「松本零士の世界」 福岡アジア美術館で4月26日から原画や秘蔵コレクション公開

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「松本零士の世界」 福岡アジア美術館で4月26日から原画や秘蔵コレクション公開
「松本零士の世界」 福岡アジア美術館で4月26日から原画や秘蔵コレクション公開

「宇宙戦艦ヤマト」 (c)松本零士

マンガ家・松本零士さんの大規模な展覧会が、4月26日から5月13日まで福岡市の福岡アジア美術館で開催される。原画や秘蔵コレクションを一挙に公開する。
松本零士さんのデビュー60周年にあたる節目の年を記念して、SFマンガの巨匠を紹介する「松本零士の世界」として全国各地、そして海外でも巡回する展覧会として企画された。松本さんは福岡県出身ということもあり、4月からは待望の地元での開催となった。

松本零士さんは1938年久留米生まれの小倉育ち。15歳の時に雑誌「漫画少年」の公募で第1回長編漫画新人王に選ばれマンガ家デビューを果たした。高校卒業後に東京へ向かい、『男おいどん』が大ヒットした。
その後、様々なジャンルで活躍したが、とりわけSFマンガは人気が高い。『銀河鉄道999』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』などはアニメ化もされ、1970年代から80年代に一大ブームを巻き起こした。

「「メーテル・永遠に」 (c)松本零士

「松本零士の世界」では、これまでほとんど一般の目に触れなかった作品原画やコレクションなど200余点を一堂に展示する。展覧会を通じて、物語が生まれた背景や魅力あふれるキャラクター誕生の秘密を知ることができる。
直筆原画から、初期マンガ本、制作資料まで、様々な秘蔵アイテムが揃っている。なかには現在は入手困難なコレクションも含まれている。マンガの資料の保存に積極的に関わってきた松本さんだけに楽しみなものだ。映像コーナーもあり、誰もが楽しみながら観覧できる。

「男おいどん」 (c)松本零士

さらに、松本零士さんの秘蔵プライベート写真が初公開される。少年時代の写真はもちろん、手塚治虫さんなど日本を代表するマンガ家と共に写ったもの存在する。マンガ史を振り返る上でも貴重となる。
また、賛助出品として、牧美也子夫人の懐かしの作品コーナーも用意された。牧美也子さんは、本郷下宿時代より道を共にしてきた盟友であり、初代リカちゃんのデザイナーとしても知られている。

そして4月28日には松本零士さん自身が来館し、トークショー&サイン会が行われる。制作秘話や裏話などが語られる。
会場は福岡アジア美術館で、入場料は一般1000円、高大生800円、小中生500円となっている。今後も日本全国やフランス・パリでの開催も予定している。
[高橋克則]

「松本零士の世界」
http://artgallery.co.jp/leiji/

会期: 2013年4月26日(金)~5月13日(月)
時間: 10時~20時 ※水曜休館
会場: 福岡アジア美術館
主催: 毎日新聞西部本社事業部
入場料: 一般1000円 高大生800円 小中生500円

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