「じぇじぇじぇ」「倍返し」だけじゃない! 新語・流行語大賞50語ノミネート

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「じぇじぇじぇ」「倍返し」だけじゃない! 新語・流行語大賞50語ノミネート
「じぇじぇじぇ」「倍返し」だけじゃない! 新語・流行語大賞50語ノミネート

画像は2013年ユーキャン新語・流行語大賞のロゴ。

11月20日(水)、2013年ユーキャン新語・流行語大賞にて50語がノミネートされた。

今年流行った言葉は?

新語・流行語大賞は1984年から始まり、今年で第30回を迎える。大賞が発表される年末だけでなく、1年を通して「どの言葉がノミネートされるか」という声が飛び交う話題の賞だ。2012年は、お笑い芸人・スギちゃんさんによる「ワイルドだろぉ」が大賞に選ばれた。2013年も、日本中を虜にしたドラマ『あまちゃん』から「じぇじぇじぇ」「あまロス」、同じく話題となったドラマ『半沢直樹』からは「倍返し」がノミネート。他にも、船橋市非公認のテンションが異常な梨の妖精「ふなっしー」など、エンタメからシリアスまで50語がノミネートされた。
だが、そんな「絶対に選ばれるだろう」と予想できる言葉以外にも、興味深い新語がたくさんある。そこで、中でも特におさえておきたいノミネート語を紹介しよう。
「激おこぷんぷん丸」
元は「怒っている」を略した「おこ」をギャルが使っていたことが語源。その後Twitterなどで「おこ→激おこ→激おこプンプン丸→ムカ着火ファイヤー→カム着火インフェルノーォォォオオウ→激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」という「おこ」の6段活用が紹介され、地上波でも話題となった。
「ハダカの美奈子」「ビッグダディ」
テレビ朝日系列で放送中の大家族密着型番組『痛快!ビッグダディ』より、2013年春から別々の道を歩むことになった「ビッグダディ」こと林下清志さんと美奈子さんの壮絶な人生を描いた本『ハダカの美奈子』がノミネート。『ハダカの美奈子』は発売3ヶ月で累計23万部を記録し、映画化もされ、2013年11月より全国で公開中だ。
「バカッター」
Twitter上で「バカ」なことをツイートする行為や人、もしくはそれを発見するTwitterというサービス自体を指す。未成年の飲酒・喫煙、真夏にコンビニの冷凍庫に入る、線路に横たわる、などの迷惑行為を写真付きでツイートする人々が。Twitterは「バカ発見器」として、多くのTwitterユーザーがリツイートで拡散するだけでなく、住所や学校の特定を行い警察に通報するなど、インターネットの威力を感じさせた。インターネットの使い方を考え直すきっかけになったのでは。
「こじらせ女子」
AVライター・雨宮まみさんの『女子をこじらせて』という本から生まれたと言われること言葉。ファッションや恋愛等にあこがれはあるものの疎く、女子としての自信がもてない女性をさす。今では言葉だけが独り歩きしている事も多く、違う意味で捉えられることもしばしば。
ミュージシャンや俳優としても人気の星野源さんが雑誌「an・an」のインタビューにて、「こじらせ女子」に対して「嫌い」とばっさり切ったことでも話題となった。
「さとり世代」
大型掲示板・2ちゃんねるから広まった言葉。主に2002~10年度に「ゆとり教育」を受けた世代たちで、堅実かつ現実的な思考を持ち、あたかも未来を悟ったかのような若者のことだ。車やブランド品への興味がなく、無駄な努力はせず、上昇志向がないなどが挙げられる。山岡拓さん『欲しがらない若者たち』などでも指摘されていた。
「日傘男子」
猛暑の中急増した、日傘を持つ男性(ただそれだけ)。従来、日傘は女性のものだという考えが多かったが、最近では男性用日傘の販売も増加した。男性でも美白や熱中症等を気にする時代になったと言える。

その他にも「あったあった」と膝を打ちたくなるものや、「え、こんな言葉知らないんだけど……」と思ってしまうものまで様々な新語がノミネートされている。あなたは50語中いくつわかるだろうか? 気になる大賞とトップテンの発表は12月2日(月)。楽しみにしておこう。

執筆者:あそうまお

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