BOOM BOOM SATELLITES新作『LAY YOUR HANDS ON ME』が最後の作品に

BOOM BOOM SATELLITES新作『LAY YOUR HANDS ON ME』が最後の作品に
BOOM BOOM SATELLITES新作『LAY YOUR HANDS ON ME』が最後の作品に
エレクトロロックバンド・BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)が、6月22日(水)に発売する新作『LAY YOUR HANDS ON ME』が最後の作品になることを改めて明らかにした。

ベースの中野雅之さんがブログとTwitterで、脳腫瘍を抱えているギターボーカル・川島道行さんについて語っている。

BOOM BOOM SATELLITES新作『LAY YOUR HANDS ON ME』

脳腫瘍で手術を繰り返している川島道行さんの容態のため、2015年に活動休止となったBOOM BOOM SATELLITES。

2016年には、現在放送中のTVアニメ『キズナイーバー』オープニングテーマとして書き下ろし楽曲「LAY YOUR HANDS ON ME」が起用された。6月22日には、同名の新作CD『LAY YOUR HANDS ON ME』をリリースすることも発表されていた。

4月の時点で、中野雅之さんはTwitterにて、本作が最後の作品になると語っていた。 改めて、川島道行さんの現在と、BOOM BOOM SATELLITESとして本作が「バンド史を締め括る」作品だと明言した。
全4曲、約22分が収録されているという新作『LAY YOUR HANDS ON ME』は、日本発売と同日に全世界配信リリースとなる。

表題曲は、6月1日(水)から先行単曲フル配信を開始。また、これまでPerfumeやサカナクションらの映像を手がける関和亮さんが監督した同曲のPVは、動画配信サービス「GYAO!」でフル尺版が公開されている。

中野雅之さんはブログで、「まるでこのバンドの生涯を22分で描ききったような壮大で美しい作品に仕上がったと思います」と語っている。

EP 「LAY YOUR HANDS ON ME」が完成しました。6月22日に発売になります。この作品は4曲、約22分。祝祭と終焉、静けさ、そして新たな始まり。まるでこのバンドの生涯を22分で描ききったような壮大で美しい作品に仕上がったと思います。ひと足早く聴いてくれた人達は一様にこの作品を「アルバム」と呼んでくれます。実際、川島はアルバムを作りたがっていました。「遂に10枚目のアルバムが完成した」と、僕は言い切ってしまおうと思います。バンド史を締め括るのに相応しい作品です。

そしてこれがBOOM BOOM SATELLITESの最後の作品になります。理由は川島道行の脳腫瘍による麻痺などの後遺症です。現在、川島道行はミュージシャンとしての役割を終えて家族と共に穏やかな毎日を過ごしています。言葉はゆっくりですが話せます。手足は不自由になってきて車椅子を使う機会も増えました。正確な意思の疎通が難しいので、今彼が何を考えて何を思って毎日を過ごしているのか、僕でも少し理解しきれない時があります。しかし、この作品を作りきった充実感や達成感は感じていると思います。僕には本当に燃え尽きてしまった抜け殻のようにも見えます。「お疲れ様!」と声をかけてあげて欲しい。

あともう一息でデビュー20周年というところでしたが音楽家、川島道行との旅もあともう少しで終わろうしています。川島くんと一緒に数え切れないほどの景色を見てきました。何を思い返しても簡単な事は無かった。思いのままジタバタして、もがいて、駆け抜けてきました。振り返るとどれも素晴らしく、誇らしく、思い出達はキラキラと輝いています。

ゴールまでもう少し。6月21日、みんなにこの作品を聴いてもらえる事を楽しみにしています。BOOM BOOM SATELLITES OFFICIAL SITE「posted by nakano 2016.5.31」より

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