YouTube「Lofi Girl」に新展開 少女が勉強をやめて“失踪”した先には……?

YouTube「Lofi Girl」に新展開 少女が勉強をやめて“失踪”した先には……?
YouTube「Lofi Girl」に新展開 少女が勉強をやめて“失踪”した先には……?

「synthwave radio」のサムネイル/画像は「Lofi Girl」のYouTubeより

YouTubeチャンネル「Lofi Girl」が、新たなライブ配信「synthwave radio」がスタートした。

「Lofi Girl」といえば、「lofi hip hop radio」の配信で知られ、「LoFi(ローファイ)」あるいは「Lofi Hip Hop」と呼ばれるジャンルの楽曲を24時間配信。

しかし、4月11日前後から、配信画面にいつも登場する女性の姿が消えたことで、「Lofi Girlが失踪した!」と話題になっていた。

「Lofi Hip Hop」ブームの火付け役「Lofi Girl」

「lofi hip hop radio」では、ジャズなどを意図的に汚したサンプルネタと、レイドバック気味のヨレたビートで構成されるインストゥルメンタルが特徴的な楽曲が24時間配信されている。

ヘッドフォンをしてノートにメモを取る女性のアニメーションが特徴。「Lofi Hip Hop」ブームの火付け役ともいえる存在で、「Lofi Girl」自体のチャンネル登録者数は1210万人を数える

常に数千人のユーザーが視聴しており、2022年7月に虚偽の「権利侵害申請」により配信停止した際にも反響を呼んだ。

停止された配信のアーカイブは、配信時間2万時間超、視聴回数は6億6000万回を記録していた(外部リンク)。
配信「lofi hip hop radio」

24時間勉強し続ける「Lofi Girl」がいなくなった?

「Lofi Girl」は4月2日に「Lofi Girl finally stops studying」、4月8日に「What is happening with this blue window?」というタイトルの動画を投稿。

それぞれ「Lofi Girlがついに勉強をやめた」「あの青い窓では何が起こっているんだ?」を意味する動画で、女性が寝ていたり、窓の向こうを眺めたりしている内容だ。

いつもと異なる女性の姿が登場した動画のあと、女性がいなくなった配信画面は、窓の向こうにあった青い明かりの漏れる部屋が次第にズームされており、展開が注目を集めていた。

その後、YouTubeチャンネルで新たな配信「synthwave radio」がスタート。「lofi hip hop radio」にも女性の姿が戻った。
勉強をやめたLofi Girlの動画
青い窓に次第にズームしていく動画

80年代レトロなサウンドが流れる「synthwave radio」

新たに始まった配信「synthwave radio」では、タイトル通りSynthwave(シンセウェイブ)の楽曲が配信されている。

Synthwaveは、80年代のアニメやSF映画やアーケードゲーム、サイバーパンクなどからのサンプリングと、レトロなシンセサイザーサウンドを特徴とする音楽ジャンル。

「lofi hip hop radio」と比べてビートやシンセの効いたサウンドで、「lofi hip hop radio」には「study to」という副題に対して、こちらは「game to」という副題がついている。
配信「synthwave radio」

「Lofi Girl」と対称(照)的な「synthwave radio」

画面の構図をはじめ、色彩なども対称(照)的で、窓際に寝そべっているのも猫ではなく犬、男性のようにも見えるキャラクターは、「Lofi Girl」の紙とペンではなくPCを使用。

置かれている小物も、青いネオンやCRTモニターといった、80年代レトロを志向するSynthwaveと相性のいいものが配置されている。

「Lofi Girl」チャンネルのヘッダーも両配信の画面を合わせたデザインに変更。現在、「Lofi Girl」のチャンネルでは両配信に加え、「lofi hip hop radio - beats to sleep/chill to」を合わせた3つの配信が行われている。
配信「lofi hip hop radio - beats to sleep/chill to」
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