『虐殺器官』コラボラーメン「ぎゃくさつ」がヤバい！ 鮮血をイメージ

2月3日（金）から公開される伊藤計劃さん原作のアニメ映画『虐殺器官』と、東京に店舗を構える「らあめん元」、千葉に店舗を構える「麺処まるわ」という人気ラーメン店2店舗がコラボ。

1月31日（火）から2月12日（日）まで（予定）の期間中、1日限定10食のコラボラーメンを販売する。

らあめん元とのコラボラーメンはその名も「ぎゃくさつ」。豚の腸詰を開くと、鮮血を思わせる特製ラー油によって白いスープが赤い色に染まるという衝撃のメニューとなっている。

一方の麺処まるわとのコラボラーメンは「暴食の文法」。劇中に登場するヴィクトリア湖をイメージしたインパクト大なビジュアルで登場した。

伊藤計劃さんの作品は国内外のSFファンから高い評価を受け、硬派とも言える作風だけに、意外すぎるコラボとなった。

ついに公開される劇場アニメ『虐殺器官』

『虐殺器官』は、2009年に急逝したSF作家・伊藤計劃さんの作品群をアニメ化する「Project Itoh」の一環として制作された劇場版アニメ作品。 当初、物語の時系列にそって『屍者の帝国』『虐殺器官』『ハーモニー』の順に3ヶ月連続公開される予定だったが、アニメ制作会社・マングローブの破産にともなった体制変更のため、『虐殺器官』のみが2016年冬に公開延期されていた。 その後、公開日が2017年2月3日に決定。1月20日にはYouTubeにて予告映像も公開され多くのファンの注目を集めた。

『虐殺器官』×人気ラーメン店の衝撃メニュー！

紆余曲折を経てついに公開される『虐殺器官』がまさかのラーメン店とコラボ。また、ラーメン／つけ麺の通販サイト「宅麺.com」にて、それぞれのコラボラーメンの冷凍商品も通信販売されている。 らあめん元とコラボしたラーメン「ぎゃくさつ」の店頭販売価格は950円（税込）。宅麺での販売価格は1,000円（税抜）。

辛さが3段階から選択可能で、どんぶり一面を覆う真っ白な背脂が特徴。豚腸詰を開くと、辛痺挽肉によって味の変化が楽しめるという。 麺処まるわとコラボした「暴食の文法」は店頭販売価格が1,000円（税込）で、宅麺での販売価格が1,050円（税抜）。

作中に登場する侵入鞘（イントルードポッド）と呼ばれる人口筋肉で構成された鞘状のポッドが着陸時に分解されていく様を、なんとラーメン上で再現。一見、とろけた海苔のようにも見えるが、原材料には海苔は見当たらない。どうやら味の決め手になる黒マー油（焦がしにんにく油）で再現すると見られる。

また、濃旨スープに溶け込んだ黒マー油とカレースパイス、特製肉味噌とクジラベーコンによって味わいが変化するようもなっており、そこかしこにこだわりを感じる。

ポストカードのプレゼント！ 原作本・ポスターも当たる

今回のコラボラーメンを食べると『虐殺器官』オリジナルポストカード3種類のうちランダムで１枚もらえるキャンペーンも実施。 数量限定で店舗での在庫がなくなり次第終了となるので注意が必要。

さらにコラボラーメンを食べて、その写真をTwitterかInstagramに「#消化器官」でのハッシュタグを付けて投稿すると、抽選で5名に原作本が、10名にポスターがプレゼントされる。