アニメやゲームに登場する武器をダンボールで工作し、YouTubeに投稿しているクリエイター・つくるさん。。
ダンボール武器の数々はSNSで広く拡散され、そのクオリティや再現度の高さには注目が集まっている。七つの大罪/シャスティフォルを作る
今回はそんなつくるさん。にメールインタビューを敢行。彼の創作の原点に迫っていく。
【画像】つくるさん。の作品を一気に見る
つくるさん。 最初に工作をしたのは2017年頃で31歳だったと思います。職場で廃棄されるダンボールを使って、息子にショベルカーをつくりました。
息子が予想以上に喜んだので、これを動画で配信したら面白いのではと思ったのがきっかけです。ショベルカーの作り方
──美大や専門学校など、工作に関わる知識や実学を学んだことはありますか?
つくるさん。 設計や工作、映像制作に関しては全くの素人で、目下勉強中です。実際に設計をされているエンジニアの方からみると、僕の作品はとても稚拙に見えるのではないでしょうか。
メカニズムについては、日常生活で目にする機械などをみて取り入れています。特に古い産業機械や建設機械はシンプルかつ頑丈につくられているので、とても勉強になります。
今年からは設計ツールの「3D-CAD」を使い始めました。これも初めてのことで、2回ほど設計ソフトのセミナーを受けましたが、まだ使いこなせていない状況です。
──現在の制作環境はどのようなものですか? また、製作の際はどのような機材を使用しているのでしょうか?
つくるさん。 初期は手描きで設計図をつくっていましたが、今はパソコン上で行っています。
クラフト系で恐らく最大手のYouTubeチャンネルである「The Q」をかなり参考にしています。How to Make FORMULA 1 Car from Cardboard for 500 hours
クラフト系動画は制作過程をスキップ視聴されることが多いのですが「The Q」はトリック撮影等を使って視聴者を飽きさせない工夫をしています。「ああ、こんな見せ方もあるのか」と毎回感心しています。
つくるさん。 再現性です。料理のように材料とつくり方を明確にして「ちょっと頑張れば、自分にもつくれるかも?」というコンセプトを大事にしています。
基本の材料はダンボール。それ以外は100円ショップやホームセンターで入手できる材料を使います。変形する作品が多いですが、電動モーターは使いません。
──ご自分にとって、転機となった作品はありますか?
つくるさん。 今は削除してしまいましたが、マジシャン・セロで有名な、首が突然ストン! と落ちるハロウィンヘッドという手品を針金ハンガーで再現する「首が落ちるマジックを作る」という動画です。
そこそこヒット(10万再生くらい)した作品で、ほかの手品系YouTuberさんが真似するくらいでした。手品動画はまず手品を実演して視聴者を掴み、後半で種明かしをする構成です。
工作動画でもこの手法を取り入れるようにしました。変形作品をつくるきっかけだったと思います。
──ご自身として最も気に入っている作品を選んでいただくことはできますか?
つくるさん。 『メイドインアビス』に登場する「無尽鎚・ブレイズリープ」という武器です。
折り畳みができる大きなツルハシなのですが、原作でもアニメでも変形シーンがゴマかされているので「オレが現実にしてやったぜ!」と勝手に思ってます。メイドインアビス/無尽鎚ブレイズリープを作る
原作者のつくしあきひと先生にもTwitterでリツイートしていただきました。ぜひ劇場版アニメでは僕の動画を参考にしてほしいとひそかに願っています。
──これまで制作してきた作品の中で一番時間がかかった、もしくは制作が大変だったのはどの作品でしょうか?
つくるさん。 ダンボールで『モンスターハンター:ワールド』の武器・大剣をつくった動画です。約2か月、予算も数万円はかかっているので…。モンスターハンター:ワールドの大剣を作る
つくるさん。 アニメ『進撃の巨人 The Final Season』が待ち遠しいですね。あえて原作は読まないようにしているので、ネタバレを見てしまわないよう警戒しています。
──注目しているYouTubeチャンネルはありますか?
つくるさん。 「中田敦彦のYouTube大学」です。トークのスキルも素晴らしいですし、何より膨大な情報をわかりやすく動画にしようとする情熱がすさまじいと思います。【経済】5Gで世界は変わる!インターネットが普及した時以上の変革が起きる
あとは「はじめまして松尾です」ですね。独特の笑い・世界観、動画編集センスがズバ抜けています。来年あたりブームが来るんじゃないでしょうか? 僕と同じ動画編集ソフトを使っているそうなので、よく参考にさせていただいてます。
スパイダーマンのあのシーンを再現したい‼︎【蜘蛛の巣の作り方】
──今後制作してみたいと思っている作品はありますか?
つくるさん。 正直多すぎて絞るのが難しいですが、『進撃の巨人』の立体起動装置や『RWBY』のクレセント・ローズ、『PSYCHO-PASS サイコパス』のドミネーターの3つはいつか挑戦したいと思っています。
一過性のブームを追いかけるのではなく、長く愛される作品をモチーフにしたいと思っています。
ダンボール武器の数々はSNSで広く拡散され、そのクオリティや再現度の高さには注目が集まっている。
【画像】つくるさん。の作品を一気に見る
独学で高めたスキルの数々
──YouTubeを始めたきっかけは何ですか? また、最初にダンボール工作を始めた時期はいつ頃でしょうか?つくるさん。 最初に工作をしたのは2017年頃で31歳だったと思います。職場で廃棄されるダンボールを使って、息子にショベルカーをつくりました。
息子が予想以上に喜んだので、これを動画で配信したら面白いのではと思ったのがきっかけです。
つくるさん。 設計や工作、映像制作に関しては全くの素人で、目下勉強中です。実際に設計をされているエンジニアの方からみると、僕の作品はとても稚拙に見えるのではないでしょうか。
メカニズムについては、日常生活で目にする機械などをみて取り入れています。特に古い産業機械や建設機械はシンプルかつ頑丈につくられているので、とても勉強になります。
今年からは設計ツールの「3D-CAD」を使い始めました。これも初めてのことで、2回ほど設計ソフトのセミナーを受けましたが、まだ使いこなせていない状況です。
──現在の制作環境はどのようなものですか? また、製作の際はどのような機材を使用しているのでしょうか?
つくるさん。 初期は手描きで設計図をつくっていましたが、今はパソコン上で行っています。
材料の切り出しはレーザーカッターを使用しています。レーザーは精密に切れるのですが、とても時間がかかるので、大型のものになると材料の切り出しだけで1週間以上を要します。ブレイクのガムボールシュラウド進捗。
— つくるさん。Crafty Transformer (@Tsu_ku_ru_san) September 4, 2019
CAD上で可動チェックできるくらいのスキルを早く身に着けなければ…… pic.twitter.com/HlXsVpqVPy
──影響を受けたジャンルや作品、クリエイターはいますか?試作カッティング。 pic.twitter.com/8KtTAlt0ax
— つくるさん。Crafty Transformer (@Tsu_ku_ru_san) September 8, 2019
クラフト系で恐らく最大手のYouTubeチャンネルである「The Q」をかなり参考にしています。
スーパークリエイター・つくるさん。
──動画を制作される上で、1番意識されていることは何ですか?つくるさん。 再現性です。料理のように材料とつくり方を明確にして「ちょっと頑張れば、自分にもつくれるかも?」というコンセプトを大事にしています。
基本の材料はダンボール。それ以外は100円ショップやホームセンターで入手できる材料を使います。変形する作品が多いですが、電動モーターは使いません。
──ご自分にとって、転機となった作品はありますか?
つくるさん。 今は削除してしまいましたが、マジシャン・セロで有名な、首が突然ストン! と落ちるハロウィンヘッドという手品を針金ハンガーで再現する「首が落ちるマジックを作る」という動画です。
そこそこヒット(10万再生くらい)した作品で、ほかの手品系YouTuberさんが真似するくらいでした。手品動画はまず手品を実演して視聴者を掴み、後半で種明かしをする構成です。
工作動画でもこの手法を取り入れるようにしました。変形作品をつくるきっかけだったと思います。
──ご自身として最も気に入っている作品を選んでいただくことはできますか?
つくるさん。 『メイドインアビス』に登場する「無尽鎚・ブレイズリープ」という武器です。
折り畳みができる大きなツルハシなのですが、原作でもアニメでも変形シーンがゴマかされているので「オレが現実にしてやったぜ!」と勝手に思ってます。
──これまで制作してきた作品の中で一番時間がかかった、もしくは制作が大変だったのはどの作品でしょうか?
つくるさん。 ダンボールで『モンスターハンター:ワールド』の武器・大剣をつくった動画です。約2か月、予算も数万円はかかっているので…。
創作のヒントや今後の活動
──『SSSS.GRIDMAN』や『SEKIRO』などアニメ・ゲーム作品をモチーフにした作品を制作されていますが、注目している作品はありますか?つくるさん。 アニメ『進撃の巨人 The Final Season』が待ち遠しいですね。あえて原作は読まないようにしているので、ネタバレを見てしまわないよう警戒しています。
──注目しているYouTubeチャンネルはありますか?
つくるさん。 「中田敦彦のYouTube大学」です。トークのスキルも素晴らしいですし、何より膨大な情報をわかりやすく動画にしようとする情熱がすさまじいと思います。
つくるさん。 正直多すぎて絞るのが難しいですが、『進撃の巨人』の立体起動装置や『RWBY』のクレセント・ローズ、『PSYCHO-PASS サイコパス』のドミネーターの3つはいつか挑戦したいと思っています。
一過性のブームを追いかけるのではなく、長く愛される作品をモチーフにしたいと思っています。
誰にも真似できない才能
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