個人VTuberの楪帆波(ゆずりはほなみ)さんが1月10日、“元企業VTuber”だったことを明らかにしました。
「実は元企業VTuberでした【楪帆波】」と題した動画で、企業所属と個人とを比較。(個人として活動している)今の選択は自分の意志によるもので、楽しんで活動していると語っています。
また動画の中では、公正取引委員会の報告書にも言及。運営企業とクリエイターの関係について触れる内容となっています。
2020年3月デビューの個人VTuber・楪帆波とは
楪帆波さんは、2020年3月21日にデビューしたVTuber。キャラクターデザインはイラストレーターのnecömiさん、3Dモデルはぽんぷ長さんが手掛けています。
現在、個人VTuberとして活動しており、YouTubeのチャンネル登録者数は6万2400人。TwitchやTikTok、ツイキャスなどでも活動しています。
芸名・グループ名の使用制限が独禁法違反の可能性があると指摘した公正取引委員会
動画の中で楪帆波さんは、公正取引委員会が発表した「音楽・放送番組等の分野の実演家と芸能事務所との取引等に関する実態調査報告書」にも言及。
12月26日に公開されたこちらの報告書は、クリエイター支援のための取引適正化に向けた実態調査を行ったもの。
独占禁止法/競争政策上問題になり得る行為として、競業避止義務の要求などとともに「芸名・グループ名の使用制限」も掲げられていました。
VTuberの名義や権利は誰が保持するのか?
楪帆波さんは、この報告書について「もっと早くできてほしかt(原文ママ)」とコメントをしながら動画を締めくくっています。
企業VTuberとして活動していた経歴を踏まえるなら、企業に所属していた当時にできていれば、ということかもしれません。
VTuberシーンを振り返ってみると、これまでVTuberの名義や権利を運営企業と演者がどちらが保持するのかという問題が度々争点となってきました。
公正取引委員会の発表により、これらの問題にどのような変化があらわれるのか、注目が集まります。
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