最近SNS上で話題を呼んだ蒼い花柄模様が施された陶器の武器は、戦場とは無縁の雰囲気を放ちながらも、実に穏やかではない作品に仕上がっています。
おグレネードですわー!! pic.twitter.com/tOGng3cbSc
— マミ山 マミ太郎 (@mamiyama400) June 15, 2021
直訳すると「地獄には怒りがない」といった意味を持つこれらの作品は、ボールペンアーティスト・Helena Haussさんが手がけたものでした。
【画像】陶器でつくられた華やかな武器の数々 ※記事内画像はすべてHelena Haussさんの公式サイトより
ボールペンアーティスト・Helena Hauss
ビスコにミルキー、日本でお馴染みのアイテムも多い「Afternoon Delight」
380時間かけて制作された「Seven-Minutes-in-Heaven」
代表作は、日本のお菓子や雑誌などと一緒に少女が寝そべっている「Afternoon Delight」や、ボードゲームを背景に抱き合う男女を描いた「Seven Minutes in Heaven」など。
一見、ポップでかわいらしい作品ばかりですが、本人の公式サイトによれば、作品には慣習やレッテルに支配された社会に対する風刺・自虐などを込めているとしています。
公式サイトでは「ボールペンアートは後戻りはできないし、最後の最後で失敗することもある。私が目指したのは、失敗を恐れず、途中で起こりうる失敗を全体の一部として受け入れることです」と、ボールペンアートに対するこだわりを明かしています。
華やかな武器陶器こと「Hell Hath no Fury」
たぶん世界一お洒落なモーニングスター
この作品は、女性らしさや礼儀正しさという既成概念のベールの裏に隠された、内面の強さ、怒りを表現。
釘バット
手榴弾
デルフトブルーという陶器のスタイルで、すべてHelena Haussさんによるハンドペイント。制作にはボールペン以外も使っているようですが、一発勝負で描き進めるスタイルは変わらないようです。
Helena HaussさんのInstagramによると、これらの「Hell Hath no Fury」のレプリカは購入可能。値段などの詳細は不明ですが、気になる人はDMしてみてはいかがでしょうか。
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