2分39秒に詰め込まれた26個のバズ
さて、みなさんはいくつ知っていただろうか?わからなかったらTwitterで検索すれば一発で出てくると思うのだが、数年間のバズの歴史を振り返るためにも、今回CMで紹介された26個のバズを全て解説していく。
各バズでの出演者も紹介しているので、気になったクリエイターは是非チェックしてみてほしい。
女子高生 -JK-
メインヒロインとなるのは、ショートームーバーの「さきまる」(外部リンク)さん。ネタ系ショートムービーをMixChannelやVineを中心に投稿することで人気となっている。
SNOW
イヤホンガンガン伝言ゲーム -Ear Splitting Earphone Chinese Whisper Game-
CMに出演したのは、美少女4人組YouTuberユニット「ぴあステレオ」の元メンバーである「かす」(外部リンク)さんと、モデルやアイドル等幅広い活動を続けている「楠ろあ」(外部リンク)さん。?イヤホンガンガン伝言ゲーム
— たになつ (@PPG_lav7299) 2016年8月3日
はやりにのって女バスでやってみた?
めちゃめちゃ面白かったwwwwwwww#いちすば #女バス pic.twitter.com/3V8ZZcvjMk
ぶりっ子の頂点 -The Top Of Goody Two-Shoes-
話題となったぶりっ子頂点ダンスをアレンジして踊りながらも、BGMの中に「かまって! かまって!」という音声を混ぜているところにも注目してほしい。
リレースタートドッキリ -Relay Start Surprise-
プレゼントアルバム -Present Album-
ここ数年のうちに、動画を使用してのアルバムづくりや、最後のページにディズニーペアチケットを入れてサプライズプレゼントとする手法などが流行した。
CMでは、理想のカップルと話題の「あさこな」(外部リンク)カップルの、等身大でリアリティーのある投稿で人気の「こなん」さんと「ゆうすけ」さんが出演している。
スク水ポリス -School Swimsuit Police-
アクロバット自転車 -Acrobatic Bicycle-
当シーンでは、様々なシチュエーションでトレンドを斜めの視点で描くシュール系ショートムーバーである「ねぎりょー。」(外部リンク)さんが出演。本人の人気ショートムービーである、「ようかい体操を本当に道路の真ん中で踊ってみた。」を彷彿させる見事な体の張りっぷりが見られる。
アイスバケツチャレンジ -Ice Bucket Challenge-
アイスバケツチャレンジとは、難病の1種である「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」啓発のためのチャリティー運動。指名された人は、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、アメリカALS協会に寄付をするか、または両方を選択するというもの。
2014年にアメリカ合衆国で始まり、Facebookを中心にSNSで拡散されることにより社会現象化していった。
CMには、元自衛隊仮面YouTuber「ラファエル」(外部リンク)さんが出演。見事なアイスバケツチャレンジを披露している。
フリースタイルラップバトル -Freestyle Rap Battle-
アテレコやラップ等幅広いネタを投稿する元祖ショートムーバー「もち」(外部リンク)さんと、シュール系や、リズムネタでの動画投稿で人気のいじられキャラ「フレント」(外部リンク)さんが出演している。
サランラップドッキリ -Saran Wrap Surprise-
部屋や教室のドアにサランラップを設置し、入室しようとした瞬間に顔面にラップが張り付くというドッキリ企画。鼻が痛いという噂もある。
椅子引きドッキリ -Chair Pull-Out Surprise
CMでは、「非リア」「厨二病」シリーズで人気の「MARIMO。」(外部リンク)さん、アフレコや体を張ったネタでおもしろ動画を投稿する「あおやぎ」(外部リンク)さん、ギターを使って様々な楽曲をカバーする「林さん」(外部リンク)さんが出演している。
マッキーフラッシュ -Mckee Flash-
黒は光を吸収しやすいため、光が黒い部分に集中してエネルギー熱となって痛みが伴うということ。火傷の恐れもあり、こちらも真似はしない方が良い。
トレンドを利用したネタ動画で人気の「さーちゃん」(外部リンク)さんが、マッキーフラッシュ実験者として出演している。
ペットボトル手のひらダンス -Plastic Bottle Palm Dance-
ペットボトル手のひらダンス -Plastic Bottle Palm Dance-
それ全然わかんない -Forget-
ぶりっ子の頂点でも踊っていた、「ただのよしの」さんと、「きりたんぽ」さんが出演している。
双子ダンス -Twins Dance-
当シーンでは、双子ダンスの代表格ともいえる「りかりこ」(外部リンク)さんが出演し、2016年秋人気となったドラマ「逃げるは恥だが役には立つ」のED、星野源さんの「恋」ダンスを踊っているのではないかと推測している。
10回ゲーム -Ten Times Game-
10回ゲーム自体は遥か昔から知られているゲームではあるが、ここ数年では、カップル間で10回ゲームを行う動画が微笑ましいということで、MixChanelでの人気ジャンルとなっていた。
映像では、音声入りの楽曲に対して歌っているように見せる、リップシンク動画で人気となった中学生「ねお」(外部リンク)さんと、前述の「かす」さんが出演している。
チャーリーゲーム -Charlie Game-
ちなみに、チャーリーとは、メキシコの神話にテスカトリポカという創造神が「カルリートス」と呼ばれるようになり、カルリートスは、スペイン語でチャーリーと発音することに由来するとされている。
出演は、あるあるネタや実験・検証動画で人気の「ジュキヤ」(外部リンク)さん、関西ならではの秀逸なネタで笑いを取る動画をつくる「ウォーリー」(外部リンク)さん、女子のあるあるネタで流行したJK代弁者「ダニエル」(外部リンク)さん。
マネキンチャレンジ -Mannequin Challenge-
動画には、禁断ボーイズのメンバー「田中」(外部リンク)さん、同じく禁断ボーイズにて脱退発表から1ヶ月を待たず復活を遂げた「メサイア」(外部リンク)さん、兄妹日常動画で人気の「ピンキー」(外部リンク)さんと「ピンキー妹」(外部リンク)さんが出演している。
パンティーゲーム -Panty Game-
昨年スーパーマーケットでの動画が炎上に発展した「サンバゲーム」に近いものを感じるゲームだが、時と場所を考えれば、大人数で盛り上がれる楽しいゲームとなっている。パンティーゲームとは:
じゃんけんで勝った人が、「パンティーパンティーパンティーパンティー」と言いながら、誰かを指す。
指名された人と指された人の両隣の人は「パンティーパンティーパンティーパンティー」と言う。
何もない人は「ノーパンティーノーパンティー」と言う
当シーンに出演しているのは、「ねぎりょー。」さん。ハイテンション、かつ高クオリティなおもしろ動画を投稿する「トモノスケ」(外部リンク)さん、勢いのあるギャグとダンス動画を投稿する「つくけん」(外部リンク)さん、おもしろ系動画を投稿するアメリカと日本ハーフYouTuber「moohaha」(外部リンク)さん、「いつか」さん、ギター弾き語り動画で人気のシンガーソングライター「miku卍」(外部リンク)さんが出演している。
アクロバットキス -Acrobatic Kiss-
MixChannelのラブカテゴリにて2014年に流行し、多くの高校生カップルが実践動画を投稿。一時期、中国にも波及するまでの反響を呼んだ。
禁断ボーイズの「いっくん」と「モーリー」(外部リンク)が熱烈なキスを交わしている。
魔貫光殺砲 -Special Beam Cannon-
着席ドッキリ -Sit And Surprise-
ドントジャッジチャレンジ -Don’t Judge Challenge-
当シーンでは、ドントジャッジチャレンジにて一気に話題となったカリスマギャル「歩乃華」(外部リンク)さんと、本CMのメインヒロイン「さきまる」さんが出演している。誰でもリツイートお願いします
— 歩乃華 (@honoka7000) 2015年7月10日
お気に入りよりRTお願いします#流行り #ビフォーアフター#やってみた #dontjudgechallenge#Justin Bieber #Nicki Minaj #goodtime pic.twitter.com/wfUq8Pgept
MiMiMi -MiMiMi Dance-
このシーンでは、体(主にお金)を張った検証企画で人気YouTuber「ヒカル」(外部リンク)さんと、『非リアのトリセツ』や『水着ギャルの間で流行ってる「MIMIMI」でラップして踊ったwww』等、ネタ系ラッパーとして人気の「☆イニ☆」(外部リンク)さんが出演している。Mi Mi Mi ?? pic.twitter.com/IX6F6yZdjR
— あさにゃん (@nyannn0727) 2015年7月17日
女装筋肉 -Dressing Muscle-
話題の中心には、いつも新しいバズがある
すべてを書き終えた結果、一言でいうと疲れた。約2013年〜2016年に生まれた10代カルチャーのほとんどを総ざらいしたと言っても過言ではない。
たいていのものが、広告会社がつくったものではなく、どこにでもいる普通の中学生や高校生から始まったものばかりだ。
ふとしたアイディアが話題となり、誰でもクリエイターになれる時代となっている。きっと2017年も、新しいバズが生まれるのだろう。楽しみではないか。目が離せない。
※記事初出時、一部出演者のお名前を誤っておりました。お詫びして訂正いたします
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