最近じわじわ人気を集めている、漫画を投稿するXアカウント「存在しない漫画の1コマbot」をご存知でしょうか?
名前そのまま、“存在しない漫画の1コマ”を定期的に投稿しているユニークなアカウントです。
この1コマも、
こんな1コマも、
そしてこれも、
すべて存在しない漫画の1コマ! すごいリアリティです。
しかし、たった1コマでちゃんと前後の物語を感じさせるセリフがあり、キャラクターの表情がある。
だから続きが気になる! でも、続きはない……後を引くやみつき加減と言いましょうか、ついつい新作が出ていないか気になってしまうアカウントです。
今回はこの「存在しない漫画の1コマbot」の運営者の方に、どのような意図でアカウントを開設したのか、理由をお聞きました。
「存在しない漫画の1コマbot」が開設された理由
まず、ズバリ知りたいのは、なぜ「存在しない漫画の1コマ」を投稿していくことにしたのか?
ストレートにお聞きしてみると、「単純に娯楽や素材として面白く、需要があるのではと思いこのbot(定義的にはbotではないと思いますが)を作成しました」との回答。
たしかに「存在しない漫画の1コマbot」で公開されている1コマは、運営者の方が言うように「素材として面白く」描かれています。
Xのリプライで言葉ではなく画像やGIFで感情を表現しているパターンを良く見ますが、あの要領で活用できそうな1コマが多くあるのです。
実際に「存在しない漫画の1コマbot」では、投稿している画像について「転載大歓迎です。(その際引用・クレジット表記も不要)」と概要欄で説明しており、誰でも自由に使えるように開放しています。
「今後も転載したくなるような汎用性の高い1コマや、存在しないとは思えないような1コマを作成していきます」ということでした。
運営者は複数人? 漫画家として活動してる?
「存在しない漫画の1コマbot」の投稿を眺めていて気づいたのが、コマごとの画風の違いです。明らかに絵のタッチが違います。
もしや複数人で運営されているのかと思い聞いてみると「知らないままでいたい方が多いと思いますので、ノーコメントでお願いします」とのこと。
実際に漫画家として活動されている方が運営しているのかも気になったのですが、「こちらも同じ理由でノーコメントでお願いします」ということでした。
さすが「存在しない漫画の1コマbot」。作者の存在も謎めいています。
人気沸騰中のキャラクター・黒々さん 運営も想定外だった反響
「存在しない漫画の1コマbot」では、特に黒々さんというキャラクターが人気になっています。
髪や服など全体的に黒く染まったキャラクターで、8月30日に初登場すると、ファンアートが続々と投稿されるほどの反響が寄せられています。
「『黒々さん』は初めてカメラ直撮り風に編集した画像だったので、その点に対する反響はある程度予想していたのですが、キャラクター自体がここまでウケたのは想定外でした」と、運営者としてもサプライズだった模様。
登場以来、黒々さんが出てくる1コマ漫画は稀に公開されています。もしや連載漫画になったりする? と思ったのですが……
「今後の投稿で登場することはあっても、1コマの範疇を超えた読み切り漫画や連載漫画として執筆・公開する予定は今のところ全くありません」
その予定はないそうです。
ですが、今後の投稿にも出てくる様子。ファンの方は気長に新作を待ちましょう。
それにしても謎めいている!
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