LINEヤフーが、子ども向けポータルサイト「Yahoo!きっず」を12月4日(金)に終了すると発表した。27年間にわたる歴史に幕を閉じる。
LINEヤフーは終了の理由について、子どもたちを取り巻くインターネット環境の変化を挙げている。
サービスは12月3日(木)まで通常通り利用可能。11月には、「Yahoo!きっず」の思い出を振り返る特別ページも公開される予定だ。
子どものネット利用環境の変化を受け、サービス終了へ
「Yahoo!きっず」は、子どもたちが安全に情報を検索したり、学習したりするためのポータルサイト。現在も検索機能のほか、学習コンテンツ、ゲーム、図鑑などを提供している。
終了の理由に挙げられたのは、子どもたちを取り巻くインターネット環境の変化。LINEヤフーは、かつて中心だったPCでの検索やWebサイトの閲覧に加え、現在では学校の端末やスマートフォン、SNS、メッセンジャー、動画、生成AIなど、子どもがデジタルサービスに触れる場面が広がっていると説明した。

「Yahoo!きっず」トップページ/画像は公式サイトより
それに伴い、青少年保護をめぐる課題も検索/閲覧時の安全確保だけでなく、デジタルリテラシー教育やネットトラブル対策、生成AIの適切な利用などへ拡大。LINEヤフーはこうした変化を踏まえ、支援のあり方を検討した結果、「Yahoo!きっず」の終了を決定したという。
サービス終了後も、情報モラル/デジタルリテラシー教育、ネットトラブル対策や若年層向けの相談/啓発活動、学校や自治体、保護者との連携などは継続/強化するとしている。
1997年から子どもたちの「インターネットの入り口」に
「Yahoo!きっず」がスタートしたのは1997年11月4日。当時のヤフー株式会社が、社会貢献事業の一環として提供を開始した。対象は主に7歳から15歳の小中学生で、子ども向けWebサイトのディレクトリとキーワード検索を提供していた。
当時は「Yahoo! JAPAN」と同じく、「サーファー」と呼ばれる“ホームページ登録専門スタッフ”がWebサイトを実際に閲覧し、子どもに適したサイトを選んで登録。学校や家庭から安心して利用できる「インターネットの入り口」を目指していた。

「Yahoo!きっず」のコンテンツ/画像は公式サイトより
その後は検索だけでなく、学習、ゲーム、図鑑などのコンテンツを拡充。2024年にはサイトをリニューアルし、約3200件のコンテンツを提供していた。
今回「Yahoo!きっず」公式サイトでは、終了の発表の中で「調べものをしたり、ゲームで遊んだり、タイピングに挑戦したり。みんなと過ごした時間は、Yahoo!きっずにとって大切な宝物です」とコメント。「これまでありがとう。そして、あと少しよろしくね」と感謝を綴っている。
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