西武鉄道へ突撃インタビュー敢行!
──ageHaトレイン、本当に最高でした! こんな経験ははじめてです。今回、このイベントはどのような経緯で開催に至ったのでしょうか。中山寛 実は、挑戦していく西武というのをテーマにしているんです。これまで乗客の皆さまに「西武線に対するイメージ」というのをアンケートで聞いていたのですが、残念ながら「特にない」という回答が一番多かった。だから何かしらのイメージをつけたかったんです。
そういう経緯があったので、エッジの効いたイベントを投下していく事によって「西武っていいな」と皆さまに感じていただきたかったんです。新しい取り組みをすることで、西武線に興味を持っていただき、今回のような面白いイベントを繰り返していくことで、西武線を身近に感じていただければと考えています。
今回の企画は私たちからラブコールをおくりました。コラボイベントを企画する中で、業界を牽引するさまざまな方々と話す機会をいただいたのですが、今回の企画を実現するためには、私はageHaさんが最上位のカテゴリーリーダーだと思っていました。そういった方たちとタッグを組むことで「攻めてる西武」をアピールしていければと。
──かつてない、まさに空前絶後のイベントになったと思います! これだけ大掛かりかつ前例のないイベントだったので、開催までの準備期間はかなり長かったんじゃないですか?
中山寛 本格的に企画が動き出したのは2015年の年明けくらいですね。11月に自分たちで企画書をつくって、12月の上旬頃からageHaさんに連絡をとって進めていきました。私たちは関係各所への協力要請を行ない、ageHaさんにはDJのブッキングや機材の選定、ピックアップ、照明器具も含めて車両内のクオリティの維持管理をお願いしました。
──想像以上の爆音で良かったです(笑)。開催にあたって困難などはありましたか?
中山寛 企画担当としては、やはり日常の中の非日常を実現させたいという気持ちがありました。クラブの雰囲気を車両の中で実現することにこだわりましたね。
ただ、電車という乗り物はもちろん、「安心・安全」という思想がベースにあります。「安心・安全」を守りつつ、室内を遊びの空間にしていくという考えは、言葉で言うのは簡単ですが、なかなか重ならない、離れた部分にあります。それをうまくつなぎ合わせていくために、多くの関係者の方々の協力が必要でした。
すんなりと行くことはなく、難しかったですが、社内も含めて関係各所の理解をいただけて、ようやく実現に至ることができました!
──電車でEDMを楽しめるイベントが行われるのは国内でははじめてのことです。そのアイディアはどこから生まれたのでしょうか。
中山寛 我々の仕事である鉄道ですが、新しいお客さまを生むためには、より旬なものをお客さまに提供していかなければいけないと考えています。
旬なものを提供するためには、新しいものや、日本初といったものを取り込むことが必要です。これまで行ったことのないコラボレーションやマッチアップを、うまく企画として実現することで、私たち自身のブランドイメージにも繋がっていくと思います。常に新しいものを取り込んでいる西武にしていきたいんです。
──なるほど。今回のイベントは、SNSでの反響も大きかったかと思います。
中山寛 それは私も実感していて、特にTwitterでの反響を追っているとよくわかりました。発表から開催の直前までの約2か月間、延々と皆さまから反応があった。期待感のようなものを感じましたね。チケットも予想以上に早く完売してしまいました。
──実際にageHaトレインの運行を行なっての感想はいかがでしょうか?
中山寛 非常に理想に近いものが実現できたと自信を持っています。皆さまの反応を見ても、ご満足していただけたように感じています!
──次回はウォータースライダーの「Slide the City」と「泡パ」をコラボレーションさせた「フェス型イベント」も発表されましたね。
中山寛 実はその二つに加えて、今年中に次なるイベントも計画中です(笑)。今回のチケットが完売だったということもあり、次回の「SEIBU RAILWAY Presents Slide the City in SEIBU PRINCE DOME」はなんと2日間で2万人目標なのですが……! そちらもすべてソールドアウトさせ、さらなるイベントでも完売を達成したいですし、多くの人に満足していただけるような刺激的なイベントをどんどん用意していきたいと思っています!
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2件のコメント
米村 智水
うらやましさしかないよ・・・・
ごまさ
近鉄でもやってくんないかなぁ。大阪なんばから名古屋あたりまで。