新宿・歌舞伎町の新宿東宝ビル周辺に集う若者コミュニティ「トー横界隈」。2019年ごろに誕生し、大きな社会問題を生みつつも、居場所を見出す若者も事実として存在している。
そして近年は、ニュース番組での取り上げや、フィクション作品の題材としての起用などを経て、“メディア化”が進行しつつある。
トー横はどのように生まれ、そして現在はどうなっているのか。繁華街の社会学を専門とするライター・佐々木チワワさんと、『東京逃避行』の映画監督・秋葉恋さんの対談を通して紐解いていく。
トー横を有識者たちが語る、トー横の歩みと現在
歌舞伎町に幅広い人脈を持ち、『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』、『歌舞伎町モラトリアム』、『オーバードーズな人たち』などの著書を持つ佐々木チワワさん。
トー横界隈の成り立ちも観測しており、2021年に『FRIDAY」(講談社)でトー横界隈を取り上げる記事を執筆。そうした経緯から、自らを「トー横をメディアに広げた戦犯」とも語る。
一方の秋葉恋さんは映画監督。3月20日に公開された映画『東京逃避行』で、長編作品監督デビューを果たした。
『東京逃避行』は、トー横封鎖後の歌舞伎町を舞台に、居場所を失った4人の若者の運命を描く逃亡サスペンス。監督自身が歌舞伎町で過ごした経験も反映されているのが大きな特徴だ。
秋葉恋さん自身は、「トー横」という言葉が成立する前からこの界隈を見てきており、漠然と認識していた場所が「トー横」と定義されていった過程を体験してきたという。
動画では、それぞれの視点でトー横界隈を見てきた2人の視点から、“メディア化”が起き、そして広場が封鎖された後のトー横界隈がどのような歩みをたどっているのかを紐解いていく。
『東京逃避行』をより深く観賞するための副読本にも、現代の日本に生じた社会問題を考える上でのヒントにもなる対談となっている。
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