「ラブライブ!」の音楽
2010年8月に開催された同人誌即売会「コミックマーケット78」で先行販売された『僕らのLIVE 君とのLIFE』からはじまり、μ'sのシングルCDやミニユニットシングル、デュオ・トリオシングル、ソロアルバム、ラジオのテーマソングCDなど、数々の楽曲がリリースされてきました。これらの音楽はすべて、畑亜貴さんが作詞されています。畑さんといえば、「ハレ晴レユカイ」(『涼宮ハルヒの憂鬱』)や「もってけ!セーラーふく」(『らき☆すた』)、「太陽曰く燃えよカオス」(『這いよれ! ニャル子さん』)など、数えきれないほどのアニメソングの作詞を手がけている作詞家です。
また、μ'sのシングルCDが発売されるたびに、次回シングル曲のセンターポジションを決める総選挙も行われてきました。
【ラブライブ!】μ's 5thシングル「Wonderful Rush」ショートサイズPV
2Dと3Dが切り替わる瞬間も、回を重ねる毎に違和感なく仕上がっていて、振り付けの動きもメンバーごとに微妙にズレているなど、細かい所にまでこだわりが。この映像美は、TVアニメのライブシーンにも見事に受け継がれています。
「ラブライブ!」のライブ
【試聴動画】ラブライブ!μ's →NEXT LoveLive!2014 〜ENDLESS PARADE〜 0209 Blu-ray&DVD
特に見どころなのは、シングル曲PVの振り付けを再現されたパフォーマンス。そのため、メンバーには一般的なライブよりも密度の濃い練習が課せられるそうです。
そんな彼女たち、そして「ラブライブ!」の知名度を一気に底上げしたのは、2012年8月に開催された世界最大級のアニソンライブイベント「Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-」と言われています。
「アニサマ」は、アニソン好きが集まるイベントとはいえ、当時μ'sを知っていた人は恐らく半分もいなかったのではないでしょうか。それでもμ'sは見事に会場のファン心を掴み、瞬く間に人気を集めました。 2013年6月に開催された単独ライブ「ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive!」では、チケットが速攻で売り切れるほどの人気を受け、急遽、全国51ヶ所でライブビューイング(全国の映画館での衛星生中継)が行われました。
さらに2014年、15年には、最大37,000人を収容するさいたまスーパーアリーナで単独ライブを開催。2015年には国内外120ヶ所以上でライブビューイングが実施され、多くのファンが押し寄せました。
「ラブライブ!」のゲーム
ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルCM(全世界1500万人突破ver.)
μ'sの楽曲に合わせて画面をタップするリズムアクションゲームで、全編録りおろしのフルボイスが聴けるストーリーパートも楽しむことができます。
この6月には国内で1,000万ユーザー、さらに全世界で1,500万ユーザーを突破。世界各国で英語や中国語、韓国語といったローカライズ版が配信されており、ゲームアプリとしても国内外で高い人気を誇るまでになっています。
2014年8月には、Playstation Vita向けゲーム『ラブライブ! School idol paradise』も発売されました。開発は「初音ミク -Project DIVA-」シリーズを手がけるディンゴで、こちらも音ゲーはもちろん、ストーリーパートも楽しめる内容となっています。
そして次のスクールアイドルプロジェクトへ
そんなμ'sの活躍を追い続けて5年。2015年6月からは、TVアニメ第2期のその後を描いた『劇場版 ラブライブ!-The School Idol Movie-』が全国上映され、彼女たちの物語はひとつの完結を迎えました。そして、4月には『電撃G's magazine』誌上にて新たな連載企画「ラブライブ!サンシャイン!!」も始動。静岡県・浦の星女学院に通う9人の女子高生たちによって結成されたAqours(アクア)による、新たなスクールアイドルプロジェクトがはじまろうとしています。
μ'sのメンバーは、結成当時はほとんどが新人声優さんで構成されていました。だからこそ、頑張っている姿を応援したくなるファンも多かったし、成長していく姿を見守るような感覚もあったのではないでしょうか。
そして、ユニット名募集や人気投票など、ファンが参加できるような企画を積極的に行うスタッフの取り組みも、ファンと共に成長するコンテンツとして受け入られていった大きな要因でした。
「ラブライブ!」がここまで人気を集めるプロジェクトとなったのは、そんなスタッフやファンの「みんな」によって育てられてきたからでしょう。
新たに結成されたAqoursのメンバーもしかり、これからの活躍に期待が寄せられています。「みんなで叶える物語」が続く限り、彼女たちの「ラブライブ!」は終わらないのです。
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