実写版『東京喰種』に窪田正孝、清水富美加 原作 石田スイも太鼓判

実写版『東京喰種』に窪田正孝、清水富美加 原作 石田スイも太鼓判
実写版『東京喰種』に窪田正孝、清水富美加 原作 石田スイも太鼓判

左:金木研(カネキ)役・窪田正孝さん/右:霧嶋董香(トーカ)役・清水富美加さん

石田スイさん原作の人気漫画『東京喰種トーキョーグール』の実写映画が、2017年夏に公開されることが明らかになった。

また、主演の金木研(カネキ)役には、TVドラマ『デスノート』や映画『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』などに出演する若手俳優・窪田正孝さん。

ヒロインの霧嶋董香(トーカ)役には、NHK連続テレビ小説『まれ』や『世界一難しい恋』のほかバラエティ番組などでも活躍する清水富美加さんが抜擢された。

監督は、数々のTVCMやミュージックビデオ、ショートフィルムなどを手がけ「人間を描く」演出と「美しい映像世界」に定評のある萩原健太郎さんがつとめる。

ダークファンタジーの傑作『東京喰種』

『東京喰種トーキョーグール』第1巻表紙

『東京喰種トーキョーグール』は、2011年から2014年まで『週刊ヤングジャンプ』にて連載されたダークファンタジー漫画。人を喰らう怪人・喰種(グール)と人間が共存する半喰種となった大学生・金木研(カネキ)の生き様と葛藤を描く。

TVアニメや舞台、ゲームなど、10代・20代を中心にさまざまなメディアで大ヒットを果たし、現在は、主人公を一新した新章『東京喰種トーキョーグール:re』が連載中。残酷ながらも美しい描写で、今もなお人気を伸ばし続けている。

原作者・石田スイも太鼓判を押すキャスト陣

『東京喰種トーキョーグール』実写映画化の発表の際に、自身のTwitterで「連載当初より『実写やるなら、この人がいいな』と思っていた方に、やっていただけることになりました」と語っていた原作者・石田スイさん。

実写映画化発表時にはまだキャストは明らかになっていなかったものの、石田スイさんも太鼓判を押すキャスト陣に、ファンからは大きな期待が寄せられていた。

今回のキャスト発表にあたって、石田スイさんはじめ、窪田正孝さん、清水富美加さん、萩原健太郎さんからそれぞれアツいコメントが届いている。

この度、実写版映画 東京喰種で金木研役を演じさせていただくことになりました窪田正孝です。
初めて原作を読ませていただいたとき物語に吸い込まれるように、のめり込むように次へ次へとページをめくっていました。
たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています。
石田スイ先生のメッセージも読ませていただきました。
有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました。ただ実際は自分もビビっているのが本音です。
先生をはじめ、ファンの方の大切な大切な東京喰種という作品。
誠に微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。
いち原作ファンとして。
石田先生、原作ファンの方、東京喰種の名に恥じないよう現場でスタッフキャストの皆さんと精一杯作り上げて行きたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。

私と霧嶋董香ちゃんは、真逆のタイプだと思います。自分は平和にぬくぬく生きてきたなぁとも思います。生まれてから大した地獄を知らなければ、見たこともないです。故に、どういったものを、どのように、どのくらい削ぎ落とさなくてはいけないのか、どのくらい自分を追い込まなくてはいけないかということが、計り知れないことは分かります。声をかけて下さった方々に後悔をさせたくない、という思いと、役を頂いた以上、物語の持つテーマを感じとっていただけるように、いや、そのテーマが何かも今は分からないのですが、詰めて詰めて、撮影が終わったら死んでもいいくらいの気持ちで真摯に作品に望んでいきたいと思っております。 清水富美加【霧嶋董香(トーカ)役】

石田先生の想い、そして原作ファンだけでなく映画ファンの想いを裏切らぬよう、全身全霊で挑みます。主演の窪田正孝さんとヒロインの清水富美加さんをはじめとする最高のキャスト陣、いつも全力で支えてくれる心強いスタッフ陣と共に、原作と真摯に向き合い、準備を進めています。僕らの想いはただ一つ。純粋に「面白い映画が作りたい」、ただそれだけです。人を食べる事でしか生きていけない化物・喰種たちを通して、“人間らしさ”とは何かを問う作品にしたいと思っています。見ていてください。

カネキ役の窪田正孝さんは、映画「僕たちは世界を変えることができない。」がキッカケではじめてその存在を知りました。作業をしているときに一瞬だけ、映画のCMが目に入って、窪田さんは涙を流す演技をされていたのですが、
その数秒でもう「この人すごい」と衝撃を受けたのを覚えております。
演技の素晴らしさは勿論、「カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ」というキャラのイメージぴったりのお姿で。
「東京喰種」の連載が始まって、本当にすぐの出来事だったので、窪田さんの存在はそれからずっと気になっており、テレビや映画などで拝見するたびに、活躍を嬉しく思っておりました。
窪田さんのすごさは、皆さんにもすでにバレつつあるとは思うのですが、自分の作品を踏み台にして、さらに「窪田正孝すごい」という事を知っていただけると、映画化はうまくいったと言ってもいいのではないかなと、個人的には思っております。

トーカを演じて下さる清水富美加さんは、どう演じられるのか想像がついておりません。
その部分に、「どうなるかわからないけど面白そう」という興味を抱きまして、自分が推させていただきました。
(それと、見た目が可愛らしかったので)
清水さんが、この作品を通して新しいものが見つかるのであれば、それはとてもすばらしいことだと思います。
言及して良いものかわかりませんが、正式にオファーさせて頂いた際に、トーカを演る上で、ひとつこちらから“無理”をお願いしまして、清水さんがそれを受けてくださったとお聞きしました。
そこに清水さんの強い意志を感じましたし、トーカに通じる部分を持っていらっしゃるように思いました。
なにより、真摯な姿勢で作品に向き合って下さることを嬉しく思います。清水さんの新しいステージに繋がるようななにかが、きっと見つかるのではないかと、自分は感じております。トーカ、楽しみにしております。

どこかでも発言しましたが、実写化に関して、もちろん不安はあります。
映画の製作側の方々が本当に根気良く、原作者である自分の意見を聞いてくださっていて、自身の不安は少しずつですが取り除かれました。ものをつくる環境としては、とても健全な場所だなと感じておりますし、本来そうあるべきだと思います。

しかし、それによって映画が良くなるのかはわかりませんし、結局ダメになっちゃうかもしれません。
ただ、個人的な望みを申し上げれば、「健全な環境でつくればちゃんと良いものが出来るんだ」ということを、
監督の萩原健太郎さんには、証明していただければ良いな、と願っております。

……話はすこし戻りますが、キャストさんについて。
主役の方々もそうですが、「まさかこの人が…」という方も中には紛れ込んでいて、その方々に関しては、もう普通にファンとして観ちゃうなあ、と今から感じております。純粋にどうなるか楽しみです。
皆さんにも引き続き、不安と関心を持って、続報お待ちいただければと思います。 原作・石田スイさん

(C)石田スイ/集英社 (C)「東京喰種」製作委員会
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作品情報

東京喰種トーキョーグール

公開時期
2017年夏 全国公開
出演
窪田正孝、清水富美加
監督
萩原健太郎
原作
石田スイ 「東京喰種トーキョーグール」
集英社「週刊ヤングジャンプ」連載
配給
松竹

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