『王立宇宙軍 オネアミスの翼』貴重な展覧会 八王子市夢美術館で開催

『王立宇宙軍 オネアミスの翼』貴重な展覧会 八王子市夢美術館で開催
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』貴重な展覧会 八王子市夢美術館で開催

完成映像:ロケット整備塔 ©BANDAI VISUAL / GAINAX(画像は、八王子市夢美術館公式サイトより)

POPなポイントを3行で

  • アニメ映画『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の展覧会
  • 監督・山賀博之のギャラリートークや対談も
  • 膨大な設定資料を日本初公開
2018年9月14日(金)から11月11日(日)にかけて、八王子市夢美術館で特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」が開催される。

この展示は、1987年に公開されたSFアニメの金字塔『王立宇宙軍 オネアミスの翼』にスポットをあて、作品とクリエイターを紹介するというもの。

監督をつとめたガイナックス代表取締役社長・山賀博之さんを迎えたギャラリートークや、対談も行われる。

ガイナックスの名を知らしめた名作

制作過程の素材資料:イメージイラスト(蒸気機関車) ©BANDAI VISUAL / GAINAX

『王立宇宙軍 オネアミスの翼』は、アニメ制作会社・ガイナックスが手がけたアニメーション映画。

1987年に公開され、この映画を制作するためにアマチュア制作集団「DAICON FILM」が法人化され、後に世界中を席巻することになる『新世紀エヴァンゲリオン』を作り上げたガイナックスが設立された。

監督をつとめた山賀博之さんが映画公開当時、まだ24歳だったことや、アマチュア集団による全国映画という異例の出来事は注目を集めた。また、庵野秀明さんや貞本義行さんといった、現在のトップクリエイターたちも数多く参加している。

若きアニメーターたちの夢を重なる

制作過程の素材資料:イメージイラスト(シロツグとリイクニが出会った街)

物語は、架空の惑星・オネアミス王国を舞台とし、王立宇宙軍に所属する主人公が史上初の宇宙飛行士に志願し、ロケットの打ち上げを目指すという内容だ。

若きスタッフたちと等身大の青春群像劇を描きつつ、その異世界の設定は美術、デザイン、建築、政治、思想、言語、宗教、風俗、食物、宇宙、工学、衣服、武器など多岐にわたり、その詳細な設定がSFでありながら、作品にリアルな実感をもたらしている。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」では、映画をつくる過程でつくられた膨大な量の素材資料を国内初展示。

工業デザイン、建築、美術を学ぶ学生や、まだ無名のアニメーターたちが試行錯誤しながらつくりあげた『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の背景世界や、当時のアニメブームが持っていた熱量を感じることができる、貴重な展覧会となりそうだ。

アニメーションはどこへいくのか?

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イベント情報

王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで

会期
2018/09/14(金)〜2018/11/11(日)
開館時間
10:00〜19:00(入館は18:30まで)
休館日
月曜日
※ただし、祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館
会場
八王子市夢美術館
観覧料
一般:600円
学生(高校生以上)
65歳以上:300円
15名以上は団体割引料金(2割引)
未就学児無料 土曜日は小・中学生無料
主催
公益財団法人 八王子市学園都市文化ふれあい財団(八王子市指定管理者)
企画協力
株式会社システム・アシスト

協力:株式会社ガイナックス/大西 信之/株式会社バンダイナムコアーツ/株式会社カラー/新潟大学アニメ・アーカイブ研究センター/東京表現高等学院 MIICA/株式会社ティーオー/ホットウェーブ株式会社/株式会社バリューソフトウエア/株式会社MCEAホールディングス/株式会社RJC/マルニ額縁画材店
※順不同


展示内容
1987年、当時新進のスタジオ・ガイナックスが手がけたSFアニメ映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」が公開された。本展ではその制作に至る過程に着目し、完成に至るまでの膨大な素材資料等を中心に、本作品独自の手法による作劇の秘密を明らかにします。

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