ビジュアルノベルブランド・Keyなどを擁する株式会社ビジュアルアーツが6月4日、第三者による不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした可能性があると発表した。
同社によれば、ゲーム『anemoi』のマスターデータが発売前に海外サイト上に無断アップロードされていたことをきっかけに調査を実施。
漏えいの可能性がある個人情報は、顧客や取引先、採用応募者、従業員など約1万3000件超にのぼるとしている。
発売前タイトル『anemoi』流出から発覚した不正アクセス
ビジュアルアーツによると、不正アクセスが発覚したのは4月19日。
調査の結果、第三者が社内ポータルシステムで利用していたクラウドストレージの認証情報を窃取し、保存されていた社内データへ不正にアクセスした可能性が高いことが判明。同社は5月11日に個人情報保護委員会へ報告を提出している。
現時点では、『anemoi』のマスターデータ以外の情報が外部サイトなどで公開・拡散されている事実や、漏えいした可能性のある情報を利用した二次被害は確認されていないという。
顧客や取引先、採用応募者らの個人情報が対象に
同社が公表した資料によれば、漏えいの可能性がある個人情報は、個人顧客約8643件、取引先関連約3795件、採用応募者約1007件、従業員・退職者約114件など。
氏名や住所、電話番号、メールアドレスのほか、一部ではマイナンバーや本人確認書類画像データも含まれるとしている。
対象となる可能性がある人には順次個別連絡を行っており、連絡先不明などの場合は今回の告知をもって案内に代えるとしている。
また、公式通販サイト「VA STORE」については、新たな個人情報を預かることを踏まえ、安全性が確認されるまで新規注文受付を一時停止。再開時期は改めて案内するとしている。
『AIR』『CLANNAD』などで知られるビジュアルアーツ
ビジュアルアーツは大阪市に本社を置くゲームメーカー。
ビジュアルアーツ
傘下ブランドのKeyは、『Kanon』『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『Summer Pockets』など数々のビジュアルノベルを手がけてきたことで知られる。
今回の発表では再発防止策として、社内システムの認証方式やアクセス権限の見直し、外部専門機関による24時間監視体制の整備、従業員向け情報セキュリティ教育の強化などを挙げている。
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