「全日本グラビア大賞2020」受賞や内閣府「クールジャパン」アンバサダー任命など、「コスプレイヤー」という職業自体を広く知れ渡らせるような挑戦を続けている。
そして7月、シングル「SP-LuSH ROAD」をリリースした。数々のアニメソングを手掛けてきたTom-H@ckさんが作曲、ZAQさんが作詞というタッグを組んだ豪華な布陣。
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目次
えなこ
コスプレイヤー。現在はクラビアアイドル、声優、アーティストとしても活躍中。楽曲を掘り下げる過程で、えなこさんのメンタルを評した新しい用語が誕生する…?
ZAQ
テレビアニメ『中二病でも恋がしたい!』や『ささみさん@がんばらない』のOPなど、数々のアニメに楽曲を提供しているシンガーソングライター。「えなこさんの大ファン」。
Tom-H@ck
『けいおん!』主題歌で作曲家デビューした売れっ子音楽プロデューサー。現在、複数の会社を経営する実業家でもあり、オーイシマサヨシとのユニット「OxT」や海外でも高い評価を得る「MYTH & ROID」でアーティストとしても活動する。
鈴木梢
撮影:Diora座談会の進行をつとめる記者。今年の夏の目標は『Fit Boxing 2』を毎日やること!すでに挫折気味!
えなこのアーティスト的素質
さかのぼってお話をうかがいたいのですが、えなこさんは2020年にアーティストデビューされました。それ自体はどんな経緯だったのでしょうか?
もともとコスプレイヤーとしていろんなことをやってみたいとは思っていて、これまで声のお仕事やグラビアにも挑戦しました。
歌も以前からやりたいと思っていたので、事務所に相談して始めることになったんです。去年のデビューはミニアルバムで、それで今回はなんとTomさんとZAQさんに制作をお願いできることになって。
わたしは前回のミニアルバムにも参加していたんですが、そもそもキャリア的にも、Tomさんのつくった曲を編曲することはあっても、Tomさんの曲に詞を書かせてもらうのは、実は初めてだったんですよね。
そう、意外とこれまでこういう布陣はなかったんですよね。
貴重なタッグが実現したわけですね。えなこさんはTomさんとZAQさんの楽曲はずっと聴いてきたと思うんですけど、おふたりとお仕事をしてみてあらためていかがですか?
Tomさんの書かれた曲は学生時代から聴いてきました! ZAQさんの『中二病でも恋がしたい!』や『ささみさん@がんばらない』の楽曲もすごく好きで、音楽理論とかはわからないですけど、独特なメロディだなって。
あれ、「ZAQ節」って呼ばれていて、音楽用語とかじゃないです(笑)。
そうなんですね!(笑)でも本当に、10年前の私に教えてあげたいくらい光栄なお仕事をさせていただいてるなあって思います。
昨年のミニアルバム制作時と比べて、今回成長を自分自身で感じた部分はありますか?
徐々に歌うことに慣れてきた気はしますね。コロナ禍なのでみなさんの前で歌う機会はまだあんまりないですけど、歌いながら踊るようなことにもだんだん慣れてきたかもしれません。
おふたりから見た、えなこさんのアーティスト的素質はどうですか?
歌もダンスも、軽くやったら全部できちゃうんですよ。しかも、本人は「全然練習してないです」と。本当だとしたら、ポテンシャルが高すぎます。
ボイストレーニングの先生は「(えなこさんは)すごく真面目に練習してます」って仰ってました。私も、どこまで伸びしろがあるんだろうって。
それこそ今回ZAQちゃんにつくってもらった歌詞は、ニュアンスを上手につけたら魅力的になる言葉がいくつもあったんですけど、けっこう細かく(えなこちゃんが)操ってましたからね。でも、「すごくうまくなったね!」と言っても「全然練習してないです、言い過ぎです!」って言うから……。
一般的なアーティストのレコーディングよりもだいぶ早い時期からボイトレに入ってましたよね。っていうのも、なぜかボイトレの先生から私に「明日ボイトレがあります。頑張ってもらいます」ってDMが来て。
そうなの!?
そうなんですね(笑)。
そのDMが来た時期が思ってたよりもめっちゃ早くて、「え、もうボイトレ始めるんだ!?」と思ったと同時に、気合入れて練習してくれてるのがわかって嬉しかったですね。
やっぱり、かなり努力されたんじゃないでしょうか?
うーん、どうなんですかね? 歌自体、まだ始めたばかりなので、スポンジのようにどんどん吸収していかないと!って気持ちはあります。
謙虚だね〜!
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