電子書籍にオンラインゲーム、動画配信とすでにエンタメ供給地点としてポジションを築いていたDMMによる新たな試みを、ポップカルチャーメディアたるKAI-YOUがチェックしないわけにはいかない!
「DMM TV」はアニメやバラエティ、2.5次元など幅広い動画コンテンツを楽しめる新サービス。 月額550円というサブスク界隈では圧倒的な手軽さの「DMMプレミアム」に加入することで、「DMM TV」オリジナル作品を含め多様なコンテンツを楽しむことができ、DMMの他サービスと連携した特典も受けられるのが魅力的だ。
12月14日に行われたコンテンツ発表会「DMM TVまつり」では、今後拡充されるコンテンツの最新情報や、注目のオリジナルコンテンツについての詳細が一挙に発表。
アニメからバラエティまで全方位隙の無いラインナップから、異なるジャンル間を越境する“ポップ”を志向するKAI-YOU編集部メンバーが、ドハマりの気配を感じた作品をレコメンドしていく。
ラストには「DMM TVまつり」に出演した声優陣のサイン入りTシャツプレゼントも。
「DMM TV」公式サイトでラインナップをチェック 取材・文:オグマフミヤ 編集:恩田雄多
目次
【アニメ】王道!が故に異端!『アルスの巨獣』
まずはオリジナルアニメ『アルスの巨獣』。重厚な世界観のオリジナルアニメーションということで、KAI-YOUのアニメご意見番・恩田さんにご紹介いただきます!
かなりしっかりとしたファンタジー作品ですね。異世界転生系全盛のこの時代においては王道ゆえに珍しい作品だと思います。
シンプルなタイトルも印象的ですね。
タイトルにもある「巨獣」は重要なキーワードで、作品世界においては災害のようなものとして人類に襲い掛かります。
その巨獣を狩る「巨獣狩り」として生きていたジイロが、謎の少女・クウミと出会うことで物語が始まると……僕が大好きな直球ボーイミーツガールものじゃないですか!!!
まあ落ち着きましょう。ジイロはベテランって感じなのでボーイかは怪しいですけど、物語構造的にはそうですね。
オーソドックスな骨組みながらも、完全なオリジナルものとあって先が読めない感じはありますね。
近年では『リコリス・リコイル』のヒットもあって、オリジナルアニメがまた盛り上がってる雰囲気があるので、ぜひ勢いに乗ってほしいです。
現状未知数な部分が多い印象ですけど、他に注目ポイントはありますか?
先日主題歌入りの番宣PVが公開されたんですが、OPをPENGUIN RESEARCHが担当するんですよ。
PENGUIN RESEARCH! 結構久しぶりじゃないですか?
アニメタイアップは約3年ぶりですね、待望の新曲ということもあって新たな歴史の幕開けとなる力の入った一曲になってそうです!
PV見ましたが、カッコいいOPが流れる中でジイロが詠唱っぽいことしてません?
森川智之さんの良い声で詠唱してますね。
絶対真似したくなるヤツじゃないですか…。
真似したくなる名シーンがあるのは良いアニメの要素のひとつですからね、果たしてどんなシーンなのかということも含めて期待です!
【アニメ】令和のギャグアニメの面白さとズルさ『僕とロボコ』
続いて1月から配信される新作アニメ『僕とロボコ』について、漫画原作のアニメということで、KAI-YOUの漫画コンシェルジュ・コバヤシさんに紹介してもらいます!
どうも、KAI-YOUの漫画コンシェルジュ兼ボドゲ研究家兼Webディレクターのコバヤシです。
(肩書きが渋滞している……)まず漫画コンシェルジュ的に原作漫画の『僕とロボコ』はどうなんですか?
僕は『週刊少年ジャンプ』で連載が始まったときから、バズる漫画だとは思ってましたよ。
現代的な評価の仕方ですね。
実際漫画のつくりも現代的で、基本的に誰も傷つかない優しい世界が舞台になってるんですよ。
ロボコと仲間たちがドタバタするのがパターンですもんね。
主人公のボンドの元にやってきたオーダーメイドのロボコが、あの手この手でトラブルを解決するって構図は、まんまドラえもんのフォーマット。まずそこで読みにくさが軽減されてるのはポイントだと思います。
ジャイアンとスネ夫ポジションのモツオとガチゴリラも、ボンドをいじめているようで実はめちゃくちゃいいやつですし、確かにストレスの少ない構成になってますね。
そう! そこに多種多様なジャンプパロディギャグを合わせてくるので、そりゃズルいわけですよ!!
現行の連載作品だけじゃなくて、名作たちのパロディまで繰り出してきますから確かにズルい。
そこがキモだと思ってるので、アニメ化にいたってはそのパロディをどこまでやれるかもポイントだと思ってます。
『呪術廻戦』のアニメ放送時にEDのパロディやってたくらいですし、アニメでもわりとやってくれそうではあります。
声優さんも豪華で今までジャンプ作品のアニメに出演されていた方もいますしね。特にガチゴリラ役の置鮎龍太郎さんは『ぬ~べ~』に『トリコ』に三井寿(『SLAM DUNK』)とメイン級をいくつも演じられてますから、声優ネタのパロディもありそうです。
ロボコを演じるのがチョコレートプラネットの松尾さんというサプライズもありました。
PVを見た感じは合ってましたし、期待できそうですね。そもそも見た目がそのまんまケンドーコバヤシさんなケンコバ先生ってキャラもいるくらいですし、芸人さんの参加はわりと違和感がなさそうです。
ケンコバ先生原作ではわりと登場するキャラなのに、いまだにキャストが公開されてないのはもしかして…?
そういう仕掛けも含めて、原作漫画に負けじとバズるアニメの気配がしますよ! ちなみに原作漫画も「DMM TV」アプリのブックタブから2巻まで読めます! 無料で!
【2.5次元】配信で見る2.5次元のススメ
2.5次元が見放題ってスゴくないですか?!
(急に飛び出してきた!)
スゴくないですか!!!
す、すごいです(圧が)。
僕もオタクの端くれとしていくつか見たことはありますが、特にどうスゴいのかKAI-YOUの2.5次元番長であるうぎこさんの立場から語っていただけますか?
わかりました。
いろんな2.5次元が見放題なのが特徴ですが、そもそも舞台を配信で見るってどうなんですか?
現地で見る舞台も大好きなんですけど、配信で見る舞台はまた違った良さがあるんですよ。
と言いますと?
現場は雰囲気や演者の熱気を感じることができるんですけど、細かい表情の芝居までじっくりと見ることはできないんですよね。
そういう現場では確認できないディテールを味わえるのは配信の大きな利点なんです。
なるほど、別の体験として楽しめるんですね。
さすが理解が早いですね。なので、私は現場で見た舞台も絶対に配信で見直すようにしています。
その徹底っぷりはぜひ見習っていきたいです。
ぜひそうしてください。あと友達としゃべりながら見れるのもいいですよね。すぐさま語り合いたいくらい良いシーンとかがあっても、劇場じゃ声を出せませんから。
コロナ禍ですもんね。
それ以前のマナーの問題です。ともあれ1人で黙って見るのもいいですけど、気の合う仲間とあれこれ言い合いながら楽しめるのは配信の良いところです。
配信される作品のラインナップについてはどうでしょうか?
舞台『刀剣乱舞』/ミュージカル『刀剣乱舞』をはじめ、DMMさんは今までも2.5次元にはすごく力を入れていた印象があるので、有名どころは結構あるみたいですね。
『エーステ』(MANKAI STAGE『A3!』)はもちろん舞台『魔法使いの約束』も見れるのが個人的にうれしいです! ミュージカル『黒執事』はチケット全部外れて見れなかったので「DMM TV」で見てみようとおもいます。推しの俳優さんが出てる別の舞台をチェックしてみたいなってときに良さそうですね!
番長の太鼓判ということで、期待できそうですね。
概要についてはそんな感じです。本当はイチオシの『エーステ』の話もあと500時間くらいさせてもらいたいんですが、尺がなさそうなので一言で。みんな「DMM TV」でエーステを見ろ!!!
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