監督を蜷川実花さん、主演の太宰治役を小栗旬さんがつとめる。
両者から本作に寄せてコメントも届いている。
不朽の名作を巡るスキャンダル(?)が映画に
太宰治さんが死の直前に発表し、遺作となった小説『人間失格』。累計1200万部以上を売り上げ、現在もなお単一書籍として屈指のベストセラー作品として“世界で最も売れている日本の小説”の1つとして知られる。
「恥の多い生涯を送って来ました。」という書き出し(よく誤解されているが小説自体の書き出しではなく、作中の「第一の手記」の書き出し)を見知っている人も多いはず。
製作が発表された映画『人間失格』は、小説作品をそのまま原作にするのではなく、作者である“太宰治”にスポットをあてた作品となる。
ベストセラー作品を連発しながら、正妻と2人の愛人という3人の女性と並行して関係を持ち、自堕落な生活をおくって自殺未遂を繰り返した果てに愛人と川に身を投げた太宰治さん。
小説『人間失格』の誕生秘話を、太宰治さんと彼を愛した3人の女性たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして描いていく。
蜷川実花・小栗旬のコメントも
映画『人間失格』監督の蜷川実花さんは、写真家としての活動を軸に、監督をつとめた映画『さくらん』『ヘルタースケルター』などの代表作でも知られる。2020年東京オリンピック委員会理事をつとめるなど日本を代表するトップクリエイターだ。
そして、破天荒な太宰治さんを演じるのは、人気と実力を兼ね備えた俳優・小栗旬さん。
『クローズ』シリーズや『銀魂』シリーズをはじめとするヒット作で主演をつとめてきたほか、2020年日本公開のハリウッド映画『ゴジラVSコング』(邦題未定、原題「GODZILLA VS. KONG」)でハリウッド進出も決定している。
果たして、不世出の小説家・太宰治の生き様が、その死後70年以上も経った2019年にどのように描かれるのか。
太宰治本人の物語を作りたい。そう思いついた時からこの役を出来るのは絶対に小栗旬しかいないと思っていました。
スターである彼にしか見ることの出来ない景色、トップを走り続けているからこそ抱える孤独、誰もまだ見たことのない小栗旬。連日の撮影で鳥肌が立つことが何度もありました。
魂を賭けた芝居に毎日震えています。これをやるための今までの人生だね、と2人で話しています。ご期待下さい。蜷川実花さんコメント
(C) 2019 『人間失格』製作委員会お話を頂いたのはずいぶん前のことだったと認識しております。悩みました。
この文豪を自分を通して産み出すことが出来るのだろうか。自分がこの人生を生きることは出来るのだろうか。
しかし、監督から僕でなければ、というお言葉を頂き、脚本に魅了され、決断いたしました。今はただただ、最高の孤独とは一体どこに存在しているのか。手に入るものなのか。
そんなことを日々感じながら、一歩一歩、太宰に寄り添いながら過ごしております。私という人間から見えてくる太宰治という凄絶な人生を駆け抜けた一人の文豪の足跡が
皆様の心に刻まれることを祈り、作り上げていければと思っております。お楽しみに。小栗旬さんコメント
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