窪塚洋介さんが18年ぶりに邦画長編単独主演を果たした映画『Sin Clock(シンクロック)』が、2月10日から新宿ピカデリーほか全国で公開されている。
本作は、社会からも家族からも見放された、窪塚洋介さん演じるタクシードライバー・高木が主人公の作品。映画『Sin Clock』60秒予告
彼が一発逆転を狙った絵画の強奪計画を同僚らと計画するのだが、そこにヤクザや半グレなどのアウトローも現れる。そんななか、計画は果たして成功するのか……という物語だ。
2月24日(金)に大阪・なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶には、主演の窪塚洋介さんと牧賢治監督に加え、本作が映画初出演となるラッパー・Jin Doggさんが登壇。26日(日)の東京・池袋での舞台挨拶とあわせて、イベントの様子を伝える公式レポートが到着した。
【画像】池袋での舞台挨拶に登壇、アカペラを披露した窪塚洋介
大阪での舞台挨拶では、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー・高木シンジを演じた窪塚さんは、開口一番、この日MCを務めた宣伝プロデューサーが噛み噛みだったことをさっそくいじって会場の笑いを誘った。 さらに「何塚です」とボケると、今度はMCから「窪塚さんですね」とツッコミが入るという、笑いの聖地大阪らしいボケとツッコミで舞台挨拶がスタート。
狂気と色気を兼ね備えた半グレ・ヤスを演じたラッパーのJin Doggさんは本作が長編映画初出演&今回が映画イベント初登壇。 映画で演じたヤスなさがらのドスの聞いた声で「(拍手が)足りひんよ」と一言。まるで、ヤスがそこにいるような緊張感が走った。 本作で商業映画デビューとなった牧監督は、「地元大阪で舞台挨拶ができたことを幸せに思います」と挨拶。
3人ともゆかりのある大阪への凱旋の舞台挨拶について聞かれると、自身も大阪在住の窪塚さんは「キャストもスタッフもほぼほぼ関西人で撮った映画で、関西成分たっぷりなので、大阪の人にも楽しんでもらえたのではないかなと思います」と答えると、客席からは拍手が沸き上がった。Jin Doggの容赦ない取り立てシーンの演技
初の映画出演について聞かれたJin Doggさんは「初めての芝居だったので、普段のPVとは違ったので難しかったです。“普段通りやん”と周りからは言われるのですが、そんなことないのでよろしくお願いします」と苦笑い。
窪塚からは「めっちゃ良かったんですよね。新しい扉が開いちゃったなという感じで」、監督からは「アーティストとして活躍しているのでスイッチの入り方がすごかった」と二人から太鼓判を押された。 撮影を振り返ってのエピソードを聞かれ、窪塚さんは、冒頭の中華料理屋でのシーンについて、「もう飲んじゃおうよ!」と自身の提案でお酒を飲みながら撮影をしたことを暴露。
しかし、それは初めての撮影のJin Doggさんの緊張を解くためでもあったようで、他のキャストもリラックスして撮影に臨めたと語った。
また、窪塚さんは「Jinが拳銃を撃ってるシーンの時に“楽しいっすね!”と心底楽しんでいたので、“これはヤバいな”と思いましたね笑」と撮影時のいい雰囲気が伺えるエピソードを披露。 牧監督は、「撮影をしていて、もっと見たくなったので、カットをかけずにそのまま撮影を続けた」と熱のある現場を振り返った。
Jin Doggさんの起用と魅力について聞かれた監督は「元々ライブを見に行っていて、“絵になる”人だなと思っていたが、今回の脚本が出来上がった時にJin Doggさんしかいないと思いオファーしました。窪塚洋介とJin Doggが同じ空間に共存する場が作れたのがうれしかった」と喜びを語った。
また、Jin Doggさんが演技プランを考えてきて、それを演じたところ、あまりにも怖すぎたため「もっと素のままで」と監督から要望があり、改めてはまり役であったと賞賛された。
窪塚さんは、「11年いてもうまく関西弁はしゃべれないですね。役柄は一人だけ標準語だったので、逆にそれが良かったと思います」と振り返った。
最後に牧監督は「今日のお客さんは若くてイケてる感じの方々が多く、そういうど真ん中の方々にも見に来ていただけてうれしいです」と喜びを口に。
Jin Doggさんは「映画はしばらくお休みしますが、数年後にまたスクリーンで出会えれば」と今後の抱負を語った。
窪塚さんは「パンフレットにもあるけど“全てを奇跡と思うか、もう奇跡だって何にも起こんねえよ”って思うか、前者の方が楽しく生きていけると思うので、この映画がそのきっかけになればうれしいです」と感謝の言葉で舞台挨拶を締めくくった。
そんな高揚感に満ちた会場内にやってきた窪塚たちの姿に、会場からは「おかえり!」の大合唱。その声援に応えるべくアカペラを披露した窪塚さん。
そこで歌い出したのは──IWGPの劇中で歌っていた某家電量販店のあの曲。“池袋”ならではの粋なプレゼントに会場は大喝采となった。
【画像】池袋での舞台挨拶に登壇、アカペラを披露した窪塚洋介 ©︎2022映画「Sin Clock」製作委員会密着:Jin Dogg × REAL-T 『街風』が吹く、生野区にて
本作は、社会からも家族からも見放された、窪塚洋介さん演じるタクシードライバー・高木が主人公の作品。
2月24日(金)に大阪・なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶には、主演の窪塚洋介さんと牧賢治監督に加え、本作が映画初出演となるラッパー・Jin Doggさんが登壇。26日(日)の東京・池袋での舞台挨拶とあわせて、イベントの様子を伝える公式レポートが到着した。
【画像】池袋での舞台挨拶に登壇、アカペラを披露した窪塚洋介
窪塚洋介、Jin Dogg、牧賢治の3ショット舞台挨拶
2月24日に大阪・なんばパークスシネマ、2月26日には東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて公開後舞台挨拶が行われ、大阪には主演の窪塚洋介さん、Jin Doggさん、牧賢治監督、東京には主演の窪塚洋介さん、牧賢治監督が登壇した。大阪での舞台挨拶では、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー・高木シンジを演じた窪塚さんは、開口一番、この日MCを務めた宣伝プロデューサーが噛み噛みだったことをさっそくいじって会場の笑いを誘った。 さらに「何塚です」とボケると、今度はMCから「窪塚さんですね」とツッコミが入るという、笑いの聖地大阪らしいボケとツッコミで舞台挨拶がスタート。
狂気と色気を兼ね備えた半グレ・ヤスを演じたラッパーのJin Doggさんは本作が長編映画初出演&今回が映画イベント初登壇。 映画で演じたヤスなさがらのドスの聞いた声で「(拍手が)足りひんよ」と一言。まるで、ヤスがそこにいるような緊張感が走った。 本作で商業映画デビューとなった牧監督は、「地元大阪で舞台挨拶ができたことを幸せに思います」と挨拶。
3人ともゆかりのある大阪への凱旋の舞台挨拶について聞かれると、自身も大阪在住の窪塚さんは「キャストもスタッフもほぼほぼ関西人で撮った映画で、関西成分たっぷりなので、大阪の人にも楽しんでもらえたのではないかなと思います」と答えると、客席からは拍手が沸き上がった。
窪塚洋介と牧賢治が称賛を送ったJin Doggの演技
窪塚からは「めっちゃ良かったんですよね。新しい扉が開いちゃったなという感じで」、監督からは「アーティストとして活躍しているのでスイッチの入り方がすごかった」と二人から太鼓判を押された。 撮影を振り返ってのエピソードを聞かれ、窪塚さんは、冒頭の中華料理屋でのシーンについて、「もう飲んじゃおうよ!」と自身の提案でお酒を飲みながら撮影をしたことを暴露。
しかし、それは初めての撮影のJin Doggさんの緊張を解くためでもあったようで、他のキャストもリラックスして撮影に臨めたと語った。
また、窪塚さんは「Jinが拳銃を撃ってるシーンの時に“楽しいっすね!”と心底楽しんでいたので、“これはヤバいな”と思いましたね笑」と撮影時のいい雰囲気が伺えるエピソードを披露。 牧監督は、「撮影をしていて、もっと見たくなったので、カットをかけずにそのまま撮影を続けた」と熱のある現場を振り返った。
Jin Doggさんの起用と魅力について聞かれた監督は「元々ライブを見に行っていて、“絵になる”人だなと思っていたが、今回の脚本が出来上がった時にJin Doggさんしかいないと思いオファーしました。窪塚洋介とJin Doggが同じ空間に共存する場が作れたのがうれしかった」と喜びを語った。
また、Jin Doggさんが演技プランを考えてきて、それを演じたところ、あまりにも怖すぎたため「もっと素のままで」と監督から要望があり、改めてはまり役であったと賞賛された。
舞台挨拶を締めくくった3人の言葉
関西でのオールロケの撮影について聞かれると、牧監督は「いい意味で路地裏などのドロッとした感じや夜の艶っぽい感じ、湿度の高い感じは関西の魅力だと思うので、作品にいい影響が出ているのではと思います」と関西の空気感だからこそ、この映画が撮れたと語った。窪塚さんは、「11年いてもうまく関西弁はしゃべれないですね。役柄は一人だけ標準語だったので、逆にそれが良かったと思います」と振り返った。
最後に牧監督は「今日のお客さんは若くてイケてる感じの方々が多く、そういうど真ん中の方々にも見に来ていただけてうれしいです」と喜びを口に。
Jin Doggさんは「映画はしばらくお休みしますが、数年後にまたスクリーンで出会えれば」と今後の抱負を語った。
窪塚さんは「パンフレットにもあるけど“全てを奇跡と思うか、もう奇跡だって何にも起こんねえよ”って思うか、前者の方が楽しく生きていけると思うので、この映画がそのきっかけになればうれしいです」と感謝の言葉で舞台挨拶を締めくくった。
会場から「おかえり!」の大合唱、池袋に降臨した窪塚洋介
そして、2月26日(日)に東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行われた公開後舞台挨拶は、Netflixで配信が始まった「池袋ウエストゲートパーク」(通称IWGP)も話題沸騰中ということもあり、“キング“こと窪塚洋介さんが“聖地・池袋”に降臨する本イベントのチケットは即完売。そんな高揚感に満ちた会場内にやってきた窪塚たちの姿に、会場からは「おかえり!」の大合唱。その声援に応えるべくアカペラを披露した窪塚さん。
そこで歌い出したのは──IWGPの劇中で歌っていた某家電量販店のあの曲。“池袋”ならではの粋なプレゼントに会場は大喝采となった。
【画像】池袋での舞台挨拶に登壇、アカペラを披露した窪塚洋介 ©︎2022映画「Sin Clock」製作委員会
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