシャルVR・VRChatで大型フェス「パラクロス」を12月13日(日)に開催する。
本イベントは、7月に開催したVRChatフェスをさらに拡大・強化したもの。イベント開催が明かされた11月3日には、タイの俳優/アーティストのNoeul Nuttarat(ノウル・ナッタラット)さんの出演が発表された。
また、会場を盛り上げる有志のパフォーマーと運営スタッフの募集もスタートした。パフォーマーは音楽やダンスに限らず、VRChat内イベントの出張出展などもOKとのことだ。
VRChatでも大立ち回り! 特撮俳優・井上正大
井上正大さんは、2009年に演じた特撮ドラマ『仮面ライダーディケイド』の主人公・門矢士/仮面ライダーディケイド役が特に著名な俳優。

井上正大さん
以後も「牙狼-GARO-」シリーズなどの特撮作品に出演。近年はYouTube特撮ドラマ『華衛士F8ABA6ジサリス』の主演/プロデュースなども手がけている。また、アーティストとしてオリジナル楽曲も発表している。
2026年からはVRChatに進出。ショート動画シリーズの投稿から始まり、5月にはVRChatで大規模な音楽ライブ公演を開催。7月には内容をさらにブラッシュアップした公演「井上正大デバッグフェス」も実施した。
その他にも、VRChatで開催された大型展示会「バーチャルマーケット2026 Summer」で、「洋服の青山」で知られる青山商事の出展ブースに協力。3Dキャラクターが大立ち回りを演じるヒーローの監督・モーションアクターをつとめた。
さらに、VRChat上で特撮ドラマの撮影も進めるなど、多角的的なVRChat活動に取り組む一人だ。
7月のVRChatライブがさらにパワーアップ!
井上正大さんはX上で、「パラクロス」は7月開催の「井上正大デバッグフェス」をさらにパワーアップしたものと説明している。
「井上正大デバッグフェス」では、VRChat上に30個の会場インスタンス(※)が展開。
それぞれで個別に割り当てられたパフォーマーが前座として出演した後、井上正大さんによる、空間演出を伴うきらびやかなライブパフォーマンスが披露された。

「井上正大デバッグフェス」の様子/筆者撮影
この時、井上正大さん(とバックバンド2名)は各インスタンスに直接現れるのではなく、その姿と声を映像のように中継配信することで全ての会場に出現。1000人を超える観客に向けてそのパフォーマンスを届けた。
今回のフェスでも、同様の方式で開催されると見込まれる。
※補足説明
VRChatでは、ユーザーが立ち入る空間は「ワールド」と呼称する。
そして、MMORPGにおける「サーバー」のように、元となるワールドのデータをもとに、ユーザーが実際に入場できる空間が作成される。
この「ユーザーが実際に入場できる空間」を、「インスタンス」と呼称する。そして、インスタンスには入場上限人数(最大80人)が設定されている。
通常、VRChat上で音楽ライブなどのイベントを行う場合、「入場上限人数 - 関係者の人数」がイベントの収容上限となる。
しかし、井上正大さんのライブでは上記の仕組みを使い、その上限を突破した形だ。
なお、井上正大さんのライブ以後、こうした「複数のインスタンスへの、出演者の姿・声の同時配信」技術は開発・検証が加速。今回のライブでは、その技術の中から運用段階に入った「LapisCast」が採用予定だ(外部リンク)。
共通項は「マゼンタ」 タイの人気俳優・Noeul Nuttarat
そして、井上正大さんとともに出演が予定されているNoeul Nuttaratさんは、タイの人気俳優の一人。タイと韓国のハーフで、歌手やモデルとしても活動している。
井上正大さんとは、2027年2月13日(土)に神奈川県の横浜YTJホールでコラボイベント「Noeul × 井上正大 MAGENTAコラボ」を開催予定。ライブとファンミーティングを組み合わせたイベントになるという。
なお、Noeul Nuttaratさんはマゼンタピンクがパーソナルカラーだが、井上正大さんも自身のオリジナルブランドに「MASTER MAGENTA」という名を冠するほど、マゼンタに縁深い人物だ。
“マゼンタな二人”がVRChatのステージでどんなパフォーマンスを披露するのか、そして他にもゲストが存在するのか、開催当日まで目が離せないイベントとなりそうだ。
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