文化勲章受章者6名とともに発表された。11月5日(火)には宮本さん、萩尾さんら21名の文化功労者の顕彰式が東京都内のホテルで開かれる。
文化勲章受章者/文化功労者一覧(敬称略)
【文化勲章】
甘利俊一(あまり しゅんいち)
坂口志文(さかぐち しもん)
佐々木毅(ささき たけし)
田沼武能(たぬま たけよし)
野村萬(のむら まん)
吉野彰(よしの あきら)
【文化功労者】
佐藤忠男(さとう ただお)
石井幹子(いしい もとこ)
猪木武徳(いのき たけのり)
馬場あき子(ばば あきこ)
宇多喜代子(うだ きよこ)
大林宣彦(おおばやし のぶひこ)
金出武雄(かなで たけお)
興膳宏(こうぜん ひろし)
小林芳規(こばやし よしのり)
近藤孝男(こんどう たかお)
笹川陽平(ささかわ ようへい)
佐々木卓治(ささき たくじ)
田渕俊夫(たぶち としお)
宮城能鳳(みやぎ のうほう)
萩尾望都(はぎお もと)
藤原進一郎(ふじわら しんいちろう)
宮本茂(みやもと しげる)
坂東玉三郎(ばんどう たまさぶろう)
柳沢正史(やなぎさわ まさし)
渡辺美佐(わたなべ みさ)
“少女漫画の神様” 萩尾望都
文化功労者に選出された漫画家としては、1994年度の横山隆一さん、2010年度の水木しげるさん、2014年度のちばてつやさんに続く4人目となった萩尾望都さん。『ポーの一族』や『トーマの心臓』、『11人いる!』など、SF、ミステリー、サスペンス、ラブコメディと多彩なジャンルを描き分け傑作を生み出すことから、“少女漫画の神様”と称される。
また、東日本大震災を受け放射性物質などをテーマにした短編集『なのはな』を手がけるなど、ときに社会問題へ切り込む姿勢も評価されている。
なお、萩尾さんは小学館『月刊フラワーズ』の公式サイトを通してコメントを発表している(外部リンク)。
萩尾望都さんコメント
この度、2019年度文化功労者の顕彰を受けました。たいそう光栄に思います。
ちょうど漫画家生活50年目となります。読者に、編集に、多くの友人に助けられ励まされて今があります。そして、たくさんの漫画界の先輩方。この方々の切り開いた道をたどって来ました。この仕事を選び、この道をたどることが出来たことを、嬉しく思います。 これからも、同じように歩んでいきたいと思います。
ありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
萩尾望都
任天堂の礎を築いた宮本茂
宮本茂さんは『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』、『ドンキーコング』の生みの親にして、現在は任天堂の代表取締役フェローをつとめるゲームクリエイター。1981年にアーケードゲームとして展開された『ドンキーコング』の大ヒット以降、『スターフォックス』『ピクミン』『MOTHER』『スプラトゥーン』など、任天堂の様々なゲームタイトルに関わっている。
任天堂が世界的なゲーム会社になる上での礎を築いた功労者だ。
文化について考える
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