映画『リュウグウノツカイ』予告編
本作は、W主演の寉岡萌希さんと武田梨奈さんをはじめとする、女子高生役10人の瑞々しい演技や、初長編監督作とは思えない、気鋭のウエダアツシさんの手腕などが多方面から評価。自主制作ながら、連日満席が続く話題作として注目を集めていた。■大阪・第七芸術劇場 2014年11月8日(土)~11月21日(金)
■京都・立誠シネマプロジェクト/2014年11月15日(土)~11月27日(木)
■東京・渋谷・UPLINK/2014年11月29日(土)~ 追加上映日程
17歳の少女たちの青春を描く
映画『リュウグウノツカイ』は、集団妊娠を計画する10代の少女たちの騒動を描いた青春ファンタジー。不漁続きで閉塞感の漂う漁村を舞台に、女子高生グループの友人関係のきしみと、深海魚・リュウグウノツカイの発見をきっかけに持ち上がる集団妊娠計画が綴られている。 3月には、北海道で開催された映画祭「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で北海道知事賞を受賞し、8月に満を持して新宿K'sシネマにて劇場公開された。
また、映画『ヘヴンズ ストーリー』の演技が高く評価される寉岡萌希さんと、映画『祖谷物語』や『ヌイグルマーZ』、クレディセゾンのCMで頭突き瓦割り美少女として話題を呼んだ武田梨奈さんという、注目の女優がW主演を務めている。
一筋縄ではいかない思春期の感情や衝動
今回の追加上映にあたって、監督のウエダアツシさんからコメントが届いている。もともと自主映画なので、この夏新宿 K's cinema さんで公開していただけたことだけで大変満足していたのですが、その際に想像を遥かに超えるたくさんの方に観に来ていただきまして、またネットでの反響もたくさんいただきまして、このたび大阪、京都での上映、そして東京での再上映もしていただけることとなりました。本当にこの上ない喜びです。この映画に興味を持っていただいた方々と各劇場さんのご好意にたいへん感謝しております。
この映画は、アメリカの小さな漁村で実際に17名の少女たちが成し遂げた集団妊娠について僕が調べていて感じた、彼女たちを取り巻く彼女たちにはどうしようもできない環境と、一筋縄ではいかない思春期の感情や衝動を、現代の日本に置き換えて描いた映画です。集団妊娠という行動には賛否あって当然ですが、きっと彼女たちが求めていたものは破滅ではなく希望であるはずです。ぜひこの機会にひとりでも多くの方に希望を求め行動を起こす少女たちの勇姿を大きなスクリーンと大音量で観て、感じていただければ幸いです。 ウエダアツシさんのコメント
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