『ディズニーロルカナ』初の大型大会「スタートツアー」東京会場レポート

独自のデッキ「エメラルド・サファイア魔除」で4−1の好成績者も！

「ディズニーロルカナ・スタートツアー スペシャルトーナメント」午前の部にて、惜しくも全勝は逃したものの4勝1敗という好成績を収めたプレイヤー・はりーさんにデッキテクインタビューを行いました！

使用デッキはエメラルド・サファイアの2色で構成された「魔除クエスト」。なかなか珍しい組み合わせですが、制作者のはりーさん曰く、流行りのルビー・アメジストに対して非常に強く出ることができるそう。

《タラおばあちゃん - 語り部》や《ミッキーマウス - 名探偵》といったキャラクターでインクを加速しつつ、中盤以降強力なロア獲得手段で一気に畳み掛けるアグロデッキです。

はりーさんがどのようにしてこのデッキを選び、そして4勝1敗という結果を手に入れたのか、その戦略と思考についてインタビューを行いました。

──まず、このデッキはどのようにして組まれたのでしょうか？

はりーさん　海外の大会で似たようなデッキが入賞していたのを見て着想を得ました。元のリストには《ハデス - 冥府の策謀家》が採用されていたのですが、インクにできないデメリットや、対戦相手の変身したキャラクターをインクにしたとき対戦相手が2つのインクを得てしまうことを嫌って採用を見送っています。

はりーさん　同じような理由で《LET IT GO》も入れておらず、相手のゲームプランに干渉するカードはほとんど採用していません。盤面でゲームする展開にせず、序盤からロアで先行する展開を目指しています。

──このデッキの最も強い動きを教えて下さい。

はりーさん　2ターン目に《フリン・ライダー - イケてるお尋ね者》、3ターン目に《ミッキーマウス - 名探偵》、4ターン目に《クスコ - 気分屋の王様》や《マレフィセント - 招かれざる客》をプレイ、という動きです。

エメラルドはアメジストと組み合わせられることが多いですが、サファイアとの組み合わせは《ミッキーマウス - 名探偵》によるインクの加速でロア3のキャラクターに繋げられる点が強みです」

──あくまでも盤面の勝負はせずまっすぐクエストを進めるんですね！

はりーさん　はい。その都合上、アンバー・スティールなどに先攻でロアを稼がれてしまうと追いつけないこともありますね。今日1回だけ負けてしまったゲームもそうした内容でした。

代わりにルビー・アメジストに対しては魔除という能力が非常に効果的で、今日も3回当たって全てのゲームで勝てています。中盤以降に出した魔除のキャラクターが対処されづらく、堅実にロアを増やすことができるためです。

はりーさん　サファイアはインクを増やすことを得意としていますが、ともすればインクを増やすことに執心するあまりにゲーム後半になっても《魚の骨ペン》などを引いてしまい、なかなか勝利に直結するカードを引けないという展開もあり得ます。

はりーさんの組んだエメラルド・サファイアの「魔除クエスト」は、目指すべきインク数にしっかりと照準を合わせて《ONE JUMP AHEAD》のような過剰なインク加速などを排しています。

これがデッキにエッジを生み出し、今日の好成績につながったようです。

はりーさんが自分とのデッキと対話を重ねて生み出したこの「魔除クエスト」は、きれいに回ったときにはじゃぶじゃぶとロアを稼ぎ出せる強烈なデッキとなっています。鋭角なゲームプレイを楽しみたい方はぜひ試してみてはいかがでしょう？

「ディズニーロルカナ・スタートツアー」は、全国で続きます！

大盛況の中で終了した「ディズニーロルカナ・スタートツアー（東京会場）」。

スペシャルトーナメントでは、集まった「イルミニア」ことプレイヤーたちが白熱した対戦を繰り広げ、テーブルの上では歌い踊り旅をするキャラクターたちが数々のドラマを織りなしてきました。

また、会場内では初心者講習会やロルカナ交流会などで友達や家族と楽しいひとときを過ごす方たちも多かったのが印象的でした。

ディズニーの魅力とカードゲームの戦略性が融合した特別な空間が広がり、参加者全員が素敵な思い出を持ち帰ったことでしょう！

ツアーはまだまだ続きます！ 当日受付可能なイベントもあるので、今後のイベントにはぜひ友達や家族を誘って参加してみてください。 みんなでディズニーロルカナの世界を一緒に楽しみましょう。

「スタートツアー」では当日受付のイベントもありますので、気軽に友達や家族とご参加ください（外部リンク）。