組織と孤独──『シン・仮面ライダー』が伝えたかったこと
『シン・仮面ライダー』はそれぞれ家族を奪われて、理不尽な形で家族を奪われた人間が、最終的に何をしたかというと、過去と向き合って、自分自身と折り合いをつけるという話なんです。
つまり、家族や恋愛とは違う、別の絆によって魂を継承させましょうっていう物語だったはず。
ルリ子は原作版でもテレビ版でも、基本的に本郷猛と恋愛関係を仄めかしていた。でも今回は「私たちは恋愛じゃないです」とはっきり宣言していたし、一文字(隼人)も、本当にポッと出てきて、何の関わりも必然性もないけど彼に託すことになった。けどこの映画ではそれで良くて、むしろそれがテーマだった。
もう一歩踏み込むと、ショッカーはよくわからん目的を抱えてたじゃん。人類を幸せにしたい。そのために不幸な人をショッカーにしましょう、みたいな。
実はショッカーは弱者の集団でもあった。あそこで描かれて...
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