ダースベイダーが花で可愛く! D[diː]が描くポップなアセンション

ダースベイダーが花で可愛く! D[diː]が描くポップなアセンション
ダースベイダーが花で可愛く! D[diː]が描くポップなアセンション

D[diː] 個展「The Pretty ASCENSION “S”」

作家、イラストレーター、美術家と幅広く活躍する D[di:]さん の個展「The Pretty ASENCION “S”」が、国内最大規模の都市型地域アートイベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」の中で、3月7日(土)より阿佐ヶ谷・TAV GALLERYにて開催される。

D[diː]が描くポップな感覚のアセンション

D[diː]さんは、2000年に多摩美術大学在学中に小説『ファンタスティック・サイレント』で作家デビューしたアーティスト。デビュー作でありながら、スタジオジブリの宮崎駿監督が帯文を書いたことでも注目を集め、2作目『キぐるみ』では「ノベルコミック」という新たな文学スタイルを生み出した。その後、小説、漫画、イラスト、ファッション、デザインなど、活動の幅は多岐に渡っている。

本展示のタイトルにある「ASCENSION (アセンション)」とは、上昇、即位、昇天、または天国へ行くことを意味する英単語であり、ニューエイジ(精神世界)の用語では、惑星地球の次元上昇を意味する。

一見オカルト的な題材と思われる言葉を使用した意図について、D[diː]さんは、次のように語っている。

今展で私の“アセンション”とは、高次元な存在、高度な技術、高いエネルギーを保持していたであろう生命体、強いパワーを秘めアセンションに近づくための図形または場所、建造物という解釈で、チベットの僧侶たちがマンダラを砂をつかって描くように、わたしにとっての砂である花モチーフを使って、パロディ化させていただいた。「ださい」とか、「うそでしょ」とか、「ばっかじゃないの!」と嫌厭されがちなオカルティックな題材を、一見pretty化すること(花だらけで可愛らしくすることなど)で、観る人の脳裏に刷り込ませ「Let’s アセンション!」なトリガーとならないかなぁ、という想いをこめて D[diː]さんのコメント

D[diː]さんは、今回の展示で「アセンション」という言葉の意味に、別の角度からの見方を与える芸術作品の制作を試みている。

本展では、D[diː]さんの新作が展示されるほか、一部のプロダクトの販売も行われる予定。また、3月6日(金)の17時から20時まで、本展と「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」合同の誰でも来場できるオープニング・パーティーが開催される。

D[diː]さんの境目を越境する活動だからこそ生み出された、カジュアルでポップな感覚の作品群に注目したい。
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