女子高生を記号的に映し出す 写真家・青山裕企が集大成的な新刊

女子高生を記号的に映し出す 写真家・青山裕企が集大成的な新刊
女子高生を記号的に映し出す 写真家・青山裕企が集大成的な新刊

青山裕企 『スクールガール・コンプレックス コレクション(仮) 』/画像はすべてAmazonより

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POPなポイントを3行で

  • 青山裕企『スクールガール・コンプレックス』新作
  • 女子高生姿の被写体を思春期の男子視点で映し出す
  • 自選ベストや未発表作、撮り下ろしなど500点以上
写真家・青山裕企さんの写真集『スクールガール・コンプレックス コレクション(仮)』が9月24日(金)に発売される。

青山さんの代表作「スクールガール・コンプレックス」シリーズの最新作にして集大成的な位置付けの一冊で、自選ベストや未発表作、撮り下ろしなど500点以上を収録する。

【写真29点】女子高生を記号的モチーフとして捉えた姿

青山裕企が映し出す記号的モチーフ

青山裕企さんは、女優の吉高由里子さん、元HKT48の指原莉乃さん、元乃木坂46の生駒里奈さん、お笑い芸人のオリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる芸能人を撮影してきた写真家。

自らのオリジナル作品としては、サラリーマンや女子高校生などの日本社会における記号的存在をモチーフに、「ソラリーマン」や「スクールガール・コンプレックス」といったシリーズを発表してきた。その多くは台湾や韓国でも翻訳出版されている。

中でも、制服姿の女子高校生を被写体に、思春期の原風景を映し出した『スクールガール・コンプレックス SCHOOLGIRL COMPLEX』は、写真集としては異例のベストセラーを記録している。

メディア展開も行われた『スクールガール・コンプレックス』

思春期に抱くコンプレックスによる様々な妄想やフェティシズムを、淡い憧憬として表現。徹底して被写体の顔を映さないことで、自然と記号としてのモチーフに意識が向くように仕掛けが施されている。

これまでに『スクールガール・コンプレックス SCHOOLGIRL COMPLEX』『スクールガール・コンプレックス──放課後── SCHOOLGIRL COMPLEX 2』『スクールガール・コンプレックス SCHOOLGIRL COMPLEX 3』『かわいいスカートのめくりかた SCHOOLGIRL COMPLEX 4 スクールガール・コンプレックス』『スクールガール・コンプレックス SCHOOLGIRL COMPLEX 5 少女幻論』の全5作が発表されている。

2011年には映像作品集『SCHOOLGIRL COMPLEX “M”』を、さらには2013年には映画『スクールガール・コンプレックス~放送部篇~』が公開されるなど、同作を原案としたメディアミックスも展開されている。

記号的存在を映す写真家・青山裕企

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