フェナキストスコープを使って制作
SOUR Life is Music new music video (teaser trailer)
今回の「Life is Music」は、〝音楽のようにサイクルする人生について歌っている〟とのこと。MVでは、このコンセプトをテーマに置き、アナログで幻想的な演出を作り出す、初期のアニメーション制作などに使われていた技法・フェナキストスコープ(軸に垂直に取り付けられた回転する円板のこと)を使って制作される。CDのディスクを円盤として使い、約300枚のCDの表面にそれぞれ異なる絵を描き、それが回転することで生まれるアニメーションだけでMVを制作する。今回のMVで使用したCDは、それぞれ1枚限定でナンバリングを行い「アート・ディスク」として、「Life is Music」の特設Webサイトで販売することが決定している。こうすることで、ファンの方々に、MVの一部を実際に手に入れられる仕組みにしたいとのことだ。クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、近年、企画プロデューサーやクリエイターが利用することが増えている制作資金調達の手法。自分の夢や、やりたいことを実現するために、目標金額を設定し、インターネットを通じて多数の支援者から必要な資金を募ることができる。海外では、既に主流な手段として使われていたが、日本でも、2011年頃から「CAMPFIRE」などをはじめとした、数々のクラウドファンディングサイトが立ち上がり大きな盛り上がりを見せ始めている。数々のコンテストで受賞
「日々の音色」
SOURのMVでは、2009年「日々の音色」、2010年「映し鏡」など、今回と同じく予算が不足した状態でクラウドファンディングによって制作資金を募り制作されてきた。その高い芸術性から、ネットを中心にじわじわと口コミが広がり、YouTubeでの再生回数は合計で500万回を超えている。さらには、文化庁メディア芸術祭やアヌシー国際アニメーション映画祭、One Show Designなどの海外を含むコンテストでの受賞歴もあり、日本だけでなく世界的に芸術的評価を得ている。今回の制作には、これらのMVを手がけてきた川村真司さんをはじめに、「映し鏡」にも参加したPARTYの清水幹太さん、そしてSOURのMVに携わるのは今回初となる、映像制作などに非常に定評のあるクリエイティブ集団・TYMOTEの井口皓太さんが参加される。プロジェクト支援の期間は、2013年10月11日(金)までだ。それまでに目標金額に達した場合は、そこでプロジェクト成立となる。また、今回のプロジェクトに支援すると「Life is Music」のMP3データが贈られるなど、支援金額に応じた「リターン」が用意されている。詳細はコチラから確認して欲しい。
2013.10.22追記
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