アカデミー作品賞は『ラ・ラ・ランド』じゃなくて『ムーンライト』でした 誤報が駆け巡った瞬間

アカデミー作品賞は『ラ・ラ・ランド』じゃなくて『ムーンライト』でした 誤報が駆け巡った瞬間
アカデミー作品賞は『ラ・ラ・ランド』じゃなくて『ムーンライト』でした 誤報が駆け巡った瞬間

『ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック』/画像はAmazon.co.jpより

2月27日(月)に開かれた第89回「アカデミー賞」において、主要部門である作品賞が『ラ・ラ・ランド』だと発表。しかし、『ラ・ラ・ランド』チームが登壇した直後に訂正され、ムーンライト』が作品賞に選ばれるという珍事が巻き起こった。

『セッション』監督の最新作、アカデミー賞の大本命!

『ラ・ラ・ランド』Music PV“Another day of sun"
『ラ・ラ・ランド』は、低予算ながらもジャズドラマーの師弟関係を壮絶に描いた前作『セッション』で大きな話題を集めたデイミアン・チャゼルさんが監督・脚本を務める新作。

ロサンゼルスを舞台に、エマ・ストーンさん演じる女優の卵・ミアと、ライアン・ゴズリングさん演じる偏屈なジャズピアニスト・セバスチャンの恋とその顛末をミュージカル調で追う物語だ。

同作は「ゴールデングローブ賞」では史上最多7部門を受賞。「アカデミー賞」においても、作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞をはじめ、『タイタニック』(1997)・『イヴの総て』(1950)と並んで史上最多タイとなる14部門でノミネートされており、作品賞の大本命と目されていた。

『ラ・ラ・ランド』作品賞受賞ならず 封筒の渡し間違え、本当は『ムーンライト』

現地時間の2月26日、第89回「アカデミー賞」の場でも、『ラ・ラ・ランド』は監督賞、主演女優賞などを次々と受賞。期待が高まる中、栄えある作品賞の発表へ。

そして上述した通り、一度はプレゼンターが作品賞に『ラ・ラ・ランド』を読み上げるも、即座に誤報との発表がなされた。

ムーンライト/(c)2016 A24 Distribution, LLC

各報道メディアはもちろん、「アカデミー賞」公式アカウントも作品賞を『ラ・ラ・ランド』と速報してしまった。

画像は「The Academy」Twitterアカウントのツイートのスクリーンショット/現在は削除済み

この珍事は、封筒の渡し間違えから起きたとのことで、関係者も困惑しきりだった。 これによって、バリー・ジェンキンス監督の『ムーンライト』が作品賞を獲得し、脚色賞と助演男優賞をあわせて3部門に輝いた。

一方『ラ・ラ・ランド』は、主演女優賞、作曲賞、主題歌賞、美術賞、撮影賞と、第89回における最多となる6部門の受賞となった。

大本命と目されていた『ラ・ラ・ランド』をおさえて作品賞に輝いた、気になる『ムーンライト』のあらすじは以下の通り。

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々。そんなシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに・・・ 『ムーンライト』のあらすじ

『ムーンライト』本国予告
『ムーンライト』は、日本では4月28日(金)から全国で上映される。

なお、『ラ・ラ・ランド』はすでに全国の映画館で2月24日より公開中だ。

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