2022年初夏に公開が予定されている同作の実写映画のメインキャストが発表された。
女子高生・佐山うらら役を芦田愛菜さんが、75歳の市野井雪役を宮本信子さんがそれぞれ演じる。
二人の共演は映画『阪急電車~片道15分の奇跡~』以来10年ぶり2度目。
脚本担当は、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』『ちゅらさん』、映画『阪急電車~片道15分の奇跡~』、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』など、名作を数多く手掛けた脚本家・岡田惠和さん。
監督はドラマ『妖怪人間ベム』、映画『青くて痛くて脆い』で知られる狩山俊輔さんがつとめる。
メインキャスト・原作者のコメントも到着
主人公・うらら役:芦田愛菜さんコメント
オファーを頂いたときに原作を読ませていただきました。読めば読むほどあったかくて元気になるような、愛おしくて抱きしめたくなるような作品だと思いました。
宮本さんとは10年前は孫役として共演させていただき、今回はお友達役として再びご一緒できてとても嬉しかったです。
宮本さんはご自身が納得いくまで台詞を合わせたり、現場を動かれている姿が印象的で、一緒にお芝居をさせていただくと私自身も頭で考えるのではなく自然に体が動いていき、うららの気持ちをスッと引き出していただいたような気がします。
雪役:宮本信子さんコメント
最初にお話しを頂いたとき、まず「“BL”とは何のことですか?」と質問させて頂きました。
原作を読ませていただき、鶴谷さんの絵があたたかくて、やさしくて、素敵でした!隅々までいいんですもの。
雪さんも魅力的な人物なので、岡田さんが書かれた台詞と共に、少しでも雪さんに近づけたらと思いました。
お相手の愛菜さんとは10年前、おばあさんと孫として共演しました。
あの頃は私の手の中に小さな手がスッポリ入ったんです。
今回の共演は嬉しく楽しみにしておりました。
原作:鶴谷香央理さんコメント
初めて企画書をいただいた時は、嬉しくてしばらく鞄に入れていました。プロット、台本といただくうちに、映画というのは、大勢の人のその場の工夫によって組み上げられ、変化していくものだと体感することができました。私が垣間見たその過程は、山あり谷ありの中でも誠実で、ひとつひとつが輝いていて、映画への憧れが大きくなるばかりでした。最後にどんな作品ができあがるのか、今から本当に楽しみです。
漫画『メタモルフォーゼの縁側』
鶴谷香央理さんによる漫画作品『メタモルフォーゼの縁側』。17歳の女子高校生と75歳の老婦人、58歳差の二人が「BL作品」という共通の趣味を通して交流を深め、親友となっていく様を描く。
KADOKAWAのウェブコミック配信サイト「コミックNewtype」にて連載され、2020年10月に完結。同社よりコミックス全5巻が発売されている。
連載開始時からSNSなどで口コミが広がり、「このマンガがすごい!2019」のオンナ編1位や「第22回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」の新人賞など数々の漫画賞を受賞している。
©2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会
©2018 Kaori Tsurutani/KADOKAWA
実写化される漫画
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