Netflixの坂本和隆さんと磯山晶さん／画像はNetflix公式サイトから

Netflixが7月11日、テレビ／映画プロデューサーの磯山晶（いそやまあき）さんと5年契約を締結したことを発表した。

2024年7月より5年間に渡り、磯山晶さんは新作ドラマや映画を複数製作。それらをNetflixが独占配信する。

契約締結後の初作品には、TVドラマ『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『不適切にもほどがある！』などで磯山晶さんとタッグを組んできた脚本家・宮藤官九郎さんも参加する。

TBSのヒットドラマを手がけてきたプロデューサー磯山晶

磯山晶さんは上智大学文学部新聞学科卒業後、株式会社TBSテレビに入社。

TBSでは、『池袋ウエストゲートパーク』（2000）、『木更津キャッツアイ』（2002）、『タイガー＆ドラゴン』（2005）、『流星の絆』（2008）、『空飛ぶ広報室』（2013）、『ごめんね青春！』（2014）、『恋は続くよどこまでも』（2020）『不適切にもほどがある！』（2024）など、数多くのTVドラマをプロデュースしてきた。

『不適切にもほどがある！』第1話予告

宮藤官九郎さんとのタッグによるTVドラマ『俺の家の話』では、2021年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞している。

Netflixでは2023年6月より、磯山晶さんがプロデューサーをつとめ、宮藤官九郎さん、大石静さんが共同執筆した『離婚しようよ』が世界独占配信されている。

Netflixシリーズ『離婚しようよ』本予告

磯山晶「現代のリアルな日本を海外にお見せしたいという気持ちもあります」

磯山晶さん

【磯山晶さんのコメント】

Netflixには、シリアスなドラマや重い題材のドキュメンタリーなど、世界中から集まった興味深い作品がたくさんありますが、そのラインナップの中に、観た人がつい笑ってしまうような、元気が出るような作品を日本から届けたい、という思いで、今回のお話をお受けしました。また、サムライ・芸者・富士山という従来の日本のイメージではなく、現代のリアルな日本を海外にお見せしたいという気持ちもあります。

テクノロジーの発展により、国や文化の壁を超えて自由度が上がり、日本独自の商習慣も改善されてきている一方で、多くの人が生きづらさを感じている、「今」を反映した、明るくヒューマンな作品を作りたい。そしてドラマを作る楽しさと意義を、これからも突き詰めていきたい。と思った時、Netflixと一緒にやることが自然だと思えました。世界同時配信というフォーマットや、作品制作に関わるリソースなど、これまで地上波のプロデューサーとして働いてきた私にとってはすべてが新しい挑戦ですが、日々の新しい発見に喜びつつ、今後の作品をNetflixと一緒にお届けすることを本当に楽しみにしています。

【Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント坂本和隆さんのコメント】

今年1月よりNetflixでも配信された「不適切にもほどがある！」は、日本を含むアジア諸国をはじめ、世界で広い評価を受けました。そして、「池袋ウエストゲートパーク」のような、20年の時を超え今なお多くの視聴者を魅了し続けている作品もあります。磯山さんがプロデュースされる作品は、常に時代の空気を正確に捉え、深く心に突き刺さるような問いを投げかけ、私たちを惹きつけて離さない魅力に溢れています。そんな磯山さんとパートナーシップを組み、世界中の視聴者に驚きと喜びを届けられることを大変誇りに思います。Netflixは日本でトップクラスの才能と共に、実写制作での更に魅力的なラインナップを目指していきます。

NetflixがCLAMP、樹林伸、ヤマザキマリらと契約　オリジナルアニメ制作

Netflixが新たなオリジナルアニメの企画・制作を開始。

その一環として、CLAMP（大川七瀬さん）、樹林伸さん、太田垣康男さん、乙一さん、冲方丁さん、ヤマザキマリさんの6組とパートナーシップを交わしたと発表した。

今後発表されるNetflixオリジナルアニメの企画・制作において、この6組が関わっていくことになる…

kai-you.net

なお、Netflixは2020年にもCLAMP（大川七瀬さん）、樹林伸さん、太田垣康男さん、乙一さん、冲方丁さん、ヤマザキマリさんとのパートナシップを締結。6組とオリジナルアニメを制作してきた。