2013年7月24日(水)、TOMOSUKE×Jazzin'park presents「LANA」のアルバムがiTunes Storeはじめ、各サイトでデジタルリリースされた。また、それに先立って23日には、これまで公開されている楽曲6曲、映像3本に加え、〝カーテンコール〟として新たな楽曲・映像も公開されている。
前回、TOMOSUKEさんと楽曲を制作したJazzin'parkの、栗原暁さんと久保田真悟さん、LANAパートのボーカルを担当した村上来渚(GEM)さんにお話をうかがった。
「LANA」──記憶と記録を巡る物語 Jazzin’park×村上来渚(GEM)対談
今回、イラストを担当されたあさぎりさん、映像を担当されたflapper3からはYakoさんをお迎えし、「LANA」の映像面でのお話から、創作への取り組みまでを語ってもらった。
※作曲家のTOMOSUKEさんにも、特別ゲストとして対談中にコメントをいただいています
Yako 僕が以前にJazzin' parkのPVを手がけたことがあったので、映像の面で「LANA」に協力してほしいと声をかけていただきました。そこでアイデア段階から、TOMOSUKEさんとJazzin' parkとの話し合いに参加させてもらいました。
どういう世界観やビジュアルにするかという話を最初にした時、みんなの中にあった退廃的な世界感──イメージ共有のための例として出てきたのが『灰羽連盟』だったり──について、特にTOMOSUKEさんと話がよくあった。
──そこで世界観を共有したYakoさんが、それに合うイラストレーターさんとして提案された中に、あさぎりさんがいたということですか? Yako そうです。僕は以前からネットを通してあさぎりさんの作品を知っていて、何か一緒にやってみたいとは思っていて、今回初めてコンタクトをとってみました。
あさぎり 音楽と組んで自分の描いた絵が動画になるというコラボレーションをしてみたいと思っていたので、いきなり大きなお話をいただいて、是非やりますと。
Yako それで、僕があさぎりさんとやりとりして、それを映像にしていきました。あさぎりさんは以前、つぶつぶのオレンジ色のキャラクターを描いていた時期がありましたよね。その時から、「pixiv」や「ニコニコ動画」の「描いてみた」で見ていたんです。
あさぎり そんな前からだったんですか!
Yako その後、ネットレーベルの「ALTEMA Records」のイベントフライヤーや、「Novier Records」からリリースしたGo-qualiaさんのシングルジャケットなどをされているのも見てました。
TOMOSUKE Jazzin' parkと、映像もあわせた企画をやろうという話になった時、まず僕の中にあったのは、「廃墟」と古びた「遊園地」というモチーフだったんです。昭和の遊園地って、ビビッドとは言わないけれど、かなり明るめの色合いと退廃的な雰囲気が同居している。あさぎりさんのイラストのカラーは、それにすごく合っていたので、この人しかいないだろうということになりました。
Yako あさぎりさんの持ち味である色使いや若干のサイケデリックさ、イラストのメカニカルな要素も含めて、ピッタリでした。
──独特な色使い、世界観、メカ要素など、これまでのあさぎりさんらしい作風が、自然な形で「LANA」とマッチしているように感じます。
あさぎり まず「LANA」の世界観がどういうものか聞いたときに、ディストピア的な世界だけど、だからと言って暗い話ではなく、終わってしまった世界の儚さだったり綺麗さに目を向けたいと。それは、僕が日頃から意識していることもあったので、指定された要素は守りつつ、かなり好きにやらせていただきました。自分がやりたいことができて、しかもそれが動画になって大きなプロジェクトとして展開されるというのはありがたいことでした。 Yako ビジュアル面では、僕らにかなり一任してもらいました。あさぎりさんの作風が100%出ていれば、絶対にハマると思っていたので、イメージや世界観設定はある程度最初に伝えて、「LANA」のキャラクターデザインから、ビジュアル面に関する世界・イメージの構築に関してはあさぎりさんにお任せしちゃいましたね。画の構成やカット割りに関しては、僕の方がやっていました。
あさぎり Yakoさんの方から「自由にやっていい」というお話をうかがったので、かなり楽しんでやらせていただきました。LANAのキャラクターデザインをする時も、すごい楽しんでできましたし。大まかなものでわけると2パターンぐらいなんですけど、髪やメガネの有無といった細部含めて6パターンほど用意しました。
Yako メガネ有りとかですね。
あさぎり 僕がメガネ好きだったので(笑)。 TOMSUKE ビジュアル面をお任せできたのは、やっぱり最初の話し合いで、Yakoさんとのイメージの共有がバッチリできたのが大きいですね。それは例えば、「ゲームとかアニメで何が好き?」という話なんですが(笑)、そこで好きな作品が合致した時点で、あまり何も言うことはない。同じところを見ているということなので、実際にあがってきた作品を見ても、価値観のズレは全くなかったです。
──LANAのキャラクターデザインには、どこか、ボーカルの村上(来渚)さんご自身とも通ずるものを感じました。
あさぎり その段階では、僕らは来渚さんがどんなお姿をしているのか、どんな歌声かも全然わかっていなかったんですけどね。
Yako 僕もお会いしていた訳ではないし、最初の段階では来渚さんというのは決まっていなかったので、「ハードディスクの少女」というイメージの中で膨らませていった感じでした。
あさぎり 極論を言うと、「こういう世界観のアニメに出てくる女の子ってこんな感じだよね」というイメージで描きましたよね。
TOMSUKE イラストもボーカルも、まず世界観ありきで選んだので、それぞれ同時進行でしたが軸がブレなかったので、後から違和感は出ませんでしたね。来渚ちゃんの儚げな声質を聴いた時に、心象風景として、世界の中で一人ぼっちの女の子の歌声って感じがしたんです。だから、あさぎりさんが描いてくださったLANAと来渚ちゃんはすごく一致しました。さすがに、本人はまだ中学生だから、退廃主義といった素養はないと思うんですが(笑)。でも、レコーディング中に、ホラー小説が好きという話を聞いて、ホラー小説→澁澤龍彦『O嬢の物語』→退廃主義→廃墟という連想が脳内補完されていって、曲をつくる際にも多少フィードバックされています。
Yako そうだったんですね(笑)。僕が来渚さんの声を聴いた時、幼さは残っているけれど、中学生らしからぬ声だと感じました。例えば、デビュー前の中学生だったClariSの声と聴き比べても、どちらもあどけなさはあるんだけど、ベクトルが全く違う。最初、アイドル活動をされていることも知らなくて、歌を聴いた後から聞かされたんですけど、とても想像できませんでした。
あさぎり 僕も、来渚さんの声は、LANAというキャラクターの設定、一人ぼっちの女の子が発する声として、しっくりくるなという印象がありました。僕のキャラデともマッチしていて、「LANA」の雰囲気を演出していると思います。
Yako 僕は過去にJazzin'parkと仕事をさせてもらったので、これまでのJazzin'parkと比較して聴いた部分があります。それで言うと、これまでのJazzin'parkの楽曲と毛色とはまた違って、楽曲の幅が広がっているという印象でした。
あさぎり 「LANA」として、全6曲が公開されましたが、楽曲の幅が広いというのは僕も感じました。一曲目に発表された「LANA - キロクノカケラ -」を初めて聴いた時、予想よりもアップテンポな曲だと思ったんですけど、その分、動画になった時の展開が楽しみで。曲調が変わるところで映像が切り替わって、みたいな映像上の想像力を刺激してくれる曲だったので、できた時を楽しみにしながら描きましたね。
Yako みんな〝遊んでる〟というのが一番の印象でした。
TOMSUKE 「LANA」に関しては、自分の中に最初から世界が確固としてあったので、空想遊びじゃないですが、まるで夢の世界で音楽をつくっているという感覚がずっと続いていました。すごい楽しかったですね。
あさぎり ちなみに、僕、「pop'n music」や「beatmania」をめちゃくちゃやっていた時期があって、「撫子ロック」が大好きでした。
TOMSUKE 僕の曲ですね。
あさぎり そうなんです! だからお話をいただいた時に、「あの曲をつくった方だ!」と思ってテンション上がりました。
──「LANA」の大きな軸として、音楽ともう一つ、映像があったと思いますが、現在映像に関しては4本が公開されています。「LANA」のキャラクターデザインから映像まで、お二人で制作されて、意識された点はありますか?
あさぎり 僕にとっては、自分のイラストによるキャラクターや背景が動いたり、ましてや3Dとイラストが同居している映像になったのは初めてだったんです。
Yako リール映像に参加されていたことはありましたが、いわゆるPVは初めてですよね。
あさぎり そうです。だから、これはツール上での描き方の話になってしまいますが、LANAのパーツや背景をレイヤーに分けて描くとか、普段よりも動画になることを意識しました。実際にYakoさんが映像にしてくれたものを見ると、ちゃんと動きができていて、それは初めての感覚でした。
Yako 僕は、あさぎりさんのイラストの個性的なタッチを3Dの動画にした時に、あさぎりさんの世界観を壊さないように意識しました。特に、あさぎりさんにデザインしていただいた記憶媒体という設定やステージはすべて3Dに起こしたので。アングル決めにしても、立っている・座っているといった大まかな姿勢だけ指定して、後はあさぎりさんにお任せしました。あさぎりさんのイラストの構図には、広角で撮ったようなアングル感という特徴があるので、それをそのまま発揮してほしかったので。 ──「LANA」において、無機物であるハードディスクが感情を持ってしまうストーリーであったり、記憶媒体などのメカニカルなオブジェクトなど、SF的な要素が多分に含まれているかと思います。ビジュアルに関しては、お二人の好みもかなり入っていたんでしょうか?
Yako 僕は特にSFが好きというわけでもないですが、映画とアニメ作品の中で、好きなSF作品もあるので、イメージの共有のために、最初にそういう話をしましたよね。
あさぎり 僕も、SF好きというほどではないです。でも映画とかゲームとかで好きな作品を考えた時、やっぱりロボットやガジェットを見たときに気持ちが高ぶる。メカニカルな部分に関して言えば、僕が好きな、身体がどこか変形していたり、口が割れているメカ少女みたいなモチーフは、『攻殻機動隊』の影響かもしれない。『第9地区』の、日本人好みのロボットやガジェット、気持ち悪い宇宙人のデザインなんかも、見ていて単純にカッコいい。たまらないものがありますね。あと、ロボットは基本的に好きなんですけど、ピクサー制作の『ウォーリー』という映画が大好きです。ストーリーもロボットのデザインも素晴らしいんですが、エンドロールに流れるアニメがまた最高で! ロボットがいる状態で人間が文明を一からやり直す様を描いたアニメーションなんですが、実は、ここ最近、それにかなり影響を受けて描いている作品が多いです。
──ロボットがお好きなのは、質感ですか? それとも人工知能の可能性や、無機物に魂が宿るかといった観念性の方ですか?
あさぎり 鉄の質感が好きというのは前提としてあります、単純にパワードスーツがカッコいいとかって。人型のアンドロイドのストーリーであれば、心の描写の方にも目がいきます。
Yako 僕も、ディティールとして好きか、ストーリーとして好きか、というのはわかれます。『第9地区』は、僕もディティールとして好きです。同じように、メカとして好きな作品と、メカを題材とした話として好きな作品があります。
あさぎり ただ、どっちかと言うと、僕はやっぱりメカのディティールに惹かれてしまうところはありますね。LANAを描く時も、デザイン上でそこまでメカメカしいパーツを出さなくても、ちょっと分割線が肌にあるだけでもロボットっぽく見せることは可能なんです。あとは、「ハードディスクの女の子」という設定さえあれば。でも、僕としては、関節にロボっぽい描写はほしいと思って、あえて金属が見えるように描きました。
Yako LANAをどこまで機械的に描くか、どこまで人型に近付けるのか、という話し合いに、一番時間を割いたかも。ストーリーとすり合わせて、LANAのビジュアルをどういう風に落ち着けるかというのは、かなり話し合いましたよね。
あさぎり どの程度、ビジュアル的にメカニカルな部分を描くかという点に関しては、僕からいくつか提案しましたね。人型ロボットが登場するBjork の「All Is Full Of Love」のような動画や、ディズニーの『ファイアボール』というアニメに登場するドロッセルのような全身ロボットとか。
Yako ドロッセルにも心は通っていますけど(笑)、「LANA」は心の在処を巡るもうちょっとストレートな話ではあるから、もっと感情移入しやすいデザインにしてほしいという話をしたりして。ロボットと人との心の交流を描く『イヴの時間』のような作品が大好きなので、物語との調和は意識してましたね。結局、少女らしさは残したいけれど、LANA自身が映像に登場するのは短いので、多少メカらしさも残してロボットっぽさを見せようということになりました。それがあさぎりさんのイラストの良さを発揮できるラインでもあると思って、今のLANAができていきました。
Yako ただの音楽よりも、音を聴いたらその話がフィードバックされるって、真っ先に思い浮かぶのはサウンドトラックですよね。サウンドトラック、つまり、映画やアニメに付いている音楽の方が、記憶に残りやすい。キャラクターもいて、ストーリーもあって、音楽だけのものよりも情報量が違うから。そういうものは昔から好きで、「LANA」にもサウンドトラック的な側面があると思ってます。さらに、今回はその情報量を映像で補完しています。
──今、音楽に限らず、どのジャンルにおいても、コンテンツ単体ではなく、ストーリーテリングが重要視されている時代だと言われています。お二人も創作において、ストーリーテリングを意識されますか?
あさぎり 僕は毎回、ストーリーとまではいかなくても、ぼんやりとでも世界観やプロットを考えて、それをデザインする感覚でイラストを描いています。例えば、僕が参加している「QUADROPHENIA」というユニットでは、音楽をつくってCDパッケージとして販売したりしています。僕はアートワーク担当としてジャケットイラストなどを描くんですが、まずみんなで最初に話し合うのは、やっぱりストーリーなんです。女の子の話であれば、どういう女の子がどういう世界にいてどうなる話なのかを決めた後に、それに沿った音楽やイラストに着手する。日頃から世界観を意識したものづくりをやっていました。絵として、見ていて〝気持ちいい感じ〟はもちろん意識はしますが、こちらが表現する際は、絵の細部やキャラクターよりも、それらで構成されている世界の雰囲気を伝えることに主眼を置いています。
Yako 音楽の世界だとそういうの多いですよね。特にPVなどの映像表現に関しては、物語性を意識します。僕が、ネットレーベルの「Bunkai-Kei records」を一緒に主宰しているGo-qualiaのMVをつくる時、本人がそういう設定を考えるのが好きというのもあるんですが、音楽の背景にある世界をいかに映像で表現するかに苦心しています。
今、アニメの主題歌がオリコンのトップチャートに入ってくるようになったのも良い例だし、売れているアイドルも、成長や脱退を通していかに文脈をつくるか、いかにプロレス的に盛り上げるかというのが重要視されていて、ストーリーが尊重されている時代だというのは感じます。コンテンツ単体としての良さもあるけれど、物語が背後にあるコンテンツは、やっぱり情報量のつまり方が違う。裏にあるストーリーがうかがえるものの方が、それを受容した時に感情が生まれやすい。
──世界観ありきで音楽・映像・ラジオドラマ・ブログという形で展開された「LANA」も、その潮流から生まれた作品なのかもしれませんね。
Yako 単純にカッコいい映像をつけて下さい、という話じゃなく、一つのストーリーがあって、映像や音楽が補い合っているプロジェクトですからね。
──今回、その楽曲ひとつ一つが、改めてアルバムという形式にパッケージングされて配信されるにあたって、最後の音楽と映像である「LANA – セカイノハズレ -」が公開されましたが、これは本編の物語とは違うんですよね?
Yako そうですね、これまでのPV映像ではなく、「LANA」というプロジェクト全体のエンドロールに近い映像です。そのイラストに、あさぎりさんのミニLANAがあがってきた時、「こんなかわいい絵を描くの!?」ってビックリして(笑)。
あさぎり 光栄です。普段、こういう絵って描かないですからね。 Yako 3頭身のキャラを描かれていた時もあったじゃないですか。これまでのものは、3頭身でありながらリアリティのあるグロテスクさを含んだイラストだったんですが、今回のは完全にベクトルが違って、そのデフォルメがかわいい方に振り切っていたので、意外でした。 あさぎり 今まで3頭身のキャラを描く時って、趣味でしかなかったので、「3頭身ってだいたいこんなもんだよね」という程度で描いていたんです。今回は、プロジェクトの最後に位置付けられるイラストになるので、「小さいもののかわいいさはどこに宿るか」を考えて、手足がぽてっとした感じとか、かわいいデフォルメを目指した甲斐があります。
Yako 今回、エンドロールとなる映像だと聞いた時に、『じょしらく』のエンディングに出てくるキャラのデフォルメ感とかを伝えてましたよね(笑)。
TOMOSUKE LANAの世界観やキャラクターデザインは、儚さや虚無的な感じをまとっているから、その反動でさらにかわいく見える。めちゃめちゃいいですよね。
あさぎり ありがとうございます。
──フィギュア化に期待です!
Yako 位置付けとしては本当にエンドロールに近く、「LANA」という物語の重要な要素を抽出しています。特殊な位置付けのエンドロールを除いたら、1分程度の映像を3本、僕はあさぎりさんと制作したことになります。「LANA」は、僕の好きな世界感の中で、映像表現としてもかなり自由にやらせてもらって、とても楽しんで制作できました。そして、思った以上に、一見してそこにある情報以上のものが詰め込まれているので、これまで追いかけてくれた人にも改めて見てほしいですし、未見の人も映像を見て、アルバムも聴いてほしいですね。
あさぎり 今回僕は、イラストで参加させてもらいましたが、「LANA」という企画は、LANAというキャラクターの声で歌うっていうことですよね。自分で描いたキャラなんですけど、来渚さんがLANAとして歌っているのを聴いた時に、それまで以上にLANAに愛着が湧いたんですよね。めっちゃかわいいじゃんこの子、って(笑)。だから、イラストも現実も含めて、LANAちゃんかわいいと思ってもらえれば、僕は満足です。そういう世界観の良さを感じていただければ嬉しいですね。
Yako
http://www.flapper3.com/
http://bunkai-kei.com|https://twitter.com/yako_flapper3
Webデザイン/映像会社のflapper3所属。また、オンライン・レーベル「Bunkai-Kei records」を主宰し、音楽イベント「OUT OF DOTS」のオーガナイザーもつとめる。Jazzin’park「perfect blue」のPVをはじめ、音楽・アニメ関連の映像制作を手がける他、DJ・VJとしても様々なイベントで活動を続ける。
あさぎり
http://asgr01.tumblr.com/
https://twitter.com/asgr|http://quadrophenia.cc/
イラストレーター。過去には、TVアニメ「ブラック★ロックシューター」の武器設定等のデザインを担当。また、クリエイティブユニット「QUADROPHENIA」のアートワーク担当。
TOMOSUKE(トモスケ)
https://twitter.com/_TOMOSUKE_
TOMOSUKE、Zektbach、Dormir等、様々な名義でBEMANIシリーズにバラエティに富んだ楽曲を提供する人気コンポーザー。代表的楽曲「凛として咲く花の如く」は、BEMANIファン以外にも広く知られているキラーチューンである。
前回、TOMOSUKEさんと楽曲を制作したJazzin'parkの、栗原暁さんと久保田真悟さん、LANAパートのボーカルを担当した村上来渚(GEM)さんにお話をうかがった。
「LANA」──記憶と記録を巡る物語 Jazzin’park×村上来渚(GEM)対談
今回、イラストを担当されたあさぎりさん、映像を担当されたflapper3からはYakoさんをお迎えし、「LANA」の映像面でのお話から、創作への取り組みまでを語ってもらった。
※作曲家のTOMOSUKEさんにも、特別ゲストとして対談中にコメントをいただいています
退廃と暖かみが同居する世界
──お二人は、「LANA」プロジェクトにどのように参加されたのでしょうか?Yako 僕が以前にJazzin' parkのPVを手がけたことがあったので、映像の面で「LANA」に協力してほしいと声をかけていただきました。そこでアイデア段階から、TOMOSUKEさんとJazzin' parkとの話し合いに参加させてもらいました。
どういう世界観やビジュアルにするかという話を最初にした時、みんなの中にあった退廃的な世界感──イメージ共有のための例として出てきたのが『灰羽連盟』だったり──について、特にTOMOSUKEさんと話がよくあった。
──そこで世界観を共有したYakoさんが、それに合うイラストレーターさんとして提案された中に、あさぎりさんがいたということですか? Yako そうです。僕は以前からネットを通してあさぎりさんの作品を知っていて、何か一緒にやってみたいとは思っていて、今回初めてコンタクトをとってみました。
あさぎり 音楽と組んで自分の描いた絵が動画になるというコラボレーションをしてみたいと思っていたので、いきなり大きなお話をいただいて、是非やりますと。
Yako それで、僕があさぎりさんとやりとりして、それを映像にしていきました。あさぎりさんは以前、つぶつぶのオレンジ色のキャラクターを描いていた時期がありましたよね。その時から、「pixiv」や「ニコニコ動画」の「描いてみた」で見ていたんです。
あさぎり そんな前からだったんですか!
Yako その後、ネットレーベルの「ALTEMA Records」のイベントフライヤーや、「Novier Records」からリリースしたGo-qualiaさんのシングルジャケットなどをされているのも見てました。
TOMOSUKE Jazzin' parkと、映像もあわせた企画をやろうという話になった時、まず僕の中にあったのは、「廃墟」と古びた「遊園地」というモチーフだったんです。昭和の遊園地って、ビビッドとは言わないけれど、かなり明るめの色合いと退廃的な雰囲気が同居している。あさぎりさんのイラストのカラーは、それにすごく合っていたので、この人しかいないだろうということになりました。
Yako あさぎりさんの持ち味である色使いや若干のサイケデリックさ、イラストのメカニカルな要素も含めて、ピッタリでした。
──独特な色使い、世界観、メカ要素など、これまでのあさぎりさんらしい作風が、自然な形で「LANA」とマッチしているように感じます。
あさぎり まず「LANA」の世界観がどういうものか聞いたときに、ディストピア的な世界だけど、だからと言って暗い話ではなく、終わってしまった世界の儚さだったり綺麗さに目を向けたいと。それは、僕が日頃から意識していることもあったので、指定された要素は守りつつ、かなり好きにやらせていただきました。自分がやりたいことができて、しかもそれが動画になって大きなプロジェクトとして展開されるというのはありがたいことでした。 Yako ビジュアル面では、僕らにかなり一任してもらいました。あさぎりさんの作風が100%出ていれば、絶対にハマると思っていたので、イメージや世界観設定はある程度最初に伝えて、「LANA」のキャラクターデザインから、ビジュアル面に関する世界・イメージの構築に関してはあさぎりさんにお任せしちゃいましたね。画の構成やカット割りに関しては、僕の方がやっていました。
あさぎり Yakoさんの方から「自由にやっていい」というお話をうかがったので、かなり楽しんでやらせていただきました。LANAのキャラクターデザインをする時も、すごい楽しんでできましたし。大まかなものでわけると2パターンぐらいなんですけど、髪やメガネの有無といった細部含めて6パターンほど用意しました。
Yako メガネ有りとかですね。
あさぎり 僕がメガネ好きだったので(笑)。 TOMSUKE ビジュアル面をお任せできたのは、やっぱり最初の話し合いで、Yakoさんとのイメージの共有がバッチリできたのが大きいですね。それは例えば、「ゲームとかアニメで何が好き?」という話なんですが(笑)、そこで好きな作品が合致した時点で、あまり何も言うことはない。同じところを見ているということなので、実際にあがってきた作品を見ても、価値観のズレは全くなかったです。
──LANAのキャラクターデザインには、どこか、ボーカルの村上(来渚)さんご自身とも通ずるものを感じました。
あさぎり その段階では、僕らは来渚さんがどんなお姿をしているのか、どんな歌声かも全然わかっていなかったんですけどね。
Yako 僕もお会いしていた訳ではないし、最初の段階では来渚さんというのは決まっていなかったので、「ハードディスクの少女」というイメージの中で膨らませていった感じでした。
あさぎり 極論を言うと、「こういう世界観のアニメに出てくる女の子ってこんな感じだよね」というイメージで描きましたよね。
TOMSUKE イラストもボーカルも、まず世界観ありきで選んだので、それぞれ同時進行でしたが軸がブレなかったので、後から違和感は出ませんでしたね。来渚ちゃんの儚げな声質を聴いた時に、心象風景として、世界の中で一人ぼっちの女の子の歌声って感じがしたんです。だから、あさぎりさんが描いてくださったLANAと来渚ちゃんはすごく一致しました。さすがに、本人はまだ中学生だから、退廃主義といった素養はないと思うんですが(笑)。でも、レコーディング中に、ホラー小説が好きという話を聞いて、ホラー小説→澁澤龍彦『O嬢の物語』→退廃主義→廃墟という連想が脳内補完されていって、曲をつくる際にも多少フィードバックされています。
Yako そうだったんですね(笑)。僕が来渚さんの声を聴いた時、幼さは残っているけれど、中学生らしからぬ声だと感じました。例えば、デビュー前の中学生だったClariSの声と聴き比べても、どちらもあどけなさはあるんだけど、ベクトルが全く違う。最初、アイドル活動をされていることも知らなくて、歌を聴いた後から聞かされたんですけど、とても想像できませんでした。
あさぎり 僕も、来渚さんの声は、LANAというキャラクターの設定、一人ぼっちの女の子が発する声として、しっくりくるなという印象がありました。僕のキャラデともマッチしていて、「LANA」の雰囲気を演出していると思います。
心の在り処を巡って
──TOMOSUKEさんとJazzin'parkによる「LANA」の楽曲自体を聴いていかがでしたか?Yako 僕は過去にJazzin'parkと仕事をさせてもらったので、これまでのJazzin'parkと比較して聴いた部分があります。それで言うと、これまでのJazzin'parkの楽曲と毛色とはまた違って、楽曲の幅が広がっているという印象でした。
あさぎり 「LANA」として、全6曲が公開されましたが、楽曲の幅が広いというのは僕も感じました。一曲目に発表された「LANA - キロクノカケラ -」を初めて聴いた時、予想よりもアップテンポな曲だと思ったんですけど、その分、動画になった時の展開が楽しみで。曲調が変わるところで映像が切り替わって、みたいな映像上の想像力を刺激してくれる曲だったので、できた時を楽しみにしながら描きましたね。
Yako みんな〝遊んでる〟というのが一番の印象でした。
TOMSUKE 「LANA」に関しては、自分の中に最初から世界が確固としてあったので、空想遊びじゃないですが、まるで夢の世界で音楽をつくっているという感覚がずっと続いていました。すごい楽しかったですね。
あさぎり ちなみに、僕、「pop'n music」や「beatmania」をめちゃくちゃやっていた時期があって、「撫子ロック」が大好きでした。
TOMSUKE 僕の曲ですね。
あさぎり そうなんです! だからお話をいただいた時に、「あの曲をつくった方だ!」と思ってテンション上がりました。
──「LANA」の大きな軸として、音楽ともう一つ、映像があったと思いますが、現在映像に関しては4本が公開されています。「LANA」のキャラクターデザインから映像まで、お二人で制作されて、意識された点はありますか?
あさぎり 僕にとっては、自分のイラストによるキャラクターや背景が動いたり、ましてや3Dとイラストが同居している映像になったのは初めてだったんです。
Yako リール映像に参加されていたことはありましたが、いわゆるPVは初めてですよね。
あさぎり そうです。だから、これはツール上での描き方の話になってしまいますが、LANAのパーツや背景をレイヤーに分けて描くとか、普段よりも動画になることを意識しました。実際にYakoさんが映像にしてくれたものを見ると、ちゃんと動きができていて、それは初めての感覚でした。
Yako 僕は、あさぎりさんのイラストの個性的なタッチを3Dの動画にした時に、あさぎりさんの世界観を壊さないように意識しました。特に、あさぎりさんにデザインしていただいた記憶媒体という設定やステージはすべて3Dに起こしたので。アングル決めにしても、立っている・座っているといった大まかな姿勢だけ指定して、後はあさぎりさんにお任せしました。あさぎりさんのイラストの構図には、広角で撮ったようなアングル感という特徴があるので、それをそのまま発揮してほしかったので。 ──「LANA」において、無機物であるハードディスクが感情を持ってしまうストーリーであったり、記憶媒体などのメカニカルなオブジェクトなど、SF的な要素が多分に含まれているかと思います。ビジュアルに関しては、お二人の好みもかなり入っていたんでしょうか?
Yako 僕は特にSFが好きというわけでもないですが、映画とアニメ作品の中で、好きなSF作品もあるので、イメージの共有のために、最初にそういう話をしましたよね。
あさぎり 僕も、SF好きというほどではないです。でも映画とかゲームとかで好きな作品を考えた時、やっぱりロボットやガジェットを見たときに気持ちが高ぶる。メカニカルな部分に関して言えば、僕が好きな、身体がどこか変形していたり、口が割れているメカ少女みたいなモチーフは、『攻殻機動隊』の影響かもしれない。『第9地区』の、日本人好みのロボットやガジェット、気持ち悪い宇宙人のデザインなんかも、見ていて単純にカッコいい。たまらないものがありますね。あと、ロボットは基本的に好きなんですけど、ピクサー制作の『ウォーリー』という映画が大好きです。ストーリーもロボットのデザインも素晴らしいんですが、エンドロールに流れるアニメがまた最高で! ロボットがいる状態で人間が文明を一からやり直す様を描いたアニメーションなんですが、実は、ここ最近、それにかなり影響を受けて描いている作品が多いです。
──ロボットがお好きなのは、質感ですか? それとも人工知能の可能性や、無機物に魂が宿るかといった観念性の方ですか?
あさぎり 鉄の質感が好きというのは前提としてあります、単純にパワードスーツがカッコいいとかって。人型のアンドロイドのストーリーであれば、心の描写の方にも目がいきます。
Yako 僕も、ディティールとして好きか、ストーリーとして好きか、というのはわかれます。『第9地区』は、僕もディティールとして好きです。同じように、メカとして好きな作品と、メカを題材とした話として好きな作品があります。
あさぎり ただ、どっちかと言うと、僕はやっぱりメカのディティールに惹かれてしまうところはありますね。LANAを描く時も、デザイン上でそこまでメカメカしいパーツを出さなくても、ちょっと分割線が肌にあるだけでもロボットっぽく見せることは可能なんです。あとは、「ハードディスクの女の子」という設定さえあれば。でも、僕としては、関節にロボっぽい描写はほしいと思って、あえて金属が見えるように描きました。
Yako LANAをどこまで機械的に描くか、どこまで人型に近付けるのか、という話し合いに、一番時間を割いたかも。ストーリーとすり合わせて、LANAのビジュアルをどういう風に落ち着けるかというのは、かなり話し合いましたよね。
あさぎり どの程度、ビジュアル的にメカニカルな部分を描くかという点に関しては、僕からいくつか提案しましたね。人型ロボットが登場するBjork の「All Is Full Of Love」のような動画や、ディズニーの『ファイアボール』というアニメに登場するドロッセルのような全身ロボットとか。
Yako ドロッセルにも心は通っていますけど(笑)、「LANA」は心の在処を巡るもうちょっとストレートな話ではあるから、もっと感情移入しやすいデザインにしてほしいという話をしたりして。ロボットと人との心の交流を描く『イヴの時間』のような作品が大好きなので、物語との調和は意識してましたね。結局、少女らしさは残したいけれど、LANA自身が映像に登場するのは短いので、多少メカらしさも残してロボットっぽさを見せようということになりました。それがあさぎりさんのイラストの良さを発揮できるラインでもあると思って、今のLANAができていきました。
物語ることの情報量
──「LANA」は、感情を想起させる記録メディアとしての音楽の特性にスポットを当てているんだと思いました。Yako ただの音楽よりも、音を聴いたらその話がフィードバックされるって、真っ先に思い浮かぶのはサウンドトラックですよね。サウンドトラック、つまり、映画やアニメに付いている音楽の方が、記憶に残りやすい。キャラクターもいて、ストーリーもあって、音楽だけのものよりも情報量が違うから。そういうものは昔から好きで、「LANA」にもサウンドトラック的な側面があると思ってます。さらに、今回はその情報量を映像で補完しています。
──今、音楽に限らず、どのジャンルにおいても、コンテンツ単体ではなく、ストーリーテリングが重要視されている時代だと言われています。お二人も創作において、ストーリーテリングを意識されますか?
あさぎり 僕は毎回、ストーリーとまではいかなくても、ぼんやりとでも世界観やプロットを考えて、それをデザインする感覚でイラストを描いています。例えば、僕が参加している「QUADROPHENIA」というユニットでは、音楽をつくってCDパッケージとして販売したりしています。僕はアートワーク担当としてジャケットイラストなどを描くんですが、まずみんなで最初に話し合うのは、やっぱりストーリーなんです。女の子の話であれば、どういう女の子がどういう世界にいてどうなる話なのかを決めた後に、それに沿った音楽やイラストに着手する。日頃から世界観を意識したものづくりをやっていました。絵として、見ていて〝気持ちいい感じ〟はもちろん意識はしますが、こちらが表現する際は、絵の細部やキャラクターよりも、それらで構成されている世界の雰囲気を伝えることに主眼を置いています。
Yako 音楽の世界だとそういうの多いですよね。特にPVなどの映像表現に関しては、物語性を意識します。僕が、ネットレーベルの「Bunkai-Kei records」を一緒に主宰しているGo-qualiaのMVをつくる時、本人がそういう設定を考えるのが好きというのもあるんですが、音楽の背景にある世界をいかに映像で表現するかに苦心しています。
今、アニメの主題歌がオリコンのトップチャートに入ってくるようになったのも良い例だし、売れているアイドルも、成長や脱退を通していかに文脈をつくるか、いかにプロレス的に盛り上げるかというのが重要視されていて、ストーリーが尊重されている時代だというのは感じます。コンテンツ単体としての良さもあるけれど、物語が背後にあるコンテンツは、やっぱり情報量のつまり方が違う。裏にあるストーリーがうかがえるものの方が、それを受容した時に感情が生まれやすい。
──世界観ありきで音楽・映像・ラジオドラマ・ブログという形で展開された「LANA」も、その潮流から生まれた作品なのかもしれませんね。
Yako 単純にカッコいい映像をつけて下さい、という話じゃなく、一つのストーリーがあって、映像や音楽が補い合っているプロジェクトですからね。
──今回、その楽曲ひとつ一つが、改めてアルバムという形式にパッケージングされて配信されるにあたって、最後の音楽と映像である「LANA – セカイノハズレ -」が公開されましたが、これは本編の物語とは違うんですよね?
Yako そうですね、これまでのPV映像ではなく、「LANA」というプロジェクト全体のエンドロールに近い映像です。そのイラストに、あさぎりさんのミニLANAがあがってきた時、「こんなかわいい絵を描くの!?」ってビックリして(笑)。
あさぎり 光栄です。普段、こういう絵って描かないですからね。 Yako 3頭身のキャラを描かれていた時もあったじゃないですか。これまでのものは、3頭身でありながらリアリティのあるグロテスクさを含んだイラストだったんですが、今回のは完全にベクトルが違って、そのデフォルメがかわいい方に振り切っていたので、意外でした。 あさぎり 今まで3頭身のキャラを描く時って、趣味でしかなかったので、「3頭身ってだいたいこんなもんだよね」という程度で描いていたんです。今回は、プロジェクトの最後に位置付けられるイラストになるので、「小さいもののかわいいさはどこに宿るか」を考えて、手足がぽてっとした感じとか、かわいいデフォルメを目指した甲斐があります。
Yako 今回、エンドロールとなる映像だと聞いた時に、『じょしらく』のエンディングに出てくるキャラのデフォルメ感とかを伝えてましたよね(笑)。
TOMOSUKE LANAの世界観やキャラクターデザインは、儚さや虚無的な感じをまとっているから、その反動でさらにかわいく見える。めちゃめちゃいいですよね。
あさぎり ありがとうございます。
──フィギュア化に期待です!
Yako 位置付けとしては本当にエンドロールに近く、「LANA」という物語の重要な要素を抽出しています。特殊な位置付けのエンドロールを除いたら、1分程度の映像を3本、僕はあさぎりさんと制作したことになります。「LANA」は、僕の好きな世界感の中で、映像表現としてもかなり自由にやらせてもらって、とても楽しんで制作できました。そして、思った以上に、一見してそこにある情報以上のものが詰め込まれているので、これまで追いかけてくれた人にも改めて見てほしいですし、未見の人も映像を見て、アルバムも聴いてほしいですね。
あさぎり 今回僕は、イラストで参加させてもらいましたが、「LANA」という企画は、LANAというキャラクターの声で歌うっていうことですよね。自分で描いたキャラなんですけど、来渚さんがLANAとして歌っているのを聴いた時に、それまで以上にLANAに愛着が湧いたんですよね。めっちゃかわいいじゃんこの子、って(笑)。だから、イラストも現実も含めて、LANAちゃんかわいいと思ってもらえれば、僕は満足です。そういう世界観の良さを感じていただければ嬉しいですね。
Yako
http://www.flapper3.com/
http://bunkai-kei.com|https://twitter.com/yako_flapper3
Webデザイン/映像会社のflapper3所属。また、オンライン・レーベル「Bunkai-Kei records」を主宰し、音楽イベント「OUT OF DOTS」のオーガナイザーもつとめる。Jazzin’park「perfect blue」のPVをはじめ、音楽・アニメ関連の映像制作を手がける他、DJ・VJとしても様々なイベントで活動を続ける。
あさぎり
http://asgr01.tumblr.com/
https://twitter.com/asgr|http://quadrophenia.cc/
イラストレーター。過去には、TVアニメ「ブラック★ロックシューター」の武器設定等のデザインを担当。また、クリエイティブユニット「QUADROPHENIA」のアートワーク担当。
TOMOSUKE(トモスケ)
https://twitter.com/_TOMOSUKE_
TOMOSUKE、Zektbach、Dormir等、様々な名義でBEMANIシリーズにバラエティに富んだ楽曲を提供する人気コンポーザー。代表的楽曲「凛として咲く花の如く」は、BEMANIファン以外にも広く知られているキラーチューンである。
関連商品
TOMOSUKE×Jazzin'park presents LANA
発売 : 2013年7月24日
価格 : 1,500円(税込み)
発売元 : (株)コナミデジタルエンタテインメント
配信サイト : iTunes、「着信★うた♪」他
※「LANA - キロクノカケラ (sasakure.UK Framework Remix) 」Remixed by sasakure.UK、「LANA - ヒトリノウタ(Hurt inside Remix)」Remixed by ゆよゆっぺを、追加新録収録!
(c)2013 Konami Digital Entertainment, (c)TinyVoiceProduction
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