Netflixの鉄則「途中離脱をさせないために、面白いものは先出しにする」
とはいえ、制作陣にとっては大きな賭け。
「華歩と富士太がミスれば視聴者は第4話で離脱してしまう」という重圧を払しょくするためにも、「唯一無二の存在感を持っていること」や「ちゃんと兄妹に見える2人であること」などの厳しい条件に合致する俳優陣の確保は重要課題だった。
さらに脚本を推敲するの中で「物語をテンポよく展開させていくためにも、華歩と富士太のバックボーンは描かない」選択をしたことで演者に求めるスキルは跳ね上がったが、広瀬すずさんと林遣都さんは見事に応え切ったという。
動画配信者・藤川富士太(演:林遣都さん)
「兄妹は現状に対する捉え方が真逆です。富士太は今の生活から抜け出したいけれど、華歩はこのままでもいいと思っている。だからガス人間の手がかりを見つけた際の対応に差が生まれるのです。そんな兄妹が賢治や京子と合流し、各々が違う動きをすることで物語が大きく展開していく流れをうまく構築できたのは、4人の俳優陣のおかげです」(馮年さん)
また、第4話では、物語の根幹を揺るがす衝撃的な転換点を迎える。これを中盤に配置したのはプロデューサー陣の案だ。
馮年さん曰く、この采配はNetflixのある鉄則から学んだものだという。
ガス人間
「最初は全8話中第7話で導入される構成でしたが、視聴者を飽きさせないためにミッドポイントに持ってきていただきました。Netflixさんから『途中離脱をさせないために、面白いものは先出しにする』というマインドを学んだ成果です」(馮年さん)





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