世界最大の歌詞サイト「Genius」日本の曲が不自然にPV増加 ランキング操作目的か

世界最大の歌詞サイト「Genius」日本の曲が不自然にPV増加 ランキング操作目的か
世界最大の歌詞サイト「Genius」日本の曲が不自然にPV増加 ランキング操作目的か

歌詞共有サイト「Genius」/撮影はKAI-YOU編集部

歌詞共有サイト「Genius」日本公式Xが3月17日、不自然なページビュー増加に関与していたアカウントに対し、永久追放措置を取ったと発表した。

公式Xは3月15日に、「一部の日本のアーティストの楽曲ページでページビューが不自然に増加していることが確認」されたと報告。

ランキングや記録のためにページビューを増やすツールの使用やリロードの繰り返しは絶対にお控えいただきますようお願いいたします」と呼びかけていた(外部リンク)。

世界的な歌詞共有サイト「Genius」 毎月1.5億人が利用

Geniusは、有志のユーザーがアーティストの歌詞を掲載している世界最大級の歌詞共有サイト。毎月1.5億人以上が利用しているとされる。

「Genius」のロゴ/画像はGeniusより

日本のアーティストの歌詞も数多く掲載されており、本来の歌詞はもちろん、楽曲によっては和訳/英訳された歌詞や、ローマ字表記された歌詞も掲載されているのが特徴だ。

ページビュー数などの指標で作成されるチャートもあり、「Genius」日本版公式Xでも定期的に結果が公開されている(外部リンク)。

また、アーティストのニュースや楽曲のレビュー、イベントレポートの記事なども充実している。日本のアーティストでは中島健人さんやimaseさんへのインタビューを実施。記事がサイト内で公開されている。

運営はアカウントの追放、さらにチャートからの楽曲の削除も辞さず

「Genius」日本版公式Xは今回の措置を発表する際に、「楽曲への純粋な応援を心より感謝申し上げます」とする一方、不自然なページビュー数に関与する行為はガイドライン違反だと明言した。

違反行為を「大変遺憾な事態」と表現。今後も厳正な対処を続けていく方針を明らかにしている。

この厳正な対処が何を指すのかは不明だが、3月15日の時点では、本件に関係していたと見られる一部の楽曲がチャートから削除される事態になっていた(状況が変わらない場合は追加の削除を行うとも予告)。

1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

色々な思惑が絡むチャートやランキング

Billboard運営が警鐘「チャートハック目的では、音楽を“聴く”とは言えない」.jpg

Billboard運営が警鐘「チャートハック目的では、音楽を“聴く”とは言えない」

日本版Billboardとして、2008年からヒットチャートをスタートさせたBillboard JAPAN(ビルボードジャパン)。 CDセールスやダウンロード数、ストリーミング数のみならず、動画の再生数やツイート数、カラオケで歌われた数など、複数の指標に独自の係数を掛け合わせて合算。総合ソングチャートとして算出している。 …

kai-you.net

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。