「あまったじかんでなにしよう? あ、それ~」
この掛け声からはじまるショート動画、最近YouTubeで見かけませんか?
何が起きるのか動画の続きを見ると、目に映るのは「まいたけまいたけぐるぐるぐるぐる」という歌に合わせ、両腕を回すダンス。
例えば、能面を被ったダンサーのNOMEN Tokyoさんは、キレの良いダンスを披露。癖になる歌と合わせて、ついついループ再生したくなる魅力に溢れています。
「まいたけダンス」の元ネタはVTuber・儒烏風亭らでん
この「まいたけダンス」の元ネタは、VTuberグループ・hololive DEV_ISのユニット・ReGLOSSに所属する儒烏風亭らでん(じゅうふうてい らでん)さんのとある配信の一コマ。
5月29日の配信で儒烏風亭らでんさんは、視聴者からのスーパーチャットへの対応中に「収録が巻いた」とき向けの曲として「まいたけ」の歌を披露しました。
この歌に、VTuberの切り抜き動画やイラストを制作しているばかくん三世さんがアニメーションを付けショート動画化。
8月6日、儒烏風亭らでんさんのYouTubeチャンネルに投稿されました。
儒烏風亭らでんさんの絶妙に耳に残る歌声や、ばかくん三世さんの描いた気の抜ける表情のイラストなどで一気に注目を集め、公開から約3週間で再生回数200万回を突破。
また、そのダンスを真似た動画が、ショート動画シーンで広がるようになりました。
アートやカルチャーにも造詣が深いVTuber儒烏風亭らでん
儒烏風亭らでんさんは、ReGLOSSのメンバーとして2023年9月にデビュー。
配信では飲酒をすることも多く、アイドル路線が強いホロライブらしからぬ破天荒な雰囲気がデビュー当時から話題に。
一方で学芸員の資格を持ち、芸術や演劇などへの造詣が深く、理知的な語り口で様々な美術作品や展覧会を語るというギャップを持ち合わせています。
視聴者を飽きさせないエンターテイナーらしい一面がヒットの要因
そもそも「まいたけ」の歌を披露されたのには、その前段として「まつたけダンス」の存在がありました。
こちらも儒烏風亭らでんさんが配信で準備をする際に「ちょっとまつたけよ~」と歌った鼻歌がモチーフ(外部リンク)。
もともと好きな食べ物としてキノコ類を挙げている儒烏風亭らでんさん。
そんな彼女の好みと、配信準備中にもスーパーチャットへの対応中にも、視聴者を飽きさせないエンターテイナーらしい一面が、今回のヒットに繋がっています。
10月29日追記:「まいたけダンス」儒烏風亭らでん初のオリジナル曲として配信
10月29日、「まいたけダンス」が儒烏風亭らでんさんの初のオリジナル楽曲としてを配信リリースされることが明らかに。
同日、チャンネル登録者数90万人に向けて実施した耐久配信で発表されました。
この記事どう思う?
関連リンク
連載
インターネットの海を回遊する“人から人へと情報や概念を伝達していく自己複製子”──「インターネット・ミーム」をサイコウ(最高・再考)する研究機関。リクエストいただければ、あなたの気になる「インターネット・ミーム」を調査いたします。
3件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:11003)
ID:10637
YouTubeが一番速いのでは?
匿名ハッコウくん(ID:10637)
マイタケダンスが聞きたいんですけど聞けるアプリを教えて下さい。
匿名ハッコウくん(ID:10621)
おもしろかった記事に感想をおくってみませんか?