NHKが6月4日(木)、2028年度前期の連続テレビ小説「ほんのモキチ」の制作を発表した。
脚本を手がけるのは宮藤官九郎さん。
2013年前期に放送された連続テレビ小説「あまちゃん」以来、15年ぶりに“朝ドラ”の物語を描く。
“猛女”と呼ばれた女性・齋藤輝子と、夫の歌人・斎藤茂吉の生涯がモデル
連続テレビ小説・第118作目となる「ほんのモキチ」は、歌人・斎藤茂吉さんと、その妻・斎藤輝子さんをモデルにした夫婦の物語を描く。
斎藤輝子さんは、大病院を経営する斎藤家の娘として生まれ、婿入りした斎藤茂吉さんと結婚。しかし2人は不仲であったといい、長期間の別居も経験したほど。
そして本人は、学生時代には婦人誌の表紙を飾り、結婚後も妻という立場に縛られず自由に生き、晩年にはエベレスト登山や世界108か国を旅するなど、はつらつとした人生を送ったという。
その生涯は、孫の斎藤由香さんによって『猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方』という本にまとめられている。
そんな彼女と夫・斎藤茂吉の生涯を、「ほんのモキチ」は大胆に再構成し、「“朝ドラ”史上 <最も不仲な夫婦> の物語」として描くという。
脚本は宮藤官九郎 「あまちゃん」以来15年ぶり
本作の脚本を手がける宮藤官九郎さんは、2013年に連続テレビ小説「あまちゃん」で脚本を担当。
宮藤官九郎さん/画像はNHK公式サイトより
「あまちゃん」は宮城県を舞台に、海女とアイドルに挑戦する女子高生の姿を描いた作品。個性豊かなキャラクターと、コミカルだが人情あふれる物語、そして東日本大震災の描写など、様々な面で大きな話題を獲得。
以後の放送作品の視聴率向上にもつながるほど、NHK連続テレビ小説としては異例のヒットを記録した。
宮藤官九郎さんは「ほんのキモチ」制作にあたり、「せっかくだから前回とは全く違うアプローチで、半年間お茶の間を賑やかに盛り上げたい。不穏なニュースや日々のストレスで塞ぎがちな現代人の心=キモチを解きほぐす、そんなドラマにしたいと考えました」と、本作への想いを語っている。
主演は河合優実 NHKでは『あんぱん』などに出演
主人公・杜テル子を演じるのは、2000年生まれの女優・河合優実さん。
河合優実さん/画像はNHK公式サイトより
映画『あんのこと』で、第48回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した実力派として知られている。
NHKではプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の主人公・岸本七実や、2025年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』で主人公・のぶの妹である蘭子役を演じている。
宮藤官九郎さんは、破天荒や生涯を送った斎藤輝子から、河合優実さんの存在をすぐ思い浮かべたといい、夫婦喧嘩を多く描くことになる物語について「河合さんなら辛くない。見てられる。まだ書いてないけど、すでに楽しい」と、キャスティングへの期待感を見せている。
河合優実さんもまた、斎藤輝子の生涯について「激動の家族史を強靭なすまし顔で駆け抜けた輝子さんの生き方に、図らずも笑いが漏れてしまいます」とコメント。
宮藤官九郎さんとともに仕事ができることを喜びつつ、「すでに、晴れやかな気持ちというよりは、やってやるぞという気概のほうに胸を膨らませています。愛をもって走ります!どうぞご贔屓に!」と、本作への意気込みを見せている。
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