下半身を露出して暴走した新人監督、小林勇貴の問題作『へドローバ』

小林勇貴監督作品:映画『ヘドローバ』毒報 (特報)

世界中の若者たちを虜にするデジタルメディア・VICE

その日本版を運営するVICE Japan初のオリジナル映画『ヘドローバ』が、12月9日(土)からUPLINK渋谷で公開、ならびに定額制動画オンデマンド配信サービス・VICE PLUSでオンライン配信される。

監督は11月18日(土)公開の『全員死刑』で商業映画監督デビューを果たす新人・小林勇貴さん。 VICE Japanが発足した「ケータイで撮る」映画プロジェクトの第1弾である本作は、不良だらけの団地を舞台に、そのボスであるおばあちゃんや不良たちの危険な日常を描いている。

本物の不良少年を出演させる27歳・小林勇貴

小林勇貴さんは27歳にして商業映画の監督をつとめる注目の若手クリエイター。
孤高の遠吠 予告編
2015年に公開された問題作『孤高の遠吠』では、本物の不良少年を起用して話題を呼んだ。

11月18日(土)からは、間宮祥太朗さんを主演に迎えた『全員死刑』が公開。同作が上映されたフランスのエトランジェ映画祭2017では、誰に望まれたわけでもなく、下半身を露出して暴れるなど、作品とともに観客に鮮烈な印象を残した。
11/18(土)公開『全員死刑』本予告
公開を週末に控えた14日には、年齢制限あり(R15)のトークイベントを開催。

左から白石晃士さん、小林勇貴さん、白石和彌さん

登壇した映画監督の白石和彌さんや白石晃士さん、映画誌『映画秘宝』の編集に携わる田野辺尚人さんから、その実力に太鼓判を押されている。

ケータイだから「リアルを撮れる。ザマアミロって感じ」

そんな小林勇貴さんが監督、脚本、撮影、編集をつとめた『ヘドローバ』。 プロデューサーとして、『冷たい熱帯魚』や『進撃の巨人』、『シン・ゴジラ』で特殊造型を担当し、残酷な映像表現で支持を受ける西村喜廣さんが参加している。

ケータイで映画作ってるの、軽薄な感じがすごいイイですよね、なんか。厳かで芸術的なものみたいなもんを踏んづけてる感じが。
カメラの存在を見た瞬間に演技のモードに入っちゃうはずで、(ケータイは)それがない。リアルを撮れる。ザマアミロって感じ。小林勇貴さんコメント

公式サイトとVICE JapanのYouTubeチャンネルでは、撮影の舞台裏に迫る映像「アイデアをそのまま撮る」が公開中。
映画『ヘドローバ』撮影舞台裏 ① 「アイデアをそのまま撮る」編
11月20日(月)には「小林勇貴という男」、11月27日(月)には「トイレで叫ぶ女」、12月1日(金)に「撮影舞台裏全編」を順次公開予定だ。

盛り上がる映画界

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