VTuberの名前を日本語入力システム(IME)から変換できるようにする「VTuber変換辞書」が、同人サークル「風とバーチャル」のBOOTHで頒布されている。価格は1,800円。
有志によって収集された約1万人のVTuberの名前、計18,515語を収録。「こうがりゅうにんじゃぽんぽこ」と入力して「甲賀流忍者!ぽんぽこ」に変換するといった具合に、読みからVTuberの名前を呼び出すことができる。
日々新たなタレントがデビューし、個人勢を含めれば膨大な数にのぼるVTuberシーン。その名前を正しく書くための、ありそうでなかった入力支援ツールだ。
VTuberの名前を約1万人も収録──Microsoft IMEやmacOSにも対応
「VTuber変換辞書」は、VTuberの「読み」と「名前」の組み合わせを登録した変換辞書データ。8月15日・16日に開催された「コミックマーケット108」で頒布されていた。
基本的にフルネームと下の名前の双方が登録されており、例えば「きずなあい」「あい」のどちらからでも「キズナアイ」を変換候補として呼び出せる。

「VTuber変換辞書」でトリリオンステージ所属・七天八十院アエギスさんを入力してみた
対応する日本語入力システムはMicrosoft IME、Google日本語入力、ATOK、macOSの日本語入力。TSV(UTF-16LE)、macOS向けのplist、閲覧・編集用のExcelなど、各環境に対応したファイルが同梱されている。
作成を担当したのは、とぷんろぷさん。商用利用も可能で、同人誌の制作をはじめ、配信の切り抜き、コラボ配信、Wikipediaの編集など、VTuberの名前を大量に扱う場面での活用が想定されている。

甘狼このみ(あまかみ・このみ)さんも。当然、読み方を間違えると変換候補には出てこないので注意が必要だ
なお、収録基準の詳細は非公開。また、一部には日常語と同じ短い読みが登録されているため、意図しない候補が表示される場合もあるという。その点は注意が必要だ。
リリース後の更新や、新規VTuberの登録リクエストの受付は予定されていない。ダウンロード期限は2027年8月15日までとなる。
VTuberの歴史を記録してきたプロジェクト「風とバーチャル」
今回「VTuber変換辞書」を頒布する「風とバーチャル」は、VTuberジャーナリストの古月さんが主宰する、VTuberの歴史編纂/記録を目的としたプロジェクト。
2021年に発足し、VTuberや業界関係者へのインタビュー、ライターや研究者による評論、VTuberシーンで起きた出来事をまとめた年表などを収録する同人誌『風とバーチャル』を制作してきた。
2023年末に第1集を刊行し、2024年には第1.5集、第2集、第3集を発行。第3集をもって雑誌としての発行は無期限休止となったが、その後も蓄積してきた記録の整理は続けられている。
2025年末には、その集大成となる『「風とバーチャル」年表集+用語集』を刊行した。
同書には、VTuber成立以前の美術史やCG史、インターネット史まで遡り、2023年までの出来事を記録した約1万7000行の年表を収録。さらに「企業勢」「転生」など、VTuber文化を語るための約240語を解説した用語集も掲載されている。
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連載
2026年8月15日(土)・16(日)の2日間にわたって、東京ビッグサイトの東1~3・7ホール・西展示棟・南展示棟・東8ホール内外・屋上展示場・庭園他(サークル・企業ブース・コスプレエリア)で開催される“夏コミ”こと「コミックマーケット108」(C108)を特集。
11件のコメント



匿名ハッコウくん(ID:13772)
ちゃんと読めば誤字の例ってのはわかるんだけど、なんでわざわざ薄い字で書いてるのかが分からん
そもそもこの注意書きを載せてる時点で誤解を招きやすいって自覚があるわけだし、ポスタービジュアルとして失敗では?
匿名ハッコウくん(ID:13754)
このビジュアルにあるように誤変換があるから正しく変換出来るように辞書をって話でしょ?
まぁぱっと見で分かりにくい表現ではあるとは思うけどね。
それなら「あえんびえん」を変換出来るってアピールのほうが伝わりやすかったかもね
匿名ハッコウくん(ID:13753)
ちゃんと読んでない人がコメントしてるな
サムネの下に「ポスタービジュアルはよくある誤変換をネタにしている」と書かれているのに