天才アニメ監督「今敏 回顧展」開催 マンガ家時代の原稿や私物を展示

天才アニメ監督「今敏 回顧展」開催 マンガ家時代の原稿や私物を展示
天才アニメ監督「今敏 回顧展」開催 マンガ家時代の原稿や私物を展示

「今 敏 回顧展2014」/©KON'STONE,Inc.©1997 MADHOUSE©2001 千年女優製作委員会©2003 今 敏・マッドハウス / 東京ゴッドファーザーズ製作委員会©今 敏・マッドハウス / 「妄想代理人」製作委員会©2007 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc.©2007 Satoshi Kon・MADHOUSE / NHK©MADHOUSE / KON'STONE,Inc./杉並アニメーションミュージアムより

2010年に亡くなったアニメーション監督・今敏さんの創作の軌跡を振り返る回顧展「今敏 回顧展2014」が、東京・杉並アニメーションミュージアムで開かれる。

会期は10月29日(水)から2015年1月25日(日)まで。会場では、今さんが手がけたアニメ作品のパネルやセル画、設定画。さらにはマンガ家時代の原稿や今さんの私物などが展示される。

創作の軌跡、原点のマンガ原稿も

今敏さんは、『PERFECT BLUE』(1988年)や『千年女優』(2002年)、『東京ゴッドファーザーズ』(2003年)、さらにはオリジナルのTVアニメシリーズ『妄想代理人』(2004年)に、筒井康隆さん原作の『パプリカ』(2006年)など、数々のアニメーション作品を残し、そのどれもが世界的な評価を集めた。

今回の回顧展では、そんな今さんの原点であるマンガ家時代の作品「セラフィム 2億6661万3336の翼」、「海帰線」、「OPUS」の原稿が展示され、その才能がどのようにアニメの世界に広がっていったのかを、作品にふれながら体験することができる。

またアニメシアターでは、上述した『千年女優』や『パプリカ』などの上映会も実施。上映スケジュールはミュージアム公式Webサイトのシアター情報で後日発表される。

急逝から4年

2010年8月24日に膵臓がんにより46歳の若さで亡くなった今さん。世界中から高い評価を受けてきた今さんの突然の訃報には、数多くの人が死を悲しんだ。

これまでも監督を務めた作品が度々上映され、4回忌を翌日に控えた8月23日には『今 敏 画集 KON'S WORKS 1982-2010』が電子書籍で配信。

未完のまま残った『夢見る機械』は、残ったスタッフによる制作の続行が発表されているが、いまだ公開時期は不明。鮮烈な作品を残したアニメーション監督による遺作の完成を数多くのファンが待ち望んでいる。

SHARE

この記事をシェアする

Post
Share
Bookmark
LINE

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

POP UP !

もっと見る

もっと見る

よく読まれている記事

KAI-YOU Premium

もっと見る

もっと見る
KEYPHRASE

いま、みんなが気になっていること

KAI-YOU.netにログインしているユーザーなら誰でも編集できるKAI-YOU.netの百科事典、それが「キーフレーズ」です。

キーフレーズ機能をもっと知る

アニメ・漫画の週間ランキング

アニメ・漫画の画像ランキング

もっと見る

もっと見る

最新のPOPをお届け!

もっと見る

もっと見る

このページは、株式会社カイユウに所属するKAI-YOU編集部が、独自に定めたコンテンツポリシーに基づき制作・配信しています。 KAI-YOU.netでは、文芸、アニメや漫画、YouTuberやVTuber、音楽や映像、イラストやアート、ゲーム、ヒップホップ、テクノロジーなどに関する最新ニュースを毎日更新しています。様々なジャンルを横断するポップカルチャーに関するインタビューやコラム、レポートといったコンテンツをお届けします。

ページトップへ