AV女優だと思ってたらおっさんになってた! TENGA×SRに見た性の未来

TENGA松浦さんと早乙女らぶさんにインタビュー!

早乙女らぶさん、松浦隆さん

今回の試みの仕掛け人であるTENGA取締役の松浦隆さん、セクシー女優の早乙女らぶさんにお話をうかがいました。

──いやぁ〜すっかりダマされました! SR体験がはじめてだったので、とても新鮮でした!

松浦  もし、「あのまま色々してもらえたらな〜」なんて思われたでしょう(笑)?

──そうですね。これ記事にできるのかな? って思いつつ(笑)。TENGAさんはこれまでにもこういった試みをされているのでしょうか?

松浦  映像と組み合わせたり体験会を開催するという取り組みは今回がはじめてです。

──どういった経緯でSRとコラボを?

松浦  きっかけはリバネスさんの冊子『incu・be(インキュビー)』で、いろんな企業が研究者の方に援助するという取り組みの中でTENGA賞を始めたところ、おかげさまでかなりの数の研究機関の方々から応募をいただいたんです。

いろんなフォーマットで、アダルトグッズに使える新素材やプロジェクトの提案がありました。SRは、その中のひとつで、TENGA賞を差し上げたのがきっかけです。その流れで、今回はSR Laboratories所属の藤井直敬さん、脇坂崇平さんに監修をお願いしています。

──あらゆる企画の中から今回の「SR」が選ばれたと。

松浦  そうですね。今日体験していただいたものが、即商品化されるとかではないんです。車でいうとモーターショーのコンセプトカーのように、いろいろ模索していく中のひとつの実験として進めています。

世の中の流れとして様々な分野にテクノロジーが利用される中で、我々が携わる分野も、SRといった最先端技術とコラボして新たに進化を遂げるというのは、そう遠くない未来での必然的な流れだと思うんです。

──今回の実験を試みるにあたってなにか試行錯誤された点、苦労された点はございますか?

松浦  どこまでを体験してもらい、どこからを想像してもらうか、そこを考えました。なるべくソフトな領域に止めておいて、そこからは体験者自身が想像して期待やワクワクドキドキが残ればいいなと。

まずはSRというものを体験していただいて、ここにTENGAが組み合わさることで、「もしかしたらこういう未来も待ってるのかな」と想像してもらえれば嬉しいです。僕らも楽しんで取り組むことができましたね。

どっきりを仕掛けるのが大好きだという早乙女さん!

──早乙女さんは、出演者として撮影はいかがでしたか?

早乙女  カメラなどの機材も含め、はじめてのことだらけでしたが、実際に体験してもらって「なんて楽しいんだろう!」って。

──どっきりを仕掛けたりするのはお好きなんですか?

早乙女  はい、好きなんです!

──撮影はどのように進めていったのでしょうか?

早乙女  想像でやるしかなかったですよね(笑)。

松浦  Google マップが採用している、ストリートビュー用の360度カメラとほぼ同じようなカメラを使っているので、カメラの切れ目みたいなところに立つと撮影がうまくいかないとか、制限がある中でやりました。台本があって、動きをつけながら分割して撮っていったという感じですね。まさに今日座っていただいた位置にカメラを立てて撮影しています。

早乙女  私は、そのカメラを体験者だと思い込むようにしていました。

──実際に体験した私も、本当に語りかけられているかと思うような映像でした。

早乙女  やった(笑)! でも何回かダメだしされました(笑)

一同 (笑)。

松浦  基本的に編集作業はほぼないんです。1回はけて出るタイミングだとか、色調とかも、PCでリアルタイムに操作しながら、微妙にズラしたりしてます

──すごく自然な映像で、体験している時も違和感がなかったです。

松浦  ヘッドマウントディスプレイを通して肉眼でみているものと映像がどこで切り替わったのかかわからないですよね?

──ぜんぜんわからなかったです。しかも、映像に切り替わった時に誰もいないのではなく、別の人が実際に立っていることで、その気配が感じられて、より自然な体験になっていました。

松浦  実際に動いていたのは、おっさんでしたからね(笑)。可愛くてキレイな女性じゃなくても、簡単なフリだけやっといてもらえれば成立します。

アダルトグッズ×テクノロジーのこれから

──今回のSRシステムを利用して新しくやってみたいこと、今後の展望などをお聞かせください

松浦  1つのビジネスモデルとして現実的にありえるなと思っているのは、ゲームセンター的なアイデアです。ゲームって今それぞれがパーソナルでスマホでやってますけど、それとは別にゲームセンターが存在していて、アーケードゲームっていうのは迫力だったりスケールだったり音響だったり、体感型だったりするわけじゃないですか?

我々の業界でいうビデオボックス(個室ビデオ)って、好きなDVDを借りて自慰行為する場所なんですけど、空間を確保してるだけで、行為自体は自宅でしていることと変わらないんですよね。

でもゲームは、スマホとアーケードとではやっぱり違っていて、その体験に対価を払う。もしかすると未来のビデオボックスは、このSRシステムが導入されているかもしれません。

例えば、すっごいキレイな受付嬢がお部屋に案内してくれて、こういうサービスを個室でしてくれるってどうですか?

──それはお家では体験できないですね(笑)。

松浦  男としては、だったら行ってみようって思えますよね。目の前にはモニターじゃなくって空間だけあればいい。場合によってはメニューから好みの子を選んで、選んだ子が目の前にTENGAをもってきてくれるという。

──考えられない未来が近づいてきてますね(笑)。

松浦  でも実際はおっさんなんですよ(笑)?

──おっさんである必要は(笑)! TENGAさんは、電動の商品も展開されてましたよね。

松浦  バキュームコントローラーですね。

──もし完全にフリーハンドでできるようになったりしたら、SRを組み合わせたりとか!

松浦  全自動でできたらもう無人でできますよね。

──ありがとうございます! とても未来を感じることができました!
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