ロックバンド・フジファブリックが7月3日、2025年2月をもって活動を休止すると発表した。
活動休止後、山内総一郎さん(ギター/ボーカル)、金澤ダイスケさん(キーボード)、加藤慎一さん(ベース)はそれぞれの新しい道へ進む。現状、具体的な活動内容については未定としている。
「20周年イヤーを全力で駆け抜け、その後バンドを脱退したい」
公式サイトの発表では、「2000年に志村正彦によって結成されたフジファブリックは2009年に大切な志村正彦を失いました。彼と共に歩んだ時間、共に育んだ思いや一緒に見た景色は、かけがえのない宝物だと思っています」と前置きしつつ、活動休止に至った経緯を説明。
12枚目のアルバム『PORTRAIT』を制作中の2023年、金澤ダイスケさんより、「自分のすべてをこのアルバムに注ぎ込み、20周年イヤーを全力で駆け抜け、その後バンドを脱退したい」との申し入れがあり、メンバーとスタッフで話し合いを重ねた結果、活動休止を決断したという。
この20年間でバンドに対してすべてを出し尽くしたという金澤ダイスケさんの意思は固く、バンドとしての活動継続は困難との判断に至った。
発表では最後に、「フジファブリックにたくさんの愛情を持って応援し、支えてくださったファンの皆さま、全国のメディアの皆さま、そしてバンドを何度も救ってくださったアーティストの皆さまには心から感謝を申し上げます」とコメント。
さらに「来年2月以降のメンバーの活動につきましては、現在のところ未定となりますが、新たな一歩を踏み出した際には、温かく見守っていただけますと幸いです」と呼びかけている。
2000年に志村正彦が結成したフジファブリック
フジファブリックは、2000年にギター/ボーカルの志村正彦さんを中心に結成されたロックバンド。
2009年に発起人の志村正彦さんが亡くなり、その後は山内総一郎さん、金澤ダイスケさん、加藤慎一さんの3人で活動を継続してきた。
「桜の季節」「銀河」「赤黄色の金木犀」「若者のすべて」「夜明けのBEAT」「LIFE」「徒然モノクローム」「STAR」など、数々の名曲で知られている。
TV番組、ドラマ、映画などの主題歌・劇中歌も担当。
『つり球』『銀の匙 Silver Spoon』『アオハライド』『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』など、アニメとのタイアップも多い。
2024年2月には12thアルバム『PORTRAIT』を発売。4月には、デビュー20周年を記念したアニバーサリーライブを開催した。
アニバーサリーライブは8月4日(日)にも、東京ガーデンシアターで開催を予定。
さらに、11月10日(日)には、大阪城ホールでくるりとASIAN KUNG-FU GENERATIONとの3マンライブを開催する。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント