VTuberのKizunaAI(キズナアイ)さんがバレエに初挑戦した映像作品 『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』が、2025年冬に公開される。
「SWAN LAKE」のタイトル通り、ピョートル・チャイコフスキーさんによるバレエの金字塔作品「白鳥の湖」の世界観を、KizunaAIさんが主演として表現するという。
今冬の日本公開に先駆けて、5月13日(火)から開催される世界的映画祭・カンヌ国際映画祭に出展し、ワールドプレミアが実施される。
KizunaAIのバレエ映画、演出は仮想空間を再現するEVISION
KizunaAIさんがバレエに挑戦した『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』は“Immersive film”と銘打っている。
発表によれば、同作は一般劇場版に加え、スクリーンのない場所に映像を形成する空中映像装置と、振動などで触覚を再現するハプティクスデバイス(触覚提示装置)を用いたイマーシブディスプレイによる特設劇場バージョンも制作。新しい没入感を実現したという。
演出を担当するのは株式会社EVISION。
2020年から上演されている『VR能 攻殻機動隊』への技術提供で知られ、最新技術の組み合わせによってVRゴーグルを着用せずに仮想現実空間を再現している企業だ。
今回の『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』でも、前述した通り特設劇場バージョンを制作した。
このほかにも一般劇場版の上映や、Apple vision pro、Meta QuestなどのVRゴーグル、各種ARグラスに対応したマルチフォーマットでのリリースが予定されている。
無期限休止から音楽中心に活動を再開したVTuber・KizunaAI
KizunaAIさんは、2016年12月からYouTubeで動画投稿を開始したVTuber。現在に至るまで続くVTuberカルチャーの起点として、“元祖バーチャルYouTuber”とも呼ばれている。
現在も300万人のチャンネル登録者数を誇る人気VTuberの一人であり、2025年2月に3年ぶりに無期限の活動休止(スリープ)から復活、活動を再開した。
音楽活動を中心に展開していくことを宣言すると、3月にはアソビシステムとのエージェント契約締結を発表。これまで3曲の楽曲をリリースしている。
また、7月20日(日)にはミュージック&カルチャーフェス「ASOBISYSTEM 18th Anniversary ASOBIEXPO 2025」への出演も控えている。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント