イラストレーターabec/BUNBUNの仕事がすごい! 初個展で示した活動20年の頂

ラノベデビュー作から『ソードアート・オンライン』まで

展示は、年代ごとの出版物を紹介しつつ、アニメ化やゲーム化など大々的にメディアミックスされた作品を振り返る構成だ。

最も古いものでは、BUNBUNさんにとってラノベデビュー作である2004年刊行の上月司さんによる『カレとカノジョと召喚魔法』(電撃文庫)から、代表作である『ソードアート・オンライン』に加え、最新作までが並んでいる。

abec/BUNBUNさんが関わった出版物が並ぶ展示は壮観

ライトノベルデビュー作『カレとカノジョと召喚魔法』

なお、『ソードアート・オンライン』で使用されているabecという名義は、もともとBUNBUNさんが趣味用に使っていた別名義。同作の依頼がabec名義できたことをきっかけに、『ソードアート・オンライン』ではこの名義が使用されている。

というわけで、それぞれの名義での主な参加作品を振り返ると……BUNBUN名義でのイラスト担当作としては、『薔薇のマリア』(著:十文字青さん)、『ファイヤーガール』(著:星空めてお)、『乃木若葉は勇者である』(著:朱白あおい)といったライトノベルで、その数は100冊を超える。

『薔薇のマリア』

ちなみに貴重な同人誌も展示されています。※読めません

キャラクター原案としては、『サクラクエスト』『終末のイゼッタ』『結城友奈は勇者である』などのアニメがある。

一方、abec名義では川原礫さんのライトノベル『ソードアート・オンライン』『ソードアート・オンライン プログレッシブ』でイラストを担当。

展示の中でも最も点数の多かった『ソードアート・オンライン』

どのイラストも絵になります

『Fate/Grand Order』関連のイラストも

作品の数だけを見ると「意外と少なくないか?」と思うかもしれない(いやほとんどの人はそうは思わない)が、当然ながら作品一つに対してイラスト一つではない。

アニメであればBlu-ray Discなどの特典イラストもあるわけで、作品の展開年数が長ければそれだけイラストの量も増えるわけなので……そうしたメディアミックス作品の多さも、abec/BUNBUNさんの20年の活動に厚みを加えている。

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イベント情報

abec/BUNBUN 20th Exhibition CHARACTERS

会期
2025年3月1日(土)〜17日(月)
場所
TODA HALL & CONFERENCE TOKYO HALL A
主催
株式会社KADOKAWA / 株式会社ストレートエッジ

■abec
電撃文庫『ソードアート・オンライン』のイラストレーションを担当。同作品は4度のテレビアニメ化、さらには3度の劇場アニメ化を果たし、大ヒット記録を更新し続けている。2023年2月には3冊目の画集『ソードアート・オンライン abec画集 New World』を刊行。

参加作品
『ソードアート・オンライン』(川原 礫 著)イラスト
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』(川原 礫 著)イラスト


■BUNBUN
2004年のデビュー以来、100冊を越えるライトノベルのイラストレーションを担当。『サクラクエスト』、『終末のイゼッタ』、『結城友奈は勇者である』などアニメ作品の制作にも多数参加。他にも多数のキャラクターデザインや、2冊の画集刊行を経て、デビュー20周年を迎えた現在も、その活躍は留まるところを知らない。

参加作品
『薔薇のマリア』(十文字青 著)イラスト
『ファイヤーガール』(星空めてお 著)イラスト
『乃木若葉は勇者である』(朱白あおい 著)イラスト
『サクラクエスト』キャラクター原案
『終末のイゼッタ』キャラクター原案
『結城友奈は勇者である』キャラクター原案

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