青森県立美術館「化け物展」、古今東西の“異形”を描いた作品が集結

青森県立美術館「化け物展」、古今東西の“異形”を描いた作品が集結
青森県立美術館「化け物展」、古今東西の“異形”を描いた作品が集結

「化け物展」/青森県立美術館Webサイトより

絵画や写真、仮面など、東西古今の「化け物」をモチーフにした作品を展示する「化け物展」が青森県立美術館にて、8月1日(土)から9月13日(日)に渡って開催される。

古くからのヨーロッパでの祝祭に登場する「獣人」たちを撮影したフランスの写真家であるシャルル・フレジェさんによる「WILDER MANN」(ワイルドマン)や、国立民族学博物館コレクションの仮面、浮世絵や絵本に描かれる化け物、現代の作家たちが考える化け物の作品が一堂に会する。

人々を魅了する古今東西の「化け物」たち

左:シャルル・フレジェ『WILDER MANN, バブゲリ〈ブルガリア / バンスコ〉』 右:『舞踏用仮面(兎) メキシコ合衆国』国立民族学博物館蔵/青森県立美術館Webサイトより

「化け物展」は、人間によって生み出され、信仰の対象としておそれられてきた化け物を、さまざまな造形表現を通じて展示する企画展。

前述以外にも、後期ルネサンス期に中部イタリアにつくられた通称「怪物公園」を撮影した川田喜久治さんの写真作品や、幕末から明治時代にかけて河鍋暁斎さんや歌川芳藤さんといった人気絵師たちが生みだした浮世絵を紹介していく。

左:歌川芳藤『五拾三次之内猫之怪』 右:岡本光博『虎縄文』/青森県立美術館Webサイトより

また、荒川朋子さん、岡本光博さん、谷澤紗和子さんといったアーティストによる立体作品、土橋とし子さん、島本了多さんによる平面作品など、現代の日本人作家が考える「現代の化け物たち」も登場。

現代社会においても、人々を魅了する謎多き存在「化け物」を堪能できる機会となる。
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イベント情報

化け物展

会期
2015年8月1日(土)~9月13日(日)
休館日
8月24日(月)
開館時間
9:00〜18:00(入館は17:30まで)

【観覧料】
一般1,100(800)円 / 高校・大学生540(440)円
こども美術館デイ開催期間中[8月1日~9月13日]は、小・中学生観覧無料

※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
※常設展観覧料は含まれません

【常設展とのセット券】
一般1,500(1,210)円 / 高校・大学生800(680)円
※( )内は20名以上の団体料金
※前売券持参者の常設展観覧料は、一般410円 / 高校・大学生240円

【前売券】
発売期間 : 2015年6月20日(土)-7月31日(金)
発売場所 : ローソンチケット[Lコード23514]/ポみっと!チケット

【関連企画】
■ワークショップ「おばけになろう おばけをつくろう」
おばけのお面をつくって、おばけになろう!こどもから大人まで楽しめる工作ワークショップ
講師 : 飛内源一郎(クリエイター)
日時 : 8月9日(日) 13:00~15:00
会場 : 青森県立美術館ワークショップA
対象 : どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員 : 20名・無料
申込方法 : 定員に達しましたので受付を終了いたしました。

■こどもギャラリーツアー
美術館スタッフと一緒に化け物展を楽しく鑑賞
日時 : 8月16日(日)、23日(日) 14:00~14:30
対象 : 小学生以上
定員 : 15名・無料・当日受付
※こどものみの参加となりますが、保護者の見学は可能(高校生以上の同伴者については、当日有効の本展観覧券が必要)

■キッズルームおはなし会2015 化け物展Ver.
上手下手ぬきで美術をもっと身近に楽しめるよう、さまざまなテーマの絵本の読み聞かせと美術体験をおこなうプログラム。今回は化け物展関連プログラム
日時 : 8月22日(土)10:30~11:30
対象 : 3歳くらいから
*参加無料・申込不要 当日、よごれてもかまわない服装でキッズルームに直接お越しください

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