eスポーツの世界大会「Esports World Cup(EWC)」が、2026年大会をフランス・パリで開催すると発表した。
これまでサウジアラビア・リヤドで開催されてきた「EWC」にとって、初の国外開催となる。
Xでは「Esports World Cup 2026 is coming to Paris」と告知。フランス語で「また会おう」の言葉とともに、パリ開催を予告するビジュアルが公開されている(外部リンク)。
サウジ開催からパリへ 「EWC」初の国外開催
「Esports World Cup」は、サウジアラビアの首都・リヤドを拠点に展開されてきた大型eスポーツイベント。
『League of Legends』『VALORANT』『Counter-Strike 2』『ストリートファイター6』など、複数タイトルを横断して開催される総合競技大会だ。
特徴的なのは、タイトルごとの優勝だけでなく、複数競技の成績を合算してクラブ全体の総合順位を決める「Club Championship」の仕組み。
単一タイトルの世界大会ではなく「どのeスポーツ組織が最も総合力を持つのか」を競うイベントとして位置づけられている。
2025年大会では日本チーム・DFMが入賞
2025年大会では、サウジアラビア・リヤドで24タイトルの競技を実施。
Club Championshipでは、サウジアラビアのeスポーツチーム・Team Falconsが総合優勝を果たした。
日本勢では、eスポーツチーム・DetonatioN FocusMe(DFM)の格闘ゲームプレイヤー・GO1さんが『餓狼伝説 City of the Wolves』部門で優勝、『ストリートファイター6』部門でも5位タイを記録。
DFMはランキング14位タイ、賞金30万ドルを獲得している。
また、『鉄拳8』部門ではPINYAさん、チクリンさんが上位進出を果たすなど、日本勢も存在感を発揮していた。
国家戦略とeスポーツ産業の巨大化の象徴でもある「EWC」
石油依存からの脱却を掲げるサウジアラビアは、スポーツやゲーム産業への巨額投資を進めており、「EWC」もその象徴的なプロジェクトの一つとされる。
一方で人権問題を背景に、スポーツやエンターテインメントへの投資を通じて国際的なイメージを改善しようとする「スポーツウォッシング」への批判も存在している。
主催団体のEsports Foundation(EF)は、今回のパリ開催について、「現在の地域情勢を踏まえた評価プロセス」と中東情勢の悪化を踏まえた判断であると説明。
米・イスラエルによるイラン攻撃などを踏まえた判断であると思われる。
その上で、リヤドは依然として「EWC」の本拠地であり、2027年には再びリヤド開催へ戻る意向も明かしている。
「EWC」の告知に合わせて、フランスのマクロン大統領は「これは歴史的な初開催であり、私たちにとっての名誉です」と投稿(外部リンク)。
2026年大会は7月6日(月)から8月23日(日)まで開催され、24ゲーム/25トーナメントを実施予定。100以上の国/地域から2000人超の選手、200以上のクラブが参加し、賞金総額は7500万ドル(約120億円)超となる見込みだ。
この記事どう思う?
関連リンク

0件のコメント