「VTuber変換辞書」BOOTHで販売停止→再開へ 無断での“名前”登録に批判が相次ぐ

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米村 智水
「VTuber変換辞書」BOOTHで販売停止→再開へ 無断での“名前”登録に批判が相次ぐ
「VTuber変換辞書」BOOTHで販売停止→再開へ 無断での“名前”登録に批判が相次ぐ

Webサイト「VTuber変換辞書 収録確認」より(外部リンク)

VTuberの名前を日本語入力システム(IME)から変換できるようにする「VTuber変換辞書」が、通販/ダウンロード販売サービス「BOOTH」で販売停止となったことがわかった。

KAI-YOUが同辞書の関係者に事実関係を確認したところ、BOOTH側から販売を差し止められたという。現時点で、BOOTHが販売停止を判断した具体的な理由は明らかになっていない。

追記:9月7日、18時20分頃、BOOTHでの販売が再開された。再開の理由についてBOOTH事務局は「当初の判断に誤りがあった」としている。

「VTuber変換辞書」を巡っては9月5日、収録されている名前を検索できるWebサイト「VTuber変換辞書 収録確認」が公開。これにより、Xで大きく拡散された一方、VTuber本人の許可なく名前を収録し、販売していることなどを巡って批判や懸念が相次いでいた。

追記:9月7日、Webサイト「VTuber変換辞書 収録確認」も非公開されたが、BOOTHでの販売再開と共にこちらも再公開された。

VTuberの名前を約2万件収録、VTuber本人からも無断収録への批判

「VTuber変換辞書」は、VTuberの名前と読み方を収録し、Microsoft IMEやGoogle日本語入力、ATOK、macOSの日本語入力などで利用できる変換辞書。

VTuberの歴史編纂/記録を行うプロジェクト「風とバーチャル」が、8月15日・16日に開催された「コミックマーケット108」で頒布。その後、BOOTH上でも1800円で販売が行われていた。

9月5日には、名前や読みを入力することで辞書への収録状況を確認できるWebサイトが公開。現在、同サイトでは「ver1_2/20,014語」と表示されており、現在の登録語は約2万件まで増えている(外部リンク)。

収録確認サイトの公開後、XではVTuber本人たちが自身の名前を検索する投稿が相次いだ。

その中で「本人に許可なく名前を収録し、辞書を有料販売していること」に対して反発も拡大。「勝手に名前を使って金儲けしている」といった趣旨の批判や、名前を扱うのであれば表記の正確性を担保すべきだとする声などが上がった。

一方で、自身の名前が収録されていることを喜ぶVTuberや、未収録だったことを自虐的に投稿するVTuberもおり、その反応は一様ではない。

VTuberの名前を一発変換 1万8515語を収録した日本語入力辞書が登場

「VTuber変換辞書」ポスタービジュアル。記載されている名前は、よくある誤変換を羅列したもの

収録基準は非公開 著作権や商標権などを巡る指摘も

「VTuber変換辞書」は当初から、具体的な収録基準を公開していない。

現在公開されている収録確認サイトでは、入力した名前や読みが辞書に収録されているかを確認可能。一方で、「収録されていません」と表示された語句については「参考にするため記録しています」と説明されている。

収録確認サイトを告知した「風とバーチャル」のX投稿は大きく拡散。約2万件という大規模なデータベースに自分の名前が含まれているかを確認できる仕組みそのものが、VTuberやそのファンを巻き込む形で話題となった。

VTuberコミュニティでは著作権や商標権などを巡る指摘も見られるが、BOOTH側が今回の販売停止について、どのような規約や権利関係を理由に判断したのかは確認できていない。

なお、現在確認できる「VTuber変換辞書」の役割や範囲においては、VTuberの名前や読み方を文字データとして変換辞書に収録/販売する行為だけをもって、著作権や商標権、パブリシティ権などの侵害にあたる可能性は非常に低いと考えられる。

Xで広がった反発も、法的な権利侵害の問題というよりも、“VTuberの名前”を有料商品として扱うことへの倫理的な違和感が中心となっている。

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11件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:13871)

専門語変換辞書の販売なんて普通に昔からあることなのにこんな反応があるっていうのは層が透けて見えるね

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:13870)

こんな人も登録されてますよ~って有名企業VTuberの名前を宣伝に利用してたけど、それも法的には問題ないのかな?

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:13869)

もし今件が法的倫理的にアウトであれば過去のATOKを中心とする各ジャンルの人名辞書や特定ジャンルの用語辞典や技名辞書は全てアウトになるはずなのに、それらについては全く話に上がらない
不思議なものです

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